子犬を飼い始めたばかりの方の相談で、
- 甘噛みがひどいんです!治らないんです!
- トイレを全く覚えてくれません!
の2つはダントツで多いです。
「このまま大人になったらどうしよう…」
「どうやってしつければよいのだろう…」
と悩んでしまいますよね…
子犬の甘噛みについて、先日以下のツイートをしました。▼
子犬子猫の甘噛みは、本能行動なので100%あります。
赤ちゃんのおしゃぶりの様なものです。
そのため、噛むのを止めさせることはできません。
噛む対象を手や足ではなくおもちゃなど『噛んでもいいもの』に変更しましょう。
甘噛みを怒ったり、大きな声を出すのもNG。
たくさん遊べばいい子に育つ😊— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) September 30, 2021
子犬子猫の甘噛みは、本能行動なので100%あります。
赤ちゃんのおしゃぶりの様なものです。
そのため、噛むのを止めさせることはできません。
噛む対象を手や足ではなくおもちゃなど『噛んでもいいもの』に変更しましょう。
甘噛みを怒ったり、大きな声を出すのもNG。
たくさん遊べばいい子に育つ😊
この記事では、子犬の甘噛みについて、
- なぜ甘噛みをするのか?
- 甘噛みの治し方
- いつまで続くのか?
などを解説しています。
子犬は甘噛みを100%します。
ただ、上手にしつけていくことは可能です。
子犬の甘噛みについて悩まれている飼い主様は、ぜひ読んでみてください。
子犬のトイレのしつけについての記事は、こちらを参考にしてください。▼
目次
子犬の甘噛みが治らない!甘噛みの原因・理由とは?
まず覚えておいてほしいのは、子犬は絶対100%甘噛みします!ということです。
子犬が噛むのは、
- 歯がかゆい、歯の生え変わり
- 『噛む』という行為に興味がある
- コミュニケーションの一つとして備わっている
からで、本能的な行動なのです。
「うちの子は甘噛みがすごいんです…、本気噛みなんです!」
と相談される飼い主様も多いですが、いえいえ、みんなすごいです!
そして、重要なこととして、
甘噛みを放置するから、将来本気噛みをするようになるわけではありません。
いつまで続く?
個体差はありますが、生後7,8か月齢くらいまでは続くことが多いです。
犬の永久歯が生えそろう時期が、おおよそ7,8か月齢(個体差はあります)なので、そのくらいまで甘噛みも続くことになります。
1歳を過ぎるとなくなることは多い傾向にあります。
子犬の甘噛みが治らない!やめさせる方法とは?
そもそも子犬が『甘噛み』をするのは当然だということですね。
そのため『噛むという行為』をやめさせるのは無理です。
ただ、「なんで噛んでいるのか?」を理解して、対策することは可能です。
「なんで噛んでいるのか?」は大きく分けて、
- かまってほしくて、遊んでほしくて噛んでくる
- 怖かったり、いやだったり、恐怖や不快で噛んでくる
のどちらかです。
①かまってほしくて、遊んでほしくて噛んでくる場合の対処法
具体的な対策は5つあります。
おもちゃやガムなど『噛んでいいもの』を噛んでいるときに、ほめてあげる
「なんだかよく分からないけど、おもちゃで遊んでると、ほめてもらえる!」
と覚えると、おもちゃで遊ぶことに夢中になります。
手を噛ませることはしない
噛むことをやめさせるのは無理なので、
噛む対象を人の手や足などでなく、おもちゃやガムなどにしましょう。
遊びながら噛めるタイプのおもちゃはおすすめです。
そして、おもちゃを噛んでいるときには、ほめておやつをあげるようにしましょう。
手や足を噛んできたときは、無視して背を向ける
噛んでくるときは、基本的に無視しましょう。
「やめて!」とか「こら!」とかの言葉で怒ると、「かまってもらっている!」と勘違いする子も多くいます。
噛む状況を作らない
子供さんがいるような家庭では、例え甘噛みだったとしても、ケガをしたり恐怖に感じたりすることはよくあります。
でも、何度も言うように、子犬が甘噛みをするのは絶対なので、
『噛む状況を作らない』ようにして対応するようにしましょう。
具体的には、
- 子犬が興奮しているときには触らせない
- 子供さんが寝てから、別部屋でたくさん遊んであげる
- 子供さんを抱っこしているときだけ、自由にさせてあげる
- 親の目の届く範囲で、サークルから出す
などをするといいです。
疲れ果てさせる
子犬は疲れ果てると、噛んだり吠えたりせず寝ます。
暇だから、遊んでほしくて手や足、またスリッパや靴下を噛んだりするのです。
なので、疲れ果てさせるというのも大いにアリです。
疲れ果てさせるためにも、
- いろんな犬や人に会わせる
- 車やバイクの音、救急車や飛行機の音などを聞かせてあげる
- 車や電車を見せる、乗せる
- 公園に連れて行ってあげる
- ドックカフェに連れて行ってあげる
- パピー教室に連れて行く
- おもちゃを投げたり、引っ張ったりして思いっきり遊んであげる
- 人を招いてみる
- 餌を一度にあげるのではなく、ごほうびとして少量ずつあげる
- コングなどの知育玩具(あたまを使うおもちゃ)を与えてみる
- 掃除機やチャイムの音など、ありとあらゆる生活音を聞かせる
などいろいろ方法があります。
子犬のうちから、毎日のように動物病院で預かっていたり遊びに来ている子は、様々な音や人、動物と出会い、いろんな刺激があるので、おうちに帰るとバタンキューだそうです。
そして、大人になっても、精神的に安定している子が多いです。
「忙しくてそんなのできない!」という人もいらっしゃるかもしれませんが、
週に5日、ほとんどケージに入れられ、たまの休みも遊んでもらえなかったら、子犬もストレスが溜まるのは当然ですよね。
嫌だったり、恐怖で噛んでくる場合の対処法
ブラッシングをしたり、抱っこしたり、なでられたりすると噛んでくる子もいます。
その場合は、それらの行為に慣らす必要があります。
一気に慣らそうとせず、おやつを使いほめながら、慣らしていきます。
そして、噛んでくる前に、その行為をやめるようにすることが重要です。
ブラッシングができるようになる方法はこちらをご参照ください。▼
子犬の甘噛みが治らないときに行うNGな方法
子犬が甘噛みをしてきたとき、
- 口(マズル)を押える
- 大きな声で怒る
- こぶしを口の中に入れる
- 倒して押さえつける
などの行為は絶対NGです!
そもそも、甘噛みはコミュニケーションの一つです。
それを強制的にやめさせられたり、怒られたりしたら、おくびょうになってしまったり、余計に噛んでくる(威嚇してくる)子になってしまいます。
『噛んできたらゲージに入れる』という方法でのしつけもよくあります。
でも、あまりおすすめしません。
なぜなら、出したらすぐ噛んでくる(←遊んでと言ってるだけですよ!)場合は、またすぐゲージに舞い戻る…ことになるので、子犬も訳わからなくなるし、ストレスにもなるからです。
いろんな方法を試しても治らないときは?
そもそも『なんで噛んでいるのか?』を理解していない場合が多いです。
遊んでほしくて噛んでいるときは、飽きるくらいたくさん遊んであげましょう。
怒って噛んでいるときは、怒る前にその作業をやめ、おやつを使ってほめてあげましょう。
それでもうまくいかないときは、ドックトレーナーや獣医師に頼ってみるのも方法の一つです。
【まとめ】子犬の甘噛みが治らない!治し方・対策教えます!【いつまで続く?】
甘噛みは、子犬の成長過程で必ずあるものです。
そのため、甘噛みの対策をしたい場合には、『噛んでくる理由』を理解してあげる必要があります。
イライラせず、怒ったりせず、「そのうち終わるものだ!」と思って、楽しく付き合ってあげましょう。