「犬が何となくいつもと違って元気ない」
「食事もとらないで元気ないんです…」
「犬が元気ないけど、原因は何だろう?」
など「犬が何となく元気がないけど大丈夫かな?」というご相談はすごく多いです。
この記事では、犬が何となく元気がないとき、
- 見るべき5つのポイント
- 家でできることはあるのか?
- 動物病院に行くべきなのか?
などを分かりやすく解説いたします。
目次
犬が何となく元気がないときに見るべき5つのポイント
犬が何となく元気がないとき、下痢したり吐いたりなど具体的な症状はありますか?
症状が難しいと、もちろん歩き方や顔つきで異常が分かるときもありますが、どこまで検査をすべきか悩んでしまう事があります。
また、診察室に入るとぴょんぴょん元気で、「家ではこんなではないんです!」というのはよくあります。
具体的な症状や家での状態を教えてもらうと、スムーズに検査に移行しやすいです。
なので、動物病院に行く前に、どんな症状が出ているのかを具体的に把握しておくことはすごく重要です。
以下で、犬が元気ないときの見るべきポイントを解説していきます。
見るべきポイント①歩き方や動き方
意外とこれがすごく大事です。
具合が悪いときに触ると、警戒や緊張して体が固まってしまうことがあるので、まずは体に触らず動きなどを見てみましょう。
- 歩き方はぎこちなくないか
- どこかの足を気にしていないか
- ソファなどに飛び乗れるのか
- 走れるのか
- 方向転換はできるのか
- 後ろ足で立つことはできるのか
- ずっと寝ているのか
- うろうろしているのか
- チャイムなどが鳴ると、すぐに飛び起きるのか
などを見ていくといいです。
おなかが痛かったり体のどこかが痛い場合は、動き方が変になることが多いです。
加えて、震えの症状がみられる事もあります。
震えている場合は、コチラの記事も参考にしてください。▼
見るべきポイント②見た目
近くや遠くから視点を変えて見てみたり、実際触ってみて確認してみましょう。
- 耳やしっぽが下がっていないか
- 背中が丸まっていないか
- 上目遣いではないか
- 目が赤かったり、目やにが多かったりしないか
- 顔つきはいつもと同じか
- 鼻水がでていないか
- よだれが出てたり、口周りが濡れていないか
- ぺろぺろ舌を出していないか
- 耳がにおったり、湿っていたりしないか
上目遣いだったり背中が丸まっている場合は、体が痛い可能性があります。
また、よだれが多かったりぺろぺろする場合は、気持ち悪かったり発作が起きていたりということがあります。
見るべきポイント③食いつき
これもとても大事です。
いつもよく食べる子が食べなくなってしまったときは、とても心配になりますよね。
- フードは食べるのか
- おやつなど好きなものは食べるのか
- いつもと同じくらいのスピードで食べるのか
- 手からあげたり、温めたりすると食べるのか
を観察しましょう。
見るべきポイント④体全体を触ってみる
体を触って確認すると、情報をつかめることがあります。
- どこかを触ると嫌がったり、キャンと言ったりしないか
- 腫れてたり、怪我をしている場所はないか
- いつもより熱っぽくないか
どこかが痛くて元気がないというのは多いです。
抱っこするとキャンという、通称「抱きキャン」は小型犬で多く、背骨や首など骨格が痛いことがあります。
見るべきポイント⑤身の回りの変化の確認
環境やフードが変わると、犬もストレスを感じ、元気がなくなることがあります。
引っ越したり、新しい家族が増えたり、近くで工事をしていたり…環境に変化がないか、今一度確認をしてみましょう。
犬が何となく元気がないとき、自宅でできることはある?
犬が何となく元気がないとき、おやつや好きなものは食べる場合は様子をみていいかもしれません。
どこかが痛そうに感じる場合は、安静にして早めに寝かせるのも方法の一つです。
ぐったりしていたり、遅れて何かしらの症状(何度も吐く、何度も下痢するなど)が出てくるような場合は、動物病院に伺った方がいいです。
【ぐったりの基準が分からない…】
ぐったりの基準というのは難しいですが、
- 呼びかけに反応しない
- 立てない
- 目がうつろ
- いつもと明らかに様子が違う
などがあります。
何となく元気がないときは、5つのポイントをまとめて動物病院に行こう
犬が何となく元気がないとき、自宅で安静や絶食にしていて治る場合もあります。
ただ、心配な場合やぐったりしている場合は、お伝えしたポイントをよく観察して獣医さんに伝えると、診断の手掛かりとなります。
【まとめ】犬が何となく元気がないときの見るべき5つのポイント
犬が何となく元気がないときには、
- 歩き方や動き方
- 見た目
- 食いつき
- 体全体を触ってみる
- 身の回りの変化の確認
の5つのポイントを注意して観察するといいです。
明らかにどこかが痛そうだったり、ぐったりしている場合には、主治医の先生に確認しましょう!