日々のお手入れの一つとして、犬にはブラッシングをしてあげる必要があります。
ただ、噛んだりうなったりとブラッシングを嫌がる子はとても多いです。
犬のブラッシングは、子犬のときから行うことで、慣れて上手にできるようになります。
この記事では、
- 子犬のブラッシングはいつからする?
- 上手にブラッシングをできるようにするには?
- ブラッシングの頻度
など子犬のブラッシングについて当サイト管理人獣医師トラまりもが解説いたします。
目次
子犬のブラッシングはいつから?
子犬のブラッシングを始める時期は、家に来て1週間くらいたって慣れてきたときから行いましょう。
おやつをうまく使いながら短時間でささっと行えば、ブラッシングが上手にできるようになります。
以下で方法を解説していきますね。
子犬のブラッシングがうまくできる方法
まず、ブラッシングが大好き!という子はなかなかいません。
おさえられたり、もつれた毛を引っ張られたり…と、好きなわけないですよね。
そもそも、自然界にいる動物はブラッシングなんてしません。
人が品種改良した結果、ブラッシングが必要なほど毛が長くなってきてしまったので、きちんとお手入れをしてあげましょう。
まず、体を触ることに慣らす
体を触るだけで、嫌がる子もいます。
まずは体全体をやさしく触り、できたらほめておやつをあげましょう。
その次に、細かい部分(足先、おしり周りなど)を触ってあげましょう。
上手にできているところでやめて、おわりにしましょう。
家ではうまくできないけど、外ではできることもあります。
その場合、慣れるまでは外に出向いて行ってみましょう。
撫で過ぎ、触りすぎもよくないです。
撫でるという行為は、犬にとってストレスになることは多いです。
最初は撫でてても怒らないのに、ある程度の時間撫でていると突然噛んでくるというのはよくあります。
また、ムツゴロウさんの触り方も、犬にとってストレスになる場合があります。(彼の場合は、犬たちは喜んでいたのかな!?)
おやつを使いながらブラッシングをする①
体に触ることに慣れたら、実際にブラッシングをしてみましょう。
長持ちするおやつを噛ませながら、ブラッシングを行ってみましょう。
ブラッシングの時に利用する特別なおやつを用意してもいいかもしれません。
まずは、嫌がらないところから始めましょう。
飽きる前に(怒り出す前に)ブラッシングをやめることがポイントです。
おやつを使いながらブラッシングをする②
少量ずつおやつを使って行うこともできます。
少しブラッシング(背中だけ10秒くらい)をしたら、ほめておやつをあげる
↓
少しブラッシング(肩回りだけ10秒くらい)をしたら、ほめておやつをあげる
↓
…
と繰り返して、飽きる前に(怒り出す前に)ブラッシングをやめましょう。
グルーミンググローブを利用してブラッシングをする
最近では、手袋タイプのブラッシングもあります。
ブラシよりもチクチクしないため、手軽に導入でき、ブラッシングを嫌がる犬でもやらせてくれることは多いです。
ブラシを出すと、逃げる子もいます。
その場合、ブラシは常に目に見える場所に出しておいたり、ブラッシングをしないときでも持って見せたりするといいかもしれません。
噛んでくるのが怖いときには「セーフティーグローブ」
噛んでくるのが怖くて、うまくブラッシングをできないという方も多いです。
その場合、セーフティーグローブという噛まれても痛くない手袋をつけて行ってもいいでしょう。
子犬のブラッシングの頻度は?
ブラッシングに慣れるまでは毎日少しずつしましょう。
その後は、毛が絡まらなければ、週に2,3回行ってあげましょう。
ブラッシングのタイミングは、外で付いたほこりやダニノミを落とすことができるので、散歩後がおすすめです。
【まとめ】子犬のブラッシングはいつから?上手なやり方とは
子犬のブラッシングは家に来て1週間後くらいから始めてみましょう。
まずは、体に触ることに慣れさせましょう。
抱っこしながら触ってあげたり、外で触ったり、他の人に触ってもらったりしてみましょう。
うなる前、噛んでくる前にブラッシングをやめるのがポイントです。
ブラッシングは、コミュニケーションの一つとしても大事なものです。
是非、子犬のうちから慣らしていきましょう。
子犬のしつけ(甘噛み、留守番、食糞対策…)など、絶対うまくできるように解説した記事もあります。▼