犬の中毒と誤食

【犬が異物を食べた】症状や対処法などを具体的に解説!

トラまりもの犬が異物を食べた!具体的な対処法教えます!

「犬がクッションの綿を食べちゃいました…」

「散歩中にくちゃくちゃしてると思ったら、石食べちゃった!」

「プラスチック片が見当たりません…犬が食べたかも」

など「犬が異物を食べてしまう」ことは非常によくあり、飼い主様もどうすればよいのか悩んでしまいますよね。

この記事では、

  • どんな異物が犬にとって危険なのか
  • 異物を食べたときに、どうすればよいのか
  • 動物病院に行くタイミング

獣医療に携わって20年の当サイト管理人のトラまりもが分かりやすく解説いたします。

トラまりも
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慌てずに!2分で読み終わるから、読んでみてね! 

一刻も早くどうすればいいか知りたい方は、【まとめ】へジャンプ!

犬が異物を食べた!何を食べたかで対処法が違う

ひとえに異物と言っても、

  • 小石
  • プラスチック
  • ペットシーツ
  • ウエットティッシュ
  • おもちゃ
  • つまようじ
  • ヘアピン

…などなどたくさんあります。

タバコや保冷剤、乾燥剤など「よくある誤食や中毒」はこちらにまとめてあるので、参考にしてください。▼

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この記事では、ペットが食べてしまうことの多い日用品などを、ざっくり異物として書いていきます。

トラまりも
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最近では、新型コロナウイルス感染症のせいで、マスクの誤食も増えているよ!

犬が異物を食べた場合は、喉や食道、腸に詰まることが問題

犬が異物を食べた場合に、何が問題になるのかというと、

  • 食道
  • 気道

に詰まってしまう事が問題となります。

骨や串などは、喉や胃などに刺さってしまう事が問題です。

では、異物を食べてしまった場合、どんな異物が危険で、どんな症状が出るのかを具体的に見ていきましょう。

喉や食道に詰まることがある異物

慌てて食べたり、ある程度大きいものを食べた場合に、喉や食道に詰まったり、刺さったりしてしまう事があります。

よくあるのが、

  • 米、ご飯
  • リンゴなどの角切り
  • 果物の種
  • 手羽先や手羽元、魚の骨
  • おもちゃ
  • 焼き鳥のくし

などが多いです。

これらが詰まったり刺さったときによく出る症状として、

  • 呼吸が苦しそう
  • せき込む
  • 吐きそうなのに吐けない
  • 変な呼吸の音や声が出る

などがあります。

また、これらが気道に入ってしまい、呼吸困難となることもあります。

腸に詰まることがある異物

「さきほど異物を食べてしまったけど、今は普通でケロッとしています!」っていうのもよく聞きます。

基本的に、胃に入って直後は、どんな異物であろうと症状は出ません(刺さっているのは別)。

時間の経過とともに食欲不振や嘔吐などの症状がみられた場合は、腸に詰まっている可能性もあります。

症状が出るのが、当日か翌日か、はたまたさらに先かは分かりません。

犬の腸に詰まって手術になることが多いのは、

  • 果物の種
  • 綿や糸、ヒモ
  • おもちゃ
  • ビニール

などです。

また、トウモロコシの芯の誤食による腸閉塞は本当によくあります。こちらの記事を参考にしてください。▼

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犬が異物を食べたとき、動物病院に行くタイミング

基本的には、小さい異物や消化されるものでなければ、動物病院にすぐ行くべきです。

その理由は、異物が胃の中にあるうちならば、薬を使って吐き出させたり、内視鏡で取り出すことができるからです。

食べ物や異物が胃にある時間は、おおよそ4~5時間です。

腸の方に流れてしまった場合は、最悪開腹手術になることもあります。

留守中に食べてたなど、異物を食べてから時間が経っている(4,5時間以上)場合、すでに腸に流れている可能性が高いです。

家で経過を見ていくようになる場合もありますが、あまりにも大量だったり中毒物質の場合はすみやかに動物病院にうかがってください。

トラまりも
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動物病院に行く場合は、誤食したものと同じものが家にあるときは持って行ってね。獣医さんが、おおよその形状を把握出来たり、レントゲンやエコーで実物と合わせて確認できるからね!

【小さい異物や消化されるもの?】

小さい異物というのは、犬の体格によって全く異なるので難しいです…例えば「ワイシャツのボタン」の場合、チワワはNG、ゴールデンレトリバーなら便として出ると思われます。

消化されるものは、例えば鳥の骨や犬用ガム、流せるタイプのティッシュなどなら様子を見てもいいかもしれません。

ウエットティッシュをゴミ箱から出して食べたり、使用中に食べてしまう事はよくあります。

水に溶けるタイプのものを使用すれば、不慮の事故にも安心ですね。▼

動物病院での処置

※下方に手術の写真が出ます。画像は不鮮明に加工していますが、苦手な方はお戻りください。

異物を食べてしまったときの基本的な処置は「吐かせること」です。

食道に詰まったり刺さった場合や、呼吸がうまくできない場合は、麻酔をかけて取り出します。

うまく吐いてくれれば終わりですが、吐かない場合には内視鏡開腹手術で取るようになります。

「おもちゃを食べてしまった!」という犬に対して内視鏡をすると、胃の中にひもなどと絡まって存在してました。

この症例は、無事に内視鏡で異物の除去ができました。

犬の内視鏡での異物

また、異物を食べてから時間が経っていて、何かしらの症状(食欲不振、嘔吐など)を示している場合は、画像検査のち開腹手術を行います。

写真はひもを食べてしまって、腸がねじねじに絞扼して(しめつけられて)、血流障害が生じてしまっています。

腸の絞扼を治している手術の写真

この症例では、腸の壊死してしまった(死んでしまった)部分を取り除く手術を行い、無事に終わりました。

動物病院での費用

これは、動物病院や処置の内容、動物の大きさにより大きく変わります。

吐かせる処置の場合「5000~10,000円」くらいの動物病院が多いかもしれません。

トラまりも
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事前に主治医の先生に確認してみてね!

犬が異物を食べた時の自宅での対処法

異物を食べてしまった場合は、残念ながら自宅でできる処置はありません。

異物を食べてすぐなら動物病院に伺うべきですし、経過を見る場合は変調があったらすぐに動物病院に行くようにしましょう。

そして今後、異物の誤飲が起こらないようにより一層注意をしましょう。

トラまりも
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異物の誤食がある子は、だいたい常習だよ!物の置き場所や留守中の過ごし方など、再度考えた方がいいよ!

【まとめ】犬が異物を食べたらこうする

異物を食べた場合は、吐かせる処置をするために、すぐに動物病院に行ってください。

あまりにも小さいものや消化できるものならば、自宅で便として出るか経過をみましょう。

また、留守中に異物を食べてしまっていた場合など、時間が経っているとき(4,5時間以上)で無症状の場合は、すでに腸に流れていることが多いので、経過を見ることもあります。

ただ、大きいものあまりにも大量に食べたことが想像される場合には、すみやかな処置が必要なことがあります。

まずは動物病院に連絡を入れ、指示を仰ぎましょう。

異物を食べてしまったとき、経過を自宅で見る場合には、

  • 元気、食欲の有無
  • 吐いたり、下痢したりがないか

をよく観察し、異常があった場合は速やかに動物病院にうかがいましょう。

誤飲はペットの届かないところにモノを置くことで防ぐことができます。

今一度注意しましょう!

【犬の中毒はたくさんあります!まとめ記事はコチラから▼】

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