猫のよくあるお悩み

【猫の散歩は必要?】外に出るメリットやデメリット【リードや胴輪に慣れる必要:防災対策】

猫に散歩は必要?メリット・デメリットも解説

猫といえば、外でゴロンと日向ぼっこして、自由気ままに過ごしているイメージがあります。

サザエさんの「タマ」も、縁側や塀の上で気持ちよさそうにお昼寝してますよね。

最近では、特に都市部では、猫は完全室内飼いが主流となりましたが、果たして猫は外に出したり、散歩をするべきなのでしょうか?

この記事では、

  • 猫に散歩は必要なのか?
  • 外に出るメリットやデメリット
  • リードや胴輪に慣れる必要性【ペットの防災】

などを解説いたします。

愛猫の散歩って行くべきかな?室内だけだと運動不足じゃないかな?などと、疑問や不安な飼い主様は、是非読んでみてくださいね。

トラまりも
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この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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現在、都市部で猫を飼育する場合には、完全室内飼いが推奨されています。

ペットフード協会の調査によると、家の外に出ない飼い猫は、外に出る飼い猫に比べて、3歳近くも長生きするという結果が出ています(平均寿命:完全室内飼い15.95歳、外に出る猫13.20歳)。

猫に散歩は必要?外に出るメリット・デメリットも解説

猫に散歩は必要?メリット・デメリットも解説

猫がリードをつけてお散歩をしているシーンを見かけることがあります。

抱っこして散歩していたり、イベントなどに一緒に参加したり…といったことも時として見られます。

猫は外に出ることを望んでいるのか?は、猫に聞かないと分からないですが、

  • もともと外に出る子
  • もともと野良猫だった子
  • 避妊や去勢手術をしていない子

では、特に外への興味が強いので、いつも「外に出たいよー!」と窓際や玄関にいたりします。

トラまりも
トラまりも
いったん外の世界を知ってしまった猫は、度々脱走を図るようになる場合が多いようです。せがまれても、ぐっと我慢!

猫に散歩が必要か、外に出すべきかどうかは難しい問題ですが、メリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

猫を散歩に連れ出すのには、いくつかのメリットがあります。

猫の散歩のメリット
  • 外の環境を知ることができる
  • 音やにおい・土の触感などの刺激に触れることができる
  • 多少爪がとげる
  • 多少運動になる
  • 日中なら日光浴になる

外には家の中だけでは味わえない新しい刺激があるので、ストレスを発散できる可能性があります。

また、外を歩くことで日光浴ができたり、運動になったりもして、「うちの子は楽しく散歩をします!」ということもよく伺います。

ただ、毎日自由に散歩ができないと、もしかしたらメリットは少ないかもしれません。

なぜなら、猫はなわばり意識(テリトリー)がある単独生活者で、なわばり(家猫にとっての家)の外に出ることは、大きな不安となってしまうからです。

庭など家から離れていない場所を散歩する分にはいいかもしれませんが、あまり遠くに行くと他の猫のなわばり(猫のなわばりは、野良猫の場合は直径約500mといわれています。)に入ってしまう可能性があります。

また、もし一度散歩に出かけてしまったのなら、毎日同じ時間に行かないと「なわばりチェック」ができないため、かえってストレスになってしまいます。

 

自然がたくさんある地域ならば、外に自由に放すことも多く、

  • 高いところに上ったり
  • 日光浴したり
  • 狭いところを探索したり…

と、自分の思うがままに活動する時間が増え、体力面・精神面ともにストレスが少なくなる傾向があります。

トラまりも
トラまりも
猫を外に連れ出したいのなら、猫自身だけで行かせるのが、本来は理にかなっているんだよね…

デメリット

猫の散歩にはデメリットもあります。

猫の散歩のデメリット
  • 首輪や胴輪を抜けて、逃げてしまう
  • パニックになる
  • 毎日行かないと、逆にストレスになる

猫は体がしなやかなので、首輪や胴輪をするりと抜けて、逃げてしまう可能性があります。

また、車や人などの動きや音などにびっくりしてパニックになってしまうことも想定されます。

トラまりも
トラまりも
びっくりしたときに犬と違って飛び跳ねるから、危ないんだよね…

また、上でもお伝えした通り、毎日散歩に行かないとなわばりのチェックができないので、かえってストレスになってしまうことがあります。

リードや胴輪に慣れる必要はある~防災対策

リードになれる必要はある~防災対策

災害時などに避難場所に行くようになった場合、リードに慣れていることは必須です。

トラまりも
トラまりも
逃げてしまう可能性も高いし、避難場所がどういった状況なのかは分からないからね。

そのため、普段からハーネスをつけたり、首輪にリードを付けることに慣らしておいた方がいいと思われます。

トラまりも
トラまりも
しっかりからだにフィットして、抜けづらい胴輪を選ぶ必要があるよ!

都市部では猫は外に出さない方がいい

都市部では猫は外に出さない方がいい

そもそも猫は、生活する上でそこまで広い環境を必要としません。

自分の家(=テリトリー)のなかで、ゆったりと過ごします。

トラまりも
トラまりも
 「犬は人につき、猫は家につく」ってよくいうもんね。

そのため、テリトリーの外に出る「散歩」は、猫にとってストレスになってしまう可能性が高いです。

 

猫本来の生き方を尊重するなら、おそらく自由に外に出すべきだと思われますが、安全面やご近所付き合いを考えるなら出さない方が得策です。

忘れてはいけないこと、それは「猫はペット」ということです。

猫は自由奔放な性格なため、外に繰り出すのは楽しい!と思われますが、それによる命の損失や人さまへの迷惑となってしまうなら、外に出すことはあまり良策とはいえないでしょう。

現代では、人間の生活に合わせて猫を飼ってあげることが一番よいと思われます。

トラまりも
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以下でお伝えする室内の対策をしてあげれば、猫も室内で十分楽しく過ごせるよ!

猫が室内で楽しく過ごす方法~環境整備

猫が室内で楽しく過ごす方法猫は外に出なくても、室内だけで十分に楽しめます!

以下でお伝えする方法を取り入れ、快適な生活を送るようにさせてあげましょう。

①キャットタワーやキャットウォークで運動不足解消!

キャットタワーやキャットウォークなどを設置して、自分で運動できるようにしてあげましょう。

また、高さがあるものを置くことで、室内を十分に見渡すことができます。

猫はテリトリーを持つ動物ということは、先にお伝えした通りですが、そのため部屋(=テリトリー)全体を見渡せるように、高い位置から見下ろせる環境を作ってあげましょう。

設置が難しい場合には、本棚やタンスの上をあけておいてあげるといですね。

狭いケージの中だけで飼う方もいらっしゃいますが、それだと運動不足になってしまうため、定期的に出してあげるようにしましょう。

②窓際を開放してあげる

窓際にいる猫ってよく見かけますよね。

暖かく日光浴もできて、鳥や車など外の動きも見られて…

窓際は、猫にとってはよい刺激を得られる場所となります。

①でもお伝えした通り、高さがある窓際ならば、より安心してくつろぐことができそうですね。

【猫に日光浴は必要?】4つのメリットとやり方・できない場合の対処法猫にとって日光浴は必要?できない場合は?←こういった疑問にお答えします。この記事では、猫の日光浴のメリットやできない場合の対処法などを解説しています。猫って日光浴した方がいいのかな?と不安な飼い主様は、是非読んでみてくださいね。...

③安心できる隠れ家を作る

猫といえば、箱などの狭いところが大好きですよね。

「ねこ鍋」なんてのも流行っていました。

猫の祖先は森の中に住んでいましたので、高い木の上や樹洞(じゅどう:樹の中の洞窟状の空間)、岩穴などに身を隠していたといわれています。

からだがすっぽり収まる隠れ家は、猫にとって本能的にくつろげる場所なんですね。

④爪とぎでストレス解消

言うまでもないですが、猫にとって爪を研ぐことは本能ですし、必要なことです。

壁でする子もいれば、専用の爪とぎ器でする子もいます。

もしも家具に爪とぎをしてほしくない場合には、その場所をブロックすると同時に、爪とぎをしてもいい場所をたっぷり作ってあげましょう。

いろいろな材質や高さのある爪とぎ器が重要となります。

⑤たっぷりの飼い主様からの愛情が大事!

これは全てに通じるものですし、とっても大切なことです。

  • おいしいお水や食事
  • くつろげるスペース
  • 広くて清潔なトイレ

…などなど、みなさまが当たり前のように用意してあげていることが、猫にとってはとても安らげる環境となっているのです。

猫が望む場合には、おもちゃや知育玩具を使って遊んであげると、猫本来の刺激的な生活を送ることもできます。

ただ、抱っこしたり撫でたり、かまいすぎには注意が必要です!

猫はもともとが単独で行動していた動物なので、誰かに従うということがなく、自由を好みます。

そのため、猫のペースを尊重して過度にかまわないことも、飼い主様ができる愛情表現かもしれませんね。

【まとめ】猫の散歩は必要?外に出るメリットやデメリット

猫の散歩は、新しい刺激が得られるというメリットもありますが、不安や危険を伴う場合があります。

運動やリラックスできる室内環境を十分に整えてあげれば、特に散歩に出かける必要性はありません。

また、猫を外に自由に出すことは、危険性や場合によってはご近所迷惑となるため、都心部では推奨されません。

ただ、胴輪やリードに慣れることは災害時のときに役立ちますので、是非練習しておきましょう!

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