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猫の耳掃除は必要?頻度や嫌がるときの対処法【黒いカスが出るときは病院へ!】

猫の耳掃除は必要?頻度や嫌がるときの対処法【黒いカスが出るときは病院へ!】

「愛猫の耳から黒いカスが…」

「猫って耳掃除したほうがいいの?」

「耳の掃除すると暴れるんです…」

など、愛猫の耳のお掃除について、疑問や不安がある飼い主様は多くいらっしゃいます。

トラまりも
トラまりも
耳掃除ってどれくらいの頻度で、どうやってやればいいのか?よく分からないよね…

先日、以下のツイートをしました。▼

犬猫の耳あかは、奥の汚れがエレベーターのように上がるシステム『上皮移動』により、自動で外に出されます。
また適度な耳あかは耳道を守る。
そのため、正常な状態なら奥まで掃除する必要はなく、濡れたコットンで拭く程度でOK;立耳なら掃除がいらない事も
痒い、赤みやニオイ、多量の場合は受診😊

■本記事の内容

  • 自宅での耳掃除のやり方
  • 耳掃除の頻度
  • 暴れる・嫌がるときの対処法
  • 動物病院に行くタイミング

愛猫の耳のお手入れについて、やり方や頻度などを知りたい!という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

自宅での耳掃除のやり方【間違った方法はかえって悪くする!】

自宅での耳掃除のやり方【間違った方法はかえって悪くする!】

愛猫の耳のお手入れは、自宅で行うことも多いと思います。

トラまりも
トラまりも
動物病院で毎回やってもらうと、ちょっと高いからね…

ただ、猫の耳掃除は、汚れていない+においがしない場合は、あえて積極的にする必要はありません。

猫においては耳が立っているので通気性がよく、また毛づくろいを入念にするため、犬ほど汚れがつかない傾向にあるからです。

ただし、

  • スコティッシュフォールドやアメリカンカールなどの折れた耳の猫種
  • シニア猫
  • 脂っぽい耳あかが出る子(耳あかが出やすい子)

については、汚れが貯まってしまうことがあるので、必要に応じてすべきです。

トラまりも
トラまりも
月に1~2回程度がおすすめです。

また、夏場や湿度が高い梅雨時期などは耳を含めた皮膚病が多く発生する傾向にあるので、注意して見てあげるようにしましょう。

 

多少の耳あかがある場合には、『コットンを洗浄液で濡らして拭く程度』の掃除がおすすめです。

清潔なコットン(←人用のでOK)を用意して、犬猫用の耳洗浄液で浸して、指の届く範囲で耳の中をきれいに拭いてあげる方法です。

「指を奥まで入れるのは怖いな…」という飼い主様も多いですが、大人の指が鼓膜まで届くことは絶対にないので大丈夫です。

 

「オーツイヤークリーナー」は病院でも使用している、オーツ麦を使用した低刺激のイヤークリーナです。

トラまりも
トラまりも
強いにおいもしないから、日常ケアにおすすめだよ。

綿棒での耳掃除はダメ!ましてや鉗子は…

よく綿棒で掃除をしている飼い主さんもいらっしゃいますが、危ないのでやめましょう。

トラまりも
トラまりも
綿棒は本当に危ないよ!動物病院では綿棒が奥まで入りすぎないように扱いを熟知しているからできるんだよ!

綿棒を使うことで、逆に汚れを奥に押し込んでしまっていたり、鼓膜を傷つけて難聴になってしまった…なんてこともあります。

ましてや鉗子(かんし)なんてNG!

獣医さんやトリマーさんのように使い慣れていない場合には、耳に傷をつける恐れがあります。

症状がある場合には、まずは動物病院へ

症状がある場合には、まずは動物病院へ

以下に示すような症状がある場合には、自宅での耳掃除を行う前に、まずは動物病院での治療を行うようにしましょう。

このような症状があれば動物病院へ
  1. 耳の中が赤くなっている
  2. キツイにおい、独特の悪臭
  3. 耳あかがたくさんある
  4. かゆがる、床に顔をこすりつける
  5. (場合によっては)耳の中が毛でおおわれている

このような症状は「外耳炎」という、耳の鼓膜より外側に炎症が起きているときによくみれられます。

とてもかゆがり、耳はまっ赤っかで独特の臭さがある…ことが特徴です。

ベタッとした茶色や黒っぽいコーヒーかすの様な耳あかが多く出て、元気や食欲も落ちてしまう…といったこともあります。

ミミダニなどの感染症がともなうこともあります。

症状が進むと、

  • 傾いたり(悪い耳側に頭が傾く)…
  • ふらついたり…
  • 眼球が水平に揺れたり…

といったこともあり、中耳や内耳(鼓膜の内側)にまで炎症が及んでいる可能性もあります。

もちろん、正常でも多少のにおいや耳あかはありますので、「いつもと違う状態ではないか?」をよく見てあげることが重要です。

 

動物病院での処置は、きれいに耳掃除をしてあげることに加えて、慢性的に外耳炎を繰り返す子については、洗浄液を直接耳の中に入れて洗うこともあります。

耳用洗浄液を耳の中にあふれるほどいれて、指で優しくマッサージをしてあげ、猫がブルブル頭を振る遠心力で物理的に汚れを外に出す方法です。

トラまりも
トラまりも
耳の中に洗浄液を入れても大丈夫なんですか?とおっしゃる飼い主様も多いですが、基本的には大丈夫です。

ただ、獣医さんによっては自宅での耳掃除や洗浄液を入れる方法を推奨していない先生もいるので、主治医の先生に確認するようにしましょう。

耳掃除を嫌がる~暴れるときの対応

耳掃除を嫌がる~暴れるときの対応

耳掃除をしようとすると大暴れする…

ネコちゃんはそういう子がとても多いです。

対策としては、

  • 机の上など高い場所で耳掃除を行う
  • おやつを見せながら(食べさせながら)行う
  • バスタオルに体をくるんだり、抱っこをして、動かないようにして行う
  • 一回できれいにしようと思わない

といった方法があります。

爪切りでも歯みがきでもなんでもそうですが、一気にやろうとすると失敗します…

小さいときからのトレーニングが重要ですが、どうしても難しい場合には人がケガをしてしまうので、動物病院でおまかせしましょう。

嫌がる猫を無理やりおさえつけて行うと、次から100%警戒してできなくなります!

【まとめ】猫の耳掃除は必要?頻度や嫌がるときの対処法

愛猫の耳のお手入れは、においなし!かゆみなし!の健康な状態であれば、やらなくても問題がないことが多いです。

耳から変なにおいがしたり、真っ赤になっていたり、後ろ足でポリポリかく場合には、外耳炎の可能性もあります。

耳折れ猫種やシニア猫、アレルギーがある子は注意しましょう。

日頃から愛猫の耳の中の様子をよく観察し、いつもと違うことがあったら動物病院に伺うようにしましょう!

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