「昨日家に来た子犬が、全然エサを食べない…」
「わがままなのか、最近エサを残します…」
「おやつは食べるけど、エサは食べない…」
など、犬がエサを食べないということはよくあります。
犬が食事を食べないときは、わがままで食べてないのか、病気で食べてないのかを見極める必要があります。
では、犬がエサを食べない時、
- わがままなのか、病気なのか
- 何日まで様子をみていいのか
- どうすれば食べるのか
などを獣医師トラまりもが分かりやすく解決します。3分で読める記事になってます!
目次
犬がエサを食べない理由6つ
エサを食べない理由は、大きく分けて「偏食(わがまま)」と「病気」に分けられます。
偏食(わがまま)の場合、
- エサに飽きた、エサが古くなっている
- 他に美味しいものが出てくるのを待っている
- おやつでおなかいっぱい
- 食に興味がない
- エサより遊びたい
- 何かしらのストレスがある
などの理由があります。
エサに飽きた、エサが古くなっている
エサは開封したときから、酸化が始まり、風味が落ちてしまします。
あけたての時は食べたのに徐々に食べなくなってきたなら、この可能性もあります。
犬はにおいによって食事を判断しているため、小分けタイプの食事を用意したり、きちんと密封する必要があります。
他に美味しいものが出てくるのを待っている
エサを食べなければ、もっと美味しいものが出てくると知っている子もいます。
ささみなどを一度トッピングしたときの味を覚えていて、
「エサを食べなければささみが出てくる!」と思っています。
おやつでおなかいっぱい
コレ、すごくよくあります。
ご飯を食べないから、おやつをあげる飼い主様は多いです。
おやつは小さくてもカロリーが高いものが多いので、それによって食事を食べないということはよくあります。
一度おやつを抜きにして様子をみてみましょう。
食に興味がない
特に小型犬で多いです。
もともと食が細い子もいます。
まずはいろんなフードや手作り食を試してみましょう。
エサより遊びたい
特に子犬の時に多いです。
エサを食べている時間があったら、飼い主様とおもちゃで遊びたい!という子もいます。
存分に遊んであげれば、おなかがすいて食べるようになることが多いです。
家に来たばかりの子犬がエサを食べないときの対処法はコチラ▼
何かしらのストレスがある
食事をする場所が嫌いになったり、器が嫌いで食べなくなることもあります。
食事内容や環境が突然変わったり、雷や暗闇・留守番が多いなど不安なことがあると、食べなくなります。
ストレスになっている原因を考えて、取り除いてあげて下さい。
偏食(わがまま)の犬にエサを食べさせるには?
方法はたくさんありますが、
- 温める
- 手から与える
- 焼いてみる
- 外であげてみる
- いつもと違う人があげてみる
- 遊びながら食べさせる
- エサを変える
- トッピングをする
- ささみや胸肉などを湯がいてあげる
- おやつを完全にやめる
などを試してみましょう。
何をやっても食べない子には、このエサがおすすめです。
ロイヤルカナン ミニエクシジェント 小型犬用
食事に好き嫌いがある犬用に、特別に調合された総合栄養食です。
99%の犬が食べたとのこともあり、確かに全然エサを食べない子が、「このエサは食べた!」というのは良く聞きます。
好き嫌いのある小型犬は多いので、粒の形やにおい、食感などに徹底的にこだわった商品です。
高品質なたんぱくを使っているので、栄養面でもばっちりです。
病気でエサを食べない場合もある
もちろん病気でエサを食べないこともあります。
エサを食べないだけでなく、
- 元気がない
- 下痢や嘔吐をしている
- おやつも食べない
- ずっと寝ている
など、他にも症状があることが多いです。
その場合、病気の治療をしないと食べるようにはなりません。
試しに、「大好きなおやつ」や「人が食べるもの」などを与えてみて、それにも興味がなければ病気の可能性があります。
犬は何日までエサを食べなくても大丈夫なの?
偏食(わがまま)で食べてない場合は、数日様子をみてもいいでしょう。
成犬であれば、水を飲める状況ならば4、5日くらい食べなくても平気でしょう。
わがままで食べない場合は、ある程度「根競べ」も必要です。
おやつや好きなものをホイホイ出すと、「食べなければ美味しいものが出てくる!」と覚えてしまいます。
病気で食べない場合(もしくはその可能性がある場合)は、すぐに病院に行きましょう。
【まとめ】犬がエサを食べないとき、わがままか病気か見極めることが大事
偏食(わがまま)で食べてないのか、病気で食べてないのか、見極めが大切です。
わがままで食べてない場合は、ある程度の根競べも必要です。
それでも食べてくれない場合は、ご紹介した方法をひとつずつ試してみましょう!