「愛犬がおしりをスリスリ…おしり歩きします…」
「トリミングから帰って来たら、おしりをこすります…」
「肛門腺しぼってもらったばかりなのに…」
など、愛犬がおしりを気にするタイミングは意外とよくあります。
先日、以下のツイートをしました。▼
犬や猫がおしりを気にしたりスリスリするときは、
・おしりが痒い
・寄生虫など虫がいる
・肛門せんが貯まっている
・肛門せんが炎症を起こしている
などが考えられます。
肛門せんは貯まりすぎると破裂して治療が長引きます😢
念のため、便ももって動物病院にうかがうようにしましょう😊#動物病院— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) March 28, 2021
犬や猫がおしりを気にしたりスリスリするときは、
・おしりが痒い
・寄生虫など虫がいる
・肛門せんが貯まっている
・肛門せんが炎症を起こしている
などが考えられます。
肛門せんは貯まりすぎると破裂して治療が長引きます
念のため、便ももって動物病院にうかがうようにしましょう
愛犬がおしりを気にするのには5つの理由があります。
3分で読み終わるので、「なんか最近、愛犬がおしりスリスリするな…」という飼い主様は、ぜひ読んでみてください。
目次
犬がおしりを気にする5つの理由
犬がおしりをスリスリしたり、振り返ったり、すぐ座ったり…などは、おしりが気になっている証拠です。
犬がおしりを気にする理由は、
- おしり(肛門)周りがかゆい
- 下痢や便秘が続いている
- 寄生虫がいる
- 肛門腺が貯まっている
- 肛門腺が炎症を起こしている
の5つが考えられます。
以下で分けて説明していきます。
①おしり周りがかゆい
肛門の周りの皮膚がかゆくてスリスリ…していることがあります。
アレルギーなどで皮膚が弱い子だったり、おしりがただれている場合に生じます。
トリミング後に気にしだすことも多く、バリカン負けや肛門腺を絞った違和感なども考えられます。
②下痢や便秘が続いている
下痢や便秘など便の異常が続いていると、おしりを気にするようになります。
その場合、排便のあとにスリスリすることが多いです。
③寄生虫がいる
寄生虫がいて、痒くて気にしていることもあります。
「ギョウチュウ」といって、人でも昔はよくいた寄生虫です。
この「ギョウチュウ」は、子犬ではよく見られる寄生虫です。
便に白いツブツブしたものが混じっている場合には、動物病院で虫下しをする必要があります。▼
④肛門腺が貯まっている
肛門腺(肛門の下にあるにおい袋)が貯まっていて、気にしてこすっていることもあります。
肛門腺は貯まりすぎると、破裂してしまうことがあり、治療が長引いてしまいます。
月に1回程度絞る程度で大丈夫ですが、よく気にする子は2週間に1回程度絞ることもあります。
⑤肛門腺が炎症を起こしている
肛門腺の中が炎症を起こしている場合もあります。
必要に応じて中に薬を注入して、痒みがなくなるか経過をみていきます。
愛犬がおしりを気にするときの対処法
肛門腺を定期的(1~2か月に1回程度)に絞っていない場合には、まずは動物病院で肛門腺を絞ってもらうといいです。
また、下痢や便秘など便の状態があまりよくないときは、食事や薬で便を整えてあげることが重要です。
虫がいることもあるので、おしり周りを気にするときは、便の検査もあわせてしてもらうといいです。
肛門腺は貯まっていなくて便もOK!の場合には、肛門腺に炎症が起きている可能性もあります。
その場合、肛門腺に薬を注入して治療するようになります。
【まとめ】愛犬がおしりを気にする理由と対処法
愛犬がおしりを気にする場合には、どこが痒いのか?どこが気になるのか?を見極める必要があります。
便に異常があることも多いので、念のため便をもって受診するようにしましょう!