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【猫のおしっこが出ない!】なんどもトイレに行く理由と緊急時の見分け方

【猫のおしっこが出ない!】なんどもトイレに行く理由と緊急時の見分け方

「愛猫がなんどもトイレに行きます…」

「愛猫がトイレで寝ています…」

「陰部をしきりになめています…」

などは、猫のおしっこが出ない(出づらい)可能性があります。

トラまりも
トラまりも
猫のおしっこが出ない場合には、命にかかわることもあるよ。そのため、緊急性の見極めが必要なんだ。

この記事では、

  • 猫がなんどもトイレに行く理由
  • 緊急性はあるのか?
  • 自宅でできることは?

などをお伝えしています。

「様子を見てもいいのかな?」「自宅でできることはないかな?」という飼い主様は、ぜひ読んでみてくださいね。

猫がなんどもトイレに行く理由は『おしっこが出ないから』

猫がなんどもトイレに行く理由は『おしっこが出ないから』

猫がなんどもトイレに行く理由は、ずばり『おしっこが出ない』からです。

トラまりも
トラまりも
当たり前じゃん!って思うかもしれないけど、うんちが出ないって場合もあるんだ。

うんちが出なくて、なんどもトイレに行く場合もあります。

でも、その場合は、だいたい下痢をしています。

人も下痢でおなかが痛いときは、出なくても、なんどもトイレに行ってしまいますよね。

慢性便秘の子や巨大結腸症などの子の場合には、便が固くて出ないこともありますね。

そのため、排便がしっかりできているのにトイレに行く場合には、おしっこが出ない(出づらい)可能性が高いです。

猫のおしっこが出ない2つの理由

猫のおしっこが出ない2つの理由

では本題です。

猫のおしっこが出ない理由は2つありますが、1つは緊急性があり、もう1つは緊急性が低いことが多いです。

①尿道がつまっている;尿道閉塞【緊急性あり】

おしっこの出口がつまり、出せないことがあります。

この病気は『尿道閉塞』といい、主にオス猫で生じます。

冬場など、寒くて飲水量がより低下する時期に多く発生します。

この尿道閉塞の場合には、緊急性があり、様子を見ていることで、亡くなってしまう場合もあります。

トイレになんども行くことに加え、

  • 元気や食欲がない
  • 「ワオーワオー」など、変な声で鳴く
  • トイレで寝ている
  • イライラしている
  • 吐く
  • 陰部をなめる
  • ぐったりする

などがみられることがあります。

尿道閉塞の場合、自宅でできることはないです。

どこでもいいですので、緊急病院に行ってください!!!

動物病院で尿道のつまりを治してもらえば(場合によっては、点滴や入院処置をすることもあります)、ひとまず一件落着です。

尿道閉塞についての詳しい記事は、こちらを参考にしてください。▼

【要注意!】猫の尿道閉塞(尿閉)は急になる【症状や治療法をお伝え】
【要注意!】猫の尿道閉塞(尿閉)は急になる【症状や治療法をお伝え】「愛猫がなんどもトイレに行きます…」 「数日間、おしっこをしていない気がします…」 こんなときは、猫の尿道閉塞(にょうどうへ...
トラまりも
トラまりも
尿道がつまる原因は、ほとんどが結石だよ。

めったにないですが、メス猫で尿道がつまり、尿が出ないということもありました。

この子は、膀胱の腫瘍が原因でした。

ただ、症状は「数日前から、尿が出づらいです…」でした。

②膀胱が空っぽ【緊急性がない場合が多い】

膀胱が空っぽのときは、当然トイレに行ってもおしっこは出ません。

ではなぜ、空っぽなのにトイレに行くのでしょうか?

それは『膀胱炎』だからです。

膀胱炎の場合、残尿感があり、膀胱が空っぽなのになんどもトイレに行きたくなります。

トラまりも
トラまりも
膀胱炎になったことがある人は分かるかもしれないけど、トイレに行ってもまたすぐにトイレに行きたくなっちゃうよね…でも全然出ないの。。

これは頻尿という症状で、

『メス猫がなんどもトイレに行っている場合』はこちらが多いです。

加えて、血尿が見られることもありますね。

膀胱炎は、緊急性がないことが多いため、

  • 元気食欲があって
  • 吐いたりしていない

場合は、しばらく様子を見て治りが悪かったら動物病院に伺うようにしましょう。

男の子でも①「尿道が詰まっていて出ない」ではなく②「膀胱が空っぽで出ない」場合もあります。

膀胱炎の原因は、細菌感染や結石などです。

抗生物質を飲んだり、ご飯を変えたりするとよくなることが多いので、主治医の先生に相談してみてくださいね。

【まとめ】猫のおしっこが出ない!なんどもトイレに行く理由と緊急時の見分け方

猫のおしっこが出ない場合は、

  • 尿道がつまっている【緊急性あり】
  • 膀胱が空っぽ(膀胱炎)【緊急性は低いことが多い】

の可能性があります。

ただ、両者の見極めは難しいことも多いため、愛猫のトイレトラブルがあった場合には、速やかに動物病院に伺うようにしましょう。

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