「犬がペットシーツを食べた!」
「犬が何か異物を食べたかもしれません…」
「プラスチック片が見つかりません…」
など「犬が異物を食べた!」ということは本当によくあります。
この記事では、犬が異物を食べた時、
- 動物病院で行う処置ってどんな?
- 費用って大体どれくらい?
- 自宅でできることってないの?
などを、獣医療に携わって20年の当サイト管理人のトラまりもが、分かりやすく解説いたします!
どんな異物が、どうして危険なのかを解説した記事はコチラを参考に!▼
犬が異物を食べた!動物病院での対処法
犬が異物を食べてしまったとき、そのまま様子を見る場合と動物病院で処置する場合があります。
様子を見る場合は、
- あまりにも小さいもの(ミリ単位のものなら便として出る可能性が高い)
- 食べてからある程度時間が経っている場合(食べてから4,5時間経つと腸に流れてしまう)
などが多いです。
犬が異物を食べた!吐かせる方法
異物を食べてから数時間以内(ものによるけど4,5時間以内)の場合は吐き出させます。
レントゲンやエコーなどで確認してから吐かせることもあります。
止血剤を通常量の3~5倍程度で注射することで、その副作用を利用して吐き出させることができます。
自宅で吐き出させるのは難しいかもしれません。
自宅では、しっかり様子をみるのと、自ら吐いたり便から出てくるのを待つようにしましょう。
催吐処置の料金は、動物病院にもよりますが5000円から15000円程度のところが多いです。
犬が異物を食べた!内視鏡で取り出す方法
処置により吐かない場合で、胃にあるのが検査で分かっているときは、内視鏡での摘出を試みます。
今までに、
- 靴下
- 下着
- ひも
- 石
- プラスチック片
- 子供のおもちゃ
- 電池
…などなどたくさんのものを内視鏡で摘出しています。
子供のおもちゃやひもなど、たくさんのものが胃の中にあり、内視鏡にて摘出しました。▼
内視鏡で異物を取り出す料金は、動物病院や入院の有無、処置の内容にもよりますが30,000~50,000円程度のところが多いです。
犬が異物を食べた!手術になることも
異物を食べて時間が経っている場合で、何かしらの症状を示している場合は手術を行います。
今まで手術になったことがある異物は、
- ヒモ
- 布
- 消しゴム
- 子供のおもちゃ
- アーモンド
- トウモロコシの芯
…などたくさんあります。
異物を取り出す手術料金は、手術状況や入院・点滴の有無などによってかなり変わります。100,000円~程度の病院が多いです。
【まとめ】犬が異物を食べた!動物病院での対処法
動物病院では、状況に応じて異物の取り出し方が変わります。
- 薬で吐かせる
- 内視鏡で取り出す
- 開腹手術で取り出す
の3パターンあります。
誤飲は動物の手の届かないところにモノを置くことで対応できます。
今一度注意しましょう!
【犬の中毒はたくさんあります!まとめ記事はコチラから▼】