「猫の爪ってどうやって切るんだろう?」
「自宅で猫の爪を切ってみたい!」
「爪から血とか出たら怖いな…暴れたらどうしよう…」
など猫の爪の切り方について、うまくできないかな…と思っている飼い主様はたくさんいらっしゃいます。
この記事では、
- 猫の爪を簡単に切る方法
- 爪切りの際のポイント
- 血が出てしまったときの対処法
などを、図や写真などの画像を用いながら分かりやすく解説いたします。
目次
【簡単!】猫の爪の切り方~3つのポイント
猫の爪を切るときのポイントは、
- 2人でやる
- 素早くやる
- バスタオルでくるむ
の3つあります。
これら3つのポイントを押さえれば、超簡単に猫の爪切りができます。
ちなみに、猫の爪切りは、ギロチンタイプがしっかり手におさまり、飼い主様でも扱いが楽です。▼
また、猫の爪の構造を知っていないと、間違った切り方をしてしまうこともあるので、まずは猫の爪の構造を解説いたします。▼
猫の爪の構造
猫の爪は透明なので、中に走っている血管がピンク色によく見えます。▼
猫の爪は玉ねぎみたいな層構造になっており、長く伸びるというより横に太く厚くなっていきます。
爪とぎをすることで、玉ねぎみたいに外側が剥がれるようになっています。
なので、基本的には爪とぎをしていれば伸びすぎてしまうということはありません。
ただし、猫の前足には狼爪(ろうそう)という親指にあたる爪があり、この部分は地面に着かないので研ぐことができず、伸びて(厚くなって)しまいます。
猫の爪の切り方~3つのポイントを押さえていざ実践!
では実践編です。
通常時は猫の爪は隠れていますが、▼
肉球を優しくむぎゅっと押すと、爪が出てきます。▼
ピンク色の部分に気を付けながら、切っていきます。
どこまで切るの?とよく聞かれますが、
「ピンクのところから2,3ミリ白い部分を残して切る」
と出血せずにうまくできます。
では、うまく猫の爪を切るためのポイント3つを解説していきます。▼
ポイント①2人でやる
1人でやるとなかなか難しいです。
1人がおさえて、1人がササっと切るのが簡単です。
1人の場合は、寝入りを狙って、1日1~2本ずつ切るのがオススメです。
全く抵抗しない子なら抱っこをしたり、足の間に挟んだりしながらやるといいでしょう。
ただ、2人でやったほうがスムーズなので、1人で飼っている方は動物病院での爪切りがおすすめです。
ポイント②素早くやる【暴れる前に終わらせる】
これが一番重要です。
猫の多くは、抱っこされたり抑えられたりするのが苦手なので、パパっとやらないとめちゃくちゃキレることがあります。
本来の切り方は、
の3ステップですが、自宅で切る場合は、一番左の図のようにバチっと一発切って終わりで大丈夫です。
また、今日は前足だけ!今日は後ろ足だけ!とか決めてやるのもおすすめです。
ポイント③バスタオルでくるむ
バスタオルで顔や体全体を覆ってしまうと、猫が不安にならず切らせてくれることが多いです。
後ろから優しくバスタオルでくるみ、抱きかかえながらやってみましょう。
猫の爪から血が出てしまったときの対処法
猫の爪から血が出てしまったときは、猫も怒るし、ぽたぽた垂れるし…慌ててしまいますよね。
でも大丈夫!
血が出てしまったときの具体的な対処法は、こちらの記事を参考にしてください▼
猫の爪を切らないとどうなる?
外に出る猫なら、たくさん歩いたりいろんなところに登ったりするので、自然に爪が削れます。
なので、爪を切らなくて問題になることは少ないです。
ただ最近では、家の中だけで猫を飼う方も多いので、その場合は爪切りは必須です。
爪が伸びることで、
- 爪が皮膚に食い込む
- 人が怪我をする
- 爪が割れる、折れる
- 布製品(ソファーやカーテンなど)に引っかかる
という弊害が生じることがあるからです。
猫の爪を切る頻度は月に1回
猫の爪は月に1回程度切ってあげるといいです。
肉球を押してみて、爪が尖っていたら切り時です。
無理なら動物病院で切ってもらおう
嫌がる猫を抑えてやると、引っ掻かれたり噛まれたりと事件になります…
そんな場合は潔く諦めて、動物病院で切ってもらいましょう。
動物病院でも暴れて大変!って方は、あらかじめ自宅で、
- エリザベスカラーを付けていく
- 洗濯ネットに入れていく
などをするとスムーズに処置ができます。
【まとめ】猫の爪の切り方はスピードが命!
猫の爪切りはスピードが命です!!
ゆっくりちゃんとやっていると、猫が飽きてきてシャー!!と怒り狂うことは多いです。
自宅で爪切りをする場合は、バスタオルを使いながら2人で行うとスムーズにできます。
無理そうだな…と思ったら月に一回動物病院で切ってもらえば大丈夫です。