猫の中毒と誤食

【猫で中毒を起こす観葉植物】ユリだけではない!危険な植物と症状、対処法を解説!

トラまりもの猫が観葉植物を食べた!危険な植物や症状を徹底解説!

「猫が観葉植物をかじってました…」

「帰ってきたら観葉植物が荒らされてました…」

「ユリってどれくらい食べちゃうと危険なの?」

など、猫が観葉植物を食べてしまう事故はよくあります。

トラまりも
トラまりも
観葉植物には、中毒を起こすものがたくさんあるから危険だよ!

先日以下のツイートをしました。

「○○って植物は犬猫に危険ですか?」 と聞かれることがありますが、たくさんあるので分からないものも多いです。 中毒で有名なのは「ユリ科の植物」ですが毒性のある植物は700種類以上あります。獣医師広報▼ vets.ne.jp/poison/mobile/ に書いてあるので、ガーデニングの際にはご注意を

■本記事の内容

  • 食べたら危険な観葉植物って何?
  • 猫が食べてしまったら、どんな症状が出るの?
  • 動物病院に行くべき?自宅でできる対処法は?

愛猫が間違って観葉植物を食べてしまったかも…という場合には、慌てずに読んでみてくださいね。

トラまりも
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この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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有毒植物にはどんな中毒成分が含まれているの?

有毒植物にはどんな中毒成分が含まれているの?

いわゆる有毒な植物には、有毒成分として、

  • アルカロイド
  • 配糖体
  • サポニン
  • 硝酸塩
  • シュウ酸塩

などが含まれています。

アルカロイドは、主に植物に含まれる成分で、「植物が動物に食べられないように、自分を守る!」ために作っていると言われています。

その成分は、昔から薬として使われおり、現在もアルカロイドを応用して一部の抗がん剤が作られています。

サポニンは、主に「大豆や高麗人参に含まれている健康物質」として有名かもしれません。

ただ、ものによっては多量に摂取すると、中毒症状が出ることもあるので注意が必要です。

トラまりも
トラまりも
量によって、毒にも薬にもなるってことだね。

ユリだけじゃない!猫が中毒を起こす観葉植物とは

ユリだけじゃない!猫が中毒を起こす観葉植物とは

猫にとって危険な植物は、日本においては大体200種類くらいあると言われています。

ただ、お花屋さんに並ぶ植物は、最近ではたくさんの種類があるので、それ以上の数の有毒植物があると思われます。

トラまりも
トラまりも
猫にとっては700種類以上が危険!とされているよ。

厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」には、人間の事例ですが具体的な症状や発生状況が載っていて参考になります。

トラまりも
トラまりも
外に出る猫は何を食べてきたのか分からないことが多いので、帰ってきたときいつもと様子が違う場合、中毒物質の誤飲の可能性もあるから注意してね。 

猫にとって危険なよくある植物は以下で解説いたします。

これら植物を食べた場合は、動物病院に連絡しましょう。

ユリ科 ユリ、チューリップ、スズランなど

ユリの有毒成分は不明ですが、花・茎・葉の全てに有毒成分を含んでおり、切り花の水を舐めただけでも危険です。

危険!ユリ科植物
  • テッポウユリ
  • オニユリ
  • チューリップ
  • ヒヤシンス
  • カサブラン
  • スズラン
トラまりも
トラまりも
ユリは猫にとって猛毒。葉っぱや花びらをかじっただけでも、死んでしまうこともあるよ。

下痢や嘔吐など消化器症状を起こしたり、肝臓や腎臓にも悪影響を与えます。

猫では腎毒性が強いと言われており、危険な植物です。

トラまりも
トラまりも
腎不全になって尿が作られなくなって、透析が必要になることもあるんだよ。
スズランは強心配糖体という心臓に作用する成分を含んでいて、心不全を起こす可能性もあります。

プラム属 リンゴ、アンズ、モモ

種の中に入っているアミグダリンという中毒物質が原因です。

アミグダリンは、消化管内で青酸に分解されて、嘔吐や下痢、呼吸不全などを起こします。

また、種は物理的に腸閉塞の原因にもなります。

トラまりも
トラまりも
植物の種が腸に詰まって手術になってしまうことはよくあるよ。

ナス科 チョウセンアサガオ、イヌホウズキ、トマト

全草、とくに種子に有毒成分が含まれ、消化器症状や呼吸器症状を起こします。

神経作用もあるので、ふらつきや眼振がみられることもあります。

トラまりも
トラまりも
トマトは、ナルコチンという毒を葉と茎に含んでいるよ。触るとかぶれたりするのは、そのせいなんだね。

スイセン

リコリン、タゼチンという有毒成分を含み、主に球根と茎に毒性があります。

下痢や嘔吐などの消化器症状が出たり、循環器に悪影響を及ぼすこともあります。

猫で心不全を引き起こすことがあり、注意が必要です。

トラまりも
トラまりも
スイセンとニラは似ているから、人でもよく誤食のニュースがあるよね。

アジサイ

有毒成分は不明ですが、全草に毒があり、消化器症状や痙攣など神経症状を起こします。

アイビー

トリテルペイノドサポニンという有毒成分が葉や果実に含まれています。

皮膚への接触による皮膚炎や消化器症状を引き起こします。

ポインセチア

クリスマスの時期の猫の誤食でダントツに多いです。

葉や茎、白い樹液などによって皮膚炎や消化器症状を起こします。

ヒヤシンス

有毒成分としてアルカロイドを含み、食べた場合は震えや沈鬱など神経症状を引き起こします。

猫にとって安全な観葉植物

猫にとって安全な観葉植物

猫にとって安全と分かっている植物もあります。

動物の中毒に関する相談を年間約10万件以上受け入れているAPCC(Animal Poison Control Center)という機関が発表しています。

APCCは、アメリカの動物虐待防止協会(ASPCA:American Society of Prevention of Cruelty to Animals)という、動物虐待防止のために設立された非営利団体の活動の一つです。

公式サイト:ASPCA

トラまりも
トラまりも
すっごいたくさんあるし、日本語にも翻訳できるから、めっちゃ参考になる!

具体的には、

  • ミント
  • バジル
  • パキラ
  • カジュマル
  • モンステラ
  • ガーベラ
  • ラン

などが猫にとっては安全とあります。

トラまりも
トラまりも
無毒だとしても、食べすぎると吐いたり下痢したりするから注意してね。

猫が観葉植物を食べたらどんな中毒症状がでるの?

猫は肉食の動物に特化していく過程で、肝臓のグルクロン酸抱合という解毒システムをなくしてしまいました。

それゆえ、植物を食べることで、多くの中毒症状が出ると考えられています。

症状は、食べた植物によって、軽いものから重篤なものまでまちまちです。

  • 下痢や嘔吐
  • 神経症状
  • 呼吸困難
  • 皮膚炎
  • 循環不全

など多岐にわたります。

下痢や嘔吐など消化器症状は、大体の有毒植物の誤食でみられます。

食べた量によっても症状は変わるので、「何かいつもと違うかも…」と思ったら、すぐに主治医の先生に確認してみましょう。

猫が観葉植物を食べたときの対処法

猫が観葉植物を食べたときの対処法

基本的には、動物病院で吐かせることになります。

食べてしまってすぐの場合は、動物病院に確認してみましょう。

(植物によっては、吐かせることがNGなものもあるので注意が必要です。)

すでに中毒症状が出てしまっている場合は、対症療法として、

  • 胃洗浄
  • 点滴
  • 活性炭の投与

などの対症療法を行います。

ある程度時間が経ってしまっている場合は、中毒症状が出ないか経過観察をすることもあります。

【まとめ】猫が観葉植物を食べたらこうする

すぐ、病院に連絡をしてください!

観葉植物の誤食は、死んでしまうことがあります。

トラまりも
トラまりも
観葉植物の誤食は危険って覚えておいて!

猫が花瓶のお花や観葉植物に興味を示し、噛みつくことはよくあります。

しかも、今まではそういう子ではなかったのに、突然いたずらをしだすこともよくあります。

そのため、ペットが寄り付ける場所に植物を置かないことにより、対応するのが一番だと思われます。

今一度注意しましょう!

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