子犬を始めて飼ったとき、
「こんなに大変なのか!!」
「何も言うこと聞いてくれない!!」
「うちの子だけ、暴れん坊なのかも…」
とゲンナリ…してしまうことはすごくよくあります。
でも大丈夫です!
あなただけでなく、飼い主のみなさまのほとんどが超大変って思ってますし、しつけ方をしっかり知れば、徐々に直っていきます。
この記事では、子犬のしつけでよくあるお悩み
- 甘噛みの対処法
- トイレの覚えさせ方
- 留守番の方法
- ハウスの覚えさせ方
- 食糞の対処法
などを、獣医療に携わって20年の獣医師トラまりもが、絶対うまくできるように解説いたします。
では早速解説していきます。
目次
子犬のしつけ方【超具体的に解説!】
子犬を初めて飼った方は、
- 何を
- いつ
- どのように
しつければよいのか、分かっていない場合が多いです。
基本的には、家に来てすぐ(1週間くらい)は「家に慣れさせる」ことだけでOKです。
噛んできても遊んであげる、鳴いたら抱っこしてあげる、トイレ間違えてもほめてあげる…なんて感じです。
それから、しつけの基本は「ほめること」です。
「トイレを失敗したら、どうやって怒ればいいですか?」
「噛んできたら、痛いって伝え、目を見て怒るようにしています」
などはよく聞きますが、
- トイレは人の都合で一定の場所でしてもらう
- 犬が噛むということは本能的に当然
なので、それを怒ってしまったら、犬にしたら「なんで?」となってしまいます。
だけど、一緒に暮らしていくためには最低限のしつけが必要です。
家に来てから1週間くらい経ったら、まずはトイレトレーニングから始めましょう。
子犬のしつけ①トイレのしつけ
子犬のトイレのしつけは、家に来てから1週間くらいしたら始めましょう。
早めに始めることで、お互いストレスなく生活することができます。
子犬のトイレのしつけ方には、4つのポイントがあります。
- トイレは常に見える場所に置くこと
- 生活リズムをある程度毎日同じにする
- トイレににおいを付けておく
- かけごえを決める
そして、トイレを失敗しても絶対に怒ってはいけません。
具体的にはコチラの記事を参考にしてください▼
子犬のしつけ②甘噛みのしつけ
そもそも子犬は噛んでコミュニケーションをとります。
なので、子犬に噛むことをやめさせるのは、
「コミュニケーションをとるな!」
と言っているようなものです。
なので、甘噛みのしつけの基本は、
噛む対象を人の手や足などではなく、おもちゃなど噛んでいいものに変えることです。
子犬が噛んでくる理由は大きく2つあります。
- かまってほしくて、遊んでほしくて噛んでくる
- 嫌だったり、恐怖で噛んでくる
の2つです。
それぞれの具体的な対処法を解説しています。▼
子犬のしつけ③食糞のしつけ
「子犬がうんちを食べるんです…」っていうのは本当によくあります。
基本的にうんちを食べる(食糞)は本能行動なので、全然OKです。
ただし、見た目が…とか口が臭い…など食糞をやめてほしいというのもよく分かります。
子犬の食糞をやめさせる方法は5つあります。
- 食糞防止グッズを使う
- フードを変える
- 便をしたらおやつをあげる、おもちゃで遊ぶ
- 便をすぐに片づける
- 大人になるのを待つ
です。
具体的にどうやってやればいいのかを詳しく解説しています。▼
子犬のしつけ④ハウスのしつけ
ハウスのしつけ(クレートトレーニング)も非常に大切です。
いろんなところに出かけたり、動物病院やトリミングで預けたりといったときにハウスのしつけができていると非常に楽です。
また、地震や台風などで避難所に行く場合、クレートに入れるということが条件なこともあります。
そのためハウストレーニングも子犬のうちに、しっかりと行いましょう。▼
子犬のしつけ⑤留守番のしつけ方
子犬にとっての難関である「留守番」。
犬はそもそも一人になるDNAを持っていないので、一人でお留守番をすることはめちゃめちゃ不安です。
子犬の留守番中には、
- 無駄吠え
- いたずら
- トイレのミス
などいろいろな問題がありますが、それぞれの対処法を具体的に解説しています。▼
子犬のしつけ⑥ブラッシングのしつけ
本来犬は、ブラッシングは必要ない動物でした。
ただ品種改良のため、毛が長くなり絡んでしまうことがあるので、ブラッシングをする必要があります。
また短い毛の子でも、皮膚のマッサージやダニやノミを落とすことができるので、ブラッシングをしたほうがいいです。
でも、子犬のうちはブラッシングが苦手な子が多く、
- 楽しくてブラシを噛んでくる
- 嫌で人の手を噛んでくる
などがよくあります。
上手にブラッシングをするコツは、「毎日少しずつ」です。
詳しい記事はコチラを参考にどうぞ▼
子犬のしつけ⑦ご飯を食べないときの対処法
しつけとは少し違いますが、来たばかりの子犬がご飯を食べなくて悩まれている飼い主様は多くいます。
子犬がご飯を食べないときは、
- 遊びながら食べさせる
- 温めてあげる
- 手からあげる
- 床に直接置いてみる
- 朝と夜でカリカリ、パウチと使い分けてみる
- 鼻に少しくっつけて(塗って)みる
- いつもと違う場所や外で食べさせてみる
- 他の人にあげてもらう
- おもいっきり遊んだ後に与える
- 子犬用のおやつを使ってみる
などを試してみましょう。
具体的にはコチラの記事で解説しています。▼
【まとめ】子犬のしつけ方7選【具体的な実践法】
子犬のしつけは、
- 甘噛み
- トイレ
- 留守番
- ハウス
- 食糞
などたくさんあります。
それぞれ効果的なしつけの方法があるので、しっかり学んでお互いストレスフリーな生活を送りましょう。
子犬と楽しく過ごして、充実した日々を送りましょう!