「愛犬の体が熱いけど、熱中症かな?」
「愛猫が熱中症ぽいけど、どうすればいいの?」
「効果的に冷やす場所ってどこだろう?」
など、愛犬や愛猫が熱中症かも…と思ったときに、熱中症かどうかの判断と、どこを冷やすべきなのかは悩んでしまいますよね。
この記事では、犬や猫が熱中症になったときの対処法や効果的に冷やす場所を解説しています。
愛犬や愛猫が熱中症かも…という飼い主様は、慌てずぜひ読んでみてください。
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愛犬・愛猫が熱中症になったかも…というときの対処法
犬と猫が熱中症になってしまったときの対処法は、何よりも「冷やす」ことです。
まずは、クーラーの効いている室内に連れて行き、水が飲める状態の場合は、積極的に飲ませてあげましょう。
その後、体温を測って熱中症なのかどうかを判断しましょう。
犬と猫の体温は、環境や犬種にもよりますが、38.0℃~39.0℃程度です。
測る時間や個体差もあるので、普段から平熱を知っておくということは大切です。
体温計の肛門への入りが悪かったら、油やベビーオイルなどを塗ると入りやすいです。
ふらふらで意識レベルが低下している場合には、タオルをかけてその上から水道水をかけます。
そして、扇風機やうちわで仰ぐなどして風を送ってあげます。
特に氷水である必要はありません。
むしろ冷たすぎると、皮膚表面の血管が収縮して、熱放散がうまくできなくなってしまい逆効果です。
体温計を使いながら、過度の冷却による低体温症にも注意しましょう。
熱中症でない場合もある
熱がある理由は、もちろん熱中症だけではありません。
風邪などの感染や炎症があっても熱が出ることはあります。
涼しい場所にいたのに熱が高い場合には、まずは動物病院に連絡するようにしましょう。
犬や猫の熱中症で冷やす場所とは?
人の場合、
- 頸静脈(首)を冷やせ!
- 脇を冷やせ!
- 鼠径部(足の付け根を)冷やせ!
などありますよね。
太い血管が通っているところを冷やすと、効率的に体全体を冷やせるからです。
犬や猫の場合は、
- 首
- おなか
を中心に冷やしてあげるといいです。
ただ、実際には慌てているし、どこ冷やせばいいか考えている暇もないです。
そのため、以下のように「体全体を冷やしてあげる」ことで、効率よく熱を下げることができます。
具体的には、
- バスタオルを体全体にかけて(顔は出してあげて)
- 冷たすぎない水をかけて(氷水である必要はない)
- 水はできれば流水で(無理ならバケツに汲んで何度も)
- クーラーガンガンにして
- 扇風機やうちわであおぐ
としてあげるといいです。
意識低下があるときは動物病院へ
冷却をしても意識が戻ってこない場合や、自力で飲水ができない場合などは、動物病院に行くようにしましょう。
動物病院に行く道すがらも、車内の冷房ガンガンで窓を開けてあげましょう。
動物病院では状況に応じ、点滴処置や酸素吸入など救命処置を行うようになります。
【まとめ】犬と猫が熱中症かも?というときの対処法
ペットが熱中症かも…と思ったときは、まずは直腸温をはかりましょう。
40.5℃以上ある場合には熱中症の可能性もあるので、クーラーの効いた涼しい場所に移動してあげましょう。
そして、体全体にバスタオルをかけて、水道水をかけ続けて、扇風機やうちわの空気で冷やしてあげましょう。
外なら木陰に運んで、とりあえず水をかけ続けることが大切です。
意識が回復しなかったり、自分で水を飲めない場合には、動物病院に連絡をしましょう。