猫の病気と予防

猫の多飲多尿の原因5つ|ストレスや病気の可能性大【早期発見で健康に】

トラまりもの猫の多飲多尿の5つの原因 ストレスや病気の可能性アリ!【早期発見で健康に過ごそう】

「猫が最近水をよく飲むのだけど、大丈夫かな?」

「いつも蛇口のところに猫がいます…」

「猫の多飲多尿って病気だって聞くけど…」

多飲多尿(よく水を飲んで、よくおしっこをする)は、特に中高齢の猫ではよく見られる症状の一つです。

トラまりも
トラまりも
猫は元々、水をあまり飲まない動物だよ。今まであまり飲まなかったのに、飲むようになってきた場合は病気の可能性もあるよ!

この記事では、

  • 猫が多飲多尿になる原因
  • どれくらい水を飲むと飲みすぎなのか?
  • それぞれの治療法や解決策

など、猫が多飲多尿になったときの不安や疑問を、獣医師トラまりもが分かりやすく解説していきます!

トラまりも
トラまりも
3分で読める記事になっているから、「なんか最近よく水を飲むなぁ」と思ったら是非読んでみてね!

体重1kgあたり50ml以上飲んでいる場合は、病気の可能性あり

多飲多尿の猫

まず、1日当たりどれくらい水を飲むと「飲みすぎ」と言われるのでしょうか。

一般的には、

体重1kgあたり、1日50ml以上飲んでいると飲みすぎと言われています。

体重3kgの子だと、1日150ml以上飲んでいると、飲みすぎという計算になりますね。

トラまりも
トラまりも
これって結構すごい量だよ。

ただ個体差があるので、おおよその目安にしてみてくださいね。

猫が多飲多尿になる原因は?

猫が多飲多尿になる原因として、大きく分けると、

  1. 食事の内容
  2. 環境
  3. 腎臓の病気がある
  4. 内分泌(ホルモン)の病気がある
  5. その他の病気

の5つがあります。

では、早速「猫が多飲多尿になる原因5つ」をそれぞれ見ていきましょう。

原因1:食事の内容はどう?

食事の内容によっても、水を飲む量は変わります。

  • ドライフード
  • 尿石を溶かす餌
  • 高ナトリウムの食餌

を与えている場合、水をよく飲むことがあります。

トラまりも
トラまりも
カリカリはウエットフードにくらべると、水をよく飲むよ。

また、尿石を溶かす餌は、塩分が若干多い傾向にあります。

理由として、水を飲ませる事により尿に結晶を出させるようにしているので、必然的に水を飲むようになります。

猫の尿石症についてと、おすすめフードについて書いた記事はコチラ▼

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原因2:環境はどう?

環境によっても水を飲む量は変わります。

  • 気温が高い
  • 乾燥している
  • 何かしらのストレスがかかっている

と水をよく飲む傾向にあります。

トラまりも
トラまりも
夏場と冬場じゃ、だいぶ水を飲む量は変わるよ!普段からどれくらい飲むのか、測っておくといいね!

原因3:腎臓の病気がある

腎臓は、老廃物をおしっことして外に出す器官です。

おしっこを濃くして、過剰に水分が体外に出ないように調整しています。

腎臓の機能が落ちると、尿が薄くしか作れず、たくさん出てしまいます。

  • 慢性腎不全の多尿期
  • 腎盂腎炎
  • 腎性尿糖

などの病気の可能性があります。

おしっこがたくさん出るので、結果としてよく水を飲むようになります。

猫の多飲多尿といえば、まっさきに浮かぶのがこの「腎臓の病気」です。

猫の腎不全についてまとめた記事も参考にしてください!▼

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原因4:内分泌疾患(ホルモンの病気)

ホルモンの異常で、飲水量が増えることもあります。

  • 副腎皮質機能亢進症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 糖尿病
  • 尿崩症
  • 末端肥大症

などがあります。

これらは、特徴的な臨床症状で仮診断をし、ホルモンの値を測ることで診断が付きます。

それぞれみていきましょう。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

犬では最も多いホルモンの病気です。

猫ではめったに見かけない病気です。

皮膚病があったり、太った独特の体型をしていることが多いので、

「クッシング症候群かも!?」

と見ただけで分かる場合が多いです。

副腎から「コルチゾール」というホルモンが出すぎてしまう事が原因で、すごく水を飲むようになってしまいます。

クッシング症候群についてはコチラの記事を参考にしてください。▼

【犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)まとめ】獣医師が解説!
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甲状腺機能亢進症

高齢の猫でよく水を飲む場合は、腎不全と合わせこれを疑うことが多いです。

甲状腺という、のどのところにある器官の機能が亢進してしまう事で、様々な症状が出ます。

トラまりも
トラまりも
よく鳴いたり、痩せてきたりというのもあるよ。

甲状腺ホルモンは、「元気が出るホルモン」とも言われ、代謝が活発になることにより水をよく飲むようになります。

甲状腺機能亢進症について詳しく解説した記事はコチラです。▼

【猫の甲状腺機能亢進症まとめ】獣医師が分かりやすく徹底解説!
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糖尿病

人でもよく聞く病名ですね。

インスリンという血糖値を下げるホルモンが、膵臓から出なくなることにより発症します。

おしっこに大量に糖が出るので「浸透圧」の関係で、尿も大量に出てしまいます。

トラまりも
トラまりも
漬物から水が出てしまうのと同じだよ。

尿崩症

バソプレシンというホルモンは、腎臓で水を体内に保持するように働くホルモンです。

このホルモンが出なかったり、出ていても作用しない場合は、尿がたくさん出てしまいます。

末端肥大症

成長ホルモンが多く出る病気です。

成長ホルモンはインスリンの作用を弱めたり、腎臓で塩分の吸収を亢進したりするので、尿がたくさん出る結果、水を多く飲むようになります。

原因5:その他の病気

その他の病気として、

  • 肝疾患
  • 高カルシウム血症
  • 低カリウム血症
  • 心因性多尿症
  • 子宮蓄膿症
  • 多血症
  • 閉塞後利尿

などによっても水をたくさん飲むようになります。

※細かい病気の説明は別の記事でいたします!

猫が多飲多尿の場合は、飲水量を測ることが重要

飲水量を測る入れ物

まずは飲水量を測ってみましょう。

「意外とそんなに飲んでなかった!」という場合もあります。

500ccのペットボトルに汲んだ水が、1日でどれくらい無くなるのかを、3日間ほど連続で測ってみるといいです。

たくさん飲んでいた場合は、尿検査や血液検査を受けるとおおよそ原因がわかることが多いです。

いずれにしても、のどがいつも渇いているので、きれいなお水をたくさん用意してあげましょう!

【まとめ】猫が多飲多尿になる原因

猫が多飲多尿になる原因は、

  1. 食事の内容
  2. 環境
  3. 腎臓の病気がある
  4. 内分泌(ホルモン)の病気がある
  5. その他の病気

があります。

まずは、飲水量を測ってみて「1日当たりどれくらい水を飲んでいるのか」を把握するようにしましょう。

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