「猫が玉ねぎを舐めました…」
「猫がビニールを食べた!」
「猫がチョコレートを少し食べたかもしれないです…」
など猫が誤食したり、中毒物質を食べた時は、どうすればよいのか慌ててしまいますよね。
基本的には、食べてからすぐ(おそくとも4,5時間以内)なら、動物病院での処置で対応ができます。
それ以降になると、腸の方に流れてしまい(大きいものは胃に留まる)、便から出てくるのを祈ることになります。
食べたものや量によっては、自宅で様子をみるのをおすすめする場合や、吐き出させるのがNGなものもあります。
目次
猫が中毒物質や異物を誤食した時の対処法
間違って食べてしまったときの、基本の処置は、動物病院で吐き出させることです。
猫が食べたらいけないものは、
- 中毒を起こすもの
- 消化器に詰まる、刺さる恐れがあるもの
などです。
猫にとって中毒となる食べ物
猫が食べると中毒を起こしたり、体に悪影響を及ぼす食品を解説します。
以下で紹介するのは、中毒物質を含む有名な食べ物です。
他にもまだまだ危険な食べ物は多いので、「これ大丈夫かな?」って思うものがあったら、主治医の先生に確認してください。
玉ねぎ
もっとも有名で、よくあるのが「玉ねぎを食べた、舐めた」です。
症状は「貧血」に関連したものが多く、元気がなかったりふらふらしている、茶褐色の血尿をすることもあります。
また、ネギ、ニラ、ニンニクも猫にとって中毒物質です。
玉ねぎは少量食べただけでも中毒が出る個体もいるので、誤食した場合は動物病院で吐き出させた方がいいです。
チョコレート
玉ねぎの誤食に次いで多いのが、「チョコレートを食べた、舐めた」です。
チョコレートを食べた時に出る症状は、呼吸が早くなったり、落ち着きがなくなったりといった「興奮」関する症状が出ます。
結構な量を食べないと中毒症状は出ないことがほとんどですが、カカオ含有量が多いチョコレートでは注意が必要です。
猫がよく誤食する「家庭用品」
猫がよく誤食をしてしまう家庭用品を解説します。
物の置き場所や保管方法にも今一度気をつけてみましょう。
保冷剤
保冷剤は、夏場などは暑さ対策としてよくベッドやケージに使用しますよね。
最近の保冷剤は、食べても無害のプロピレングリコールなどで作られています。
ただ、古いものや外国製のものの場合は、エチレングリコールという中毒物質が含まれている可能性もあり、注意が必要です。
漂白剤
漬け置きしているときに猫が舐めてしまう事はよくあります。
誤食してしまった場合は、まず口の中を良く洗ってあげましょう。
乾燥剤
お菓子などに入っている乾燥剤を食べてしまう事もよくあります。
透明なつぶつぶのシリカゲルならば無害ですが、大量に食べたり袋ごと食べた場合は、動物病院で吐き出させた方がいいです。
シリカゲル以外の乾燥剤の場合は、動物病院に連絡してください。
たばこ
タバコは1本でも食べたらNGです。
吸い殻も、吸い殻が入った水を飲んだ場合も動物病院に連絡してください。
舐めた程度や、食べてすぐ吐きださせた場合は様子をみるといいでしょう。
ゴキブリ駆除剤
ゴキブリ駆除剤は床に置いて使用すものが多いので、猫が誤食してしまう事はよくあります。
舐めた程度や少量食べた場合には様子を見ることがおおいですが、入れ物ごと食べた場合や、成分にホウ酸を含む場合は動物病院で吐き出させたほうがいいです。
猫にとって中毒がある「植物」と症状、対処法
猫にとって危険な植物は、めちゃくちゃたくさんあります。
「観葉植物」は危険な中毒物質を含んでいることが多く、動物病院での処置が必要です。
猫がよく誤食する「異物」
食べ物だけでなく、日用品やゴミなどの異物を食べてしまう事はよくあります。
ひもや布、おもちゃなどは腸に詰まりますし、焼き鳥のくしやつまようじは消化管を傷つける可能性があります。
あまりにも小さいものを食べた時以外は、動物病院で吐き出させるのが確実です。
猫が中毒物質や異物を食べた時は動物病院へ!
変なものを食べた時の基本は「吐かせる」ことです。
これくらいだったら大丈夫!っていうのは特にないので、日頃からペットの誤食には十分に注意しましょう。