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【犬のオメガ3脂肪酸の効果】獣医師が摂取量やサプリメントを解説!

【犬のオメガ3脂肪酸の効果】獣医師が摂取量やサプリメントを解説!

「オメガ3脂肪酸って体にいいっていうけど…」

「犬にもオメガ3脂肪酸ってあげたほうがいいかな?」

「オメガ3とオメガ6って聞くけど、違いは?」

「どうやって、どれくらいあげればいいの?」

など犬にオメガ3脂肪酸を含む脂肪酸製剤をあげることについて悩まれている方はたくさんいます。

トラまりも
トラまりも
皮膚とか体にいいって聞くけど、本当なの?試した方がいいかな?って疑問や不安に思っちゃうよね。 

この記事では、犬とオメガ3脂肪酸について、

  • 効果はどうなの?
  • 量ってどれくらいがいいの?
  • おすすめの食材やサプリメントって?

などを解説いたします。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

犬にオメガ3脂肪酸って効果あるの?

犬にオメガ3/オメガ6脂肪酸って効果あるの?

ずばり、効果あります!

具体的な犬の病気では、

  • 脂漏症
  • アトピー性皮膚炎
  • 毛周期停止(脱毛x)
  • エリテマトーデス
  • 家族性皮膚筋炎

などの皮膚病や、

  • 骨・関節疾患(前十字靭帯断裂、変形性関節症など)
  • 心血管疾患
  • 腎臓病

などで補助的に使用し効果が得られています。

▶かゆみ止めと併用することで、かゆみ止めの量を減らせる可能性が報告されている。

▶関節炎の症状が改善し、痛み止め(抗炎症)の投薬を減らすことができた。

▶抗凝血作用や血管拡張による降圧作用など様々な作用があり、心・腎機能を保護する。

参考:ROYAL CANIN

トラまりも
トラまりも
補助的ってところがポイントで、オメガ3脂肪酸単独での使用は効果がない、速効性がない(投与を始めてから2か月以上経たないと効果が出ない)ということに注意が必要だよ。 

オメガ3脂肪酸って何?

オメガ3脂肪酸は必須脂肪酸の一つです。

必須脂肪酸とは体内で作ることができない脂肪酸で、オメガ3脂肪酸(αリノレン酸など)とオメガ6脂肪酸(リノール酸など)があります。
トラまりも
トラまりも
オメガ3脂肪酸は、体内で代謝されてEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)になるよ!

必須脂肪酸は体内で作ることができないので、食事やサプリメントから摂取する必要があります。

オメガ3脂肪酸は抗炎症作用、オメガ6脂肪酸は皮膚バリア機能

オメガ3脂肪酸は抗炎症作用、オメガ6脂肪酸は皮膚バリア機能

オメガ3脂肪酸は、炎症の時に生じるサイトカインの産生を抑制することで抗炎症作用を発揮します。

一方でオメガ6脂肪酸は、皮膚の細胞膜に存在して皮膚バリア機能を維持しています。

オメガ6脂肪酸って悪者なイメージあるけど…

オメガ6脂肪酸ってよくないイメージがありますよね。

トラまりも
トラまりも
でも、オメガ6脂肪酸は悪者ではないんだよ!

オメガ6脂肪酸は、

  • アレルギー症状の緩和
  • コレステロール値を下げる
  • 認知症改善

などの役割もあり、重要な脂肪酸です。

では、なんで悪者にされるのかというと、

  • オメガ3脂肪酸→意識して摂らないと摂取が難しい油
  • オメガ6脂肪酸→日常の食生活で勝手に入ってくる油

なため、「摂りすぎていること」が問題なんです。

そして、オメガ3とオメガ6脂肪酸はその比率も重要です。▼

オメガ3/オメガ6脂肪酸は比率が重要

オメガ3/オメガ6脂肪酸は、その比率が重要です。

犬の理想の比率は、

オメガ3脂肪酸:オメガ6脂肪酸=1:2~1:6

と言われています。

トラまりも
トラまりも
人だと1:1~1:4程度と言われているよ!大体同じくらいだね!
ちなみに、ペットの総合栄養食を規定しているAAFCO(米国飼料検査官協会:アフコ)の基準では最大値で1:30までとされています。

オメガ3脂肪酸ってたくさんあげてもいいの?摂取量は?

オメガ3脂肪酸の推奨摂取量は、状態や病気ごとに異なります。

トラまりも
トラまりも
現時点では、推奨の摂取量はよく分かっていないんだ…

なので、疾患別の療法食の推奨量を食べさせつつ、適量のサプリを併用するといいと思われます。

ちなみに人では、オメガ3脂肪酸の1日あたりの摂取目安量として、

  • 成人男性の場合2.0g~2.4g
  • 成人女性の場合1.6g~2.0g

が推奨されています。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015 年版)

なので単純に体重比率で考えると、小型犬では0.1g程度になるので、びっくりするくらい極少量になります。

トラまりも
トラまりも
なので間違っても、えごま油とか亜麻仁油をフードに回しかけるってことはしちゃだめだよ!

オメガ3脂肪酸が入った食材やフードって?

オメガ3脂肪酸が入った食材やフードって?

現在市場に出ているアレルギー用の療法食や関節用フードは、多くの製品で高容量の必須脂肪酸が添加されています。

オメガ3脂肪酸は熱や空気に弱いので、どの時点で添加されているのかが重要ですが、メーカー内部の人間でないと内情が分からないので、信頼できる大手メーカーのフードを使うようにしましょう。

また、必須脂肪酸は非常に酸化しやすいので、

  • フードの保管方法
  • 内容量(大袋より小分けにパックされているものがいい)

に気をつける必要があります。

オメガ3脂肪酸は青魚に多く含まれているので、お刺身や水煮缶を食事にトッピングするのもおすすめです。
トラまりも
トラまりも
主治医の先生と相談してみてね!

動物病院で使用するオメガ3脂肪酸のサプリメント

オメガ3を含む必須脂肪酸製剤は、

  • アンチノール(Vetz Petz)
  • オメガダーム(ビルバックジャパン)
  • ガンマダーム(ビルバックジャパン)
  • モエギギャップ(共立製薬)

などがあり、皮膚疾患や関節疾患などの時に処方されることが多いです。

魚油の独特なにおいがあり、また酸化を防止するためにソフトカプセルに入っている商品が多いです。

投与量は各ホームページをご覧ください。
トラまりも
トラまりも
現時点では、どれをどれだけ飲むと皮膚や被毛が改善する!っていうエビデンスはないんだ。あくまでサプリメントとしての使用にとどまるよ。

【まとめ】犬のオメガ3脂肪酸の効果

オメガ3脂肪酸は、様々な疾患に対して補助的に使われます。

皮膚病や関節疾患の療法食には、オメガ3脂肪酸が添加されているものが多く、効果も期待できます。

ただしオメガ3脂肪酸は酸素や熱に弱いので、小分けで使用し、また信頼のおけるメーカーのフードを利用するようにしましょう。

サプリメントについては効果が出るまでに時間がかかりますが、投与により病状の改善がみられる事があります。

トラまりも
トラまりも
主治医の先生とよくご相談の上使用してみてください!

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