「子犬が2日前に来たばかりなのですが、ご飯を食べません」
「元気はあるのですけど、ご飯を残します…」
「教えてもらった量の1/3くらいしか食べません…」
など、「家に来たばかりの子犬がエサを食べない」というお悩みはよくあります。
けど、基本的には元気があれば大丈夫です。
この記事では、子犬がご飯を食べないときに、
- 大丈夫なの?
- 食べないときはどうすればよいの?
- 何日くらいなら様子を見てもいいの?
などを分かりやすく解説していきます。
目次
家に来たばかりの子犬がご飯を食べないのはよくある

「昨日までよく食べていたのに、今日からフードを食べなくなってきた…」
「よく食べる子と聞いていたのに、家に来たら全然食べない」
などは本当によくあります。
一番の理由としては、環境の変化にびっくりしているからです。
さらに子犬は、
- 遊びたい!
- 何があるか気になる!
- 疲れたー!
- 眠ーい!
という欲求もあるので、エサを食べているどころではないのです。
(もちろん初日から「がつ食い」の子もたくさんいます。)
なので基本的には、
元気があって、よいうんちおしっこをしていれば、しばらく(1,2日くらい)様子を見て大丈夫なことが多いです。
【子犬や子猫ってどれくらい寝るの?】
個体差はありますが、1日20時間くらい寝ます。すごい寝ます。
そのため、しばらく遊んだらケージやサークルに入れて寝かせてあげましょう。
ペットショップからもらったご飯じゃなきゃダメ?
ペットショップの方から、
「ここではずっとこのご飯を食べていたので、これを与えてくださいね♪」と言われると、
「これ以外をあげると、いけないんじゃないか…」と思う方もいらっしゃいます。
- グラムをきっちりはかって、
- 水やミルクでふやかして、
- 1日3回与えてください…
しっかりやろうとするとすごく大変ですよね。
フードは特にこだわりがなければ、
ホームセンターなどで売っている子犬用のカリカリをふやかしたり、子犬用のパウチや缶詰を混ぜてあげても全く問題ないです。
ただし、総合栄養食と表記してあるご飯にしましょう。
総合栄養食と書いてあれば、パウチや缶詰のみをあげても問題ありません。
総合栄養食という表記がなければ、トッピング程度にとどめましょう。
【総合栄養食って何?】
総合栄養食とは、それと水のみを与えていても健康を維持できる製品のことです。
「総合栄養食」とは、ペットフードのうち、犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品であって「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められています。
また、「どれくらいの量をあげればいいのか分からない」というのもよく聞きます。
基本的には、製品のパッケージに書いてある量をあげるといいですが、あまりナーバスにならず、好きなだけあげてもいいと思います。
来たばかりの子犬が食べないときの10つの対処法
とはいっても、2,3日全く食べないと心配ですよね。
そんなときは、
- 遊びながら食べさせる
- 温めてあげる
- 手からあげる
- 床に直接置いてみる
- 朝と夜でカリカリ、パウチと使い分けてみる
- 鼻に少しくっつけて(塗って)みる
- いつもと違う場所や外で食べさせてみる
- 他の人にあげてもらう
- おもいっきり遊んだ後に与える
- 子犬用のおやつを使ってみる
などを試してみるといいです。
ロイヤルカナンの小型犬の子犬用ご飯は、食いつきが悪い子でもよく食べます。
高いエネルギー含量で消化性も良く、成長期のための栄養バランスに配慮した総合栄養食です。
ふやかしたり温めたりしてあげると、より食いつきがアップします。
パウチタイプは柔らかくおいしいので、より食いつきがいいです。
育ち盛りの栄養面を考慮した総合栄養食です。
いろいろ工夫してあげてみても、2,3日以上食べなければ、一度獣医さんに相談してみるといいです。
遊びながら食べさせる
食事より遊びが好きな子には有効です。
ドライフードを転がしたり、投げてみたりすると食べることもあります。
温めてあげる
温めるとにおいが増すので、子犬の食欲があがります。
ウェットフードやふやかしたエサを、電子レンジで少しだけ温めてあげます。
手からあげる
人の手から食事をもらうと食べる子はいます。
器の形や深さが嫌いだったり、首輪が器に当たる音が苦手だったりすることもあります。
最初の何口かだけ手からあげ、その後お皿の方に誘導してみましょう。
床に直接置いてみる
器から出して食べるのが好きな子もいます。
また、落ちているものを見るととりあえず舐めたり口に入れたりする子も多いので、試してみてください。
朝と夜でカリカリ、パウチと使い分けてみる
エサに飽きているときには有効です。
ドライフードやウェットフードなど様々な食事を用意して、各々別の器で与えると、好きなものを食べてくれることもあります。
鼻に少しくっつけて(塗って)みる
犬の鼻や口元に、指でご飯をくっつけてみるとペロッと舐めます。
味が分かると、そのまま食べてくれることはあります。
いつもと違う場所や外で食べさせてみる
環境を変えると食べるようになる子犬もいます。
食事の場所が冷房の直風だったり、何か大きいものや音がするのものが近くにあると、食べなくなってしまうことがあります。
他の人にあげてもらう
子犬の社会化のトレーニングにもなります。
飼い主ではない人や、いつもあげている人ではない人があげると、気分が変わって食べるようになることはあります。
おもいっきり遊んだ後に与える
人も遊んだり動いたりするとおなかが減りますよね。
子犬もたくさん遊ぶと食べるようになることが多いです。
子犬用のおやつを使ってみる
おやつを与えてみて食欲を出す方法もあります。
子犬用、パピー用というおやつを使ってみましょう。
子犬は病気でご飯を食べないときもある
おうちに来て数日の子犬はとっても風邪をひきやすいです。
- 鼻水が出ている
- くしゃみをしている
- 涙がたくさん出ている
- 咳をしている
- 元気がない
- 下痢をしている
などの時には、病気で食べられないこともあるので、獣医さんに相談してみましょう。
【まとめ】来たばかりの子犬がご飯を食べないときはこうする
元気があって、うんちおしっこをしていれば、2,3日様子をみてもいいでしょう。
遊びながらあげたり、いろんなドックフードを試してみて過ごしましょう。
おうちに来た子犬は初めてのことばかりで、すごく緊張しています。
人が思っている以上に体力を消耗してるので、たくさん休まさせてあげましょう。