「子犬が便を食べるんです…」
「子犬が便を食べるのをやめさせたいです!」
「便を食べるのですが、病気なの?」
など、かわいい子犬が便を食べるのを見たり、遊んでいるとびっくりしてしまいますよね。
先日、以下のツイートをしました。▼
子犬がブツを食べる事は多いです⚡️
本能なので大人になれば大体なくなります。
対策は
・すぐ片づける←簡単で効果◎
・した瞬間におやつ、ほめる←気をそっちに向かせる
・すっぱい、苦いなど防止グッズ
・皮膚用の食事に変更←においがなくなり興味を示さない
体重が増えない、症状がある時は病院へ— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) July 20, 2021
子犬がブツを食べる事は多いです
本能なので大人になれば大体なくなります。
対策は
・すぐ片づける←簡単で効果◎
・した瞬間におやつ、ほめる←気をそっちに向かせる
・すっぱい、苦いなど防止グッズ
・皮膚用の食事に変更←においがなくなり興味を示さない
体重が増えない、症状がある時は病院へ
この記事では、
- はやく!
- 簡単に!
- どんな子でも!
便を食べるのをやめさせる方法をご紹介いたします。
食糞にお困りの飼い主様は、ぜひ読んでみてください!
目次
子犬が便を食べるのは本能行動
食糞(便を食べる行動)は、動物に元々備わっている本能行動です。
- 敵から身を守る
- 巣をきれいにする
といった本能的なことと、
- おなかがすいている!
- ひまだから遊んでいる!
- 「便をすると怒られる」と思っているので、隠している!
- 食べると飼い主が来てくれるので、楽しい!
といった好奇心や遊び欲求なども考えられます。
犬はもともと、巣穴付近を清潔に保つため+寄生虫などの感染症のまん延を防ぐために、巣穴から離れた場所で排泄をするという習性があります。
なので、ケージの中など寝床付近に排便するような狭い空間にずっといると、便を食べて寝床をきれいに保とうとする欲求(食糞行動)が働きます。
- 飼い主様が留守がちでずっとケージの中で過ごしている子
- ペットショップでケージの中でしか排泄をできない状況だった子
に関しては、特に食糞行動が強い傾向にあります。
ちなみに、食糞は子犬ではよく見られますが、子猫ではまれです。
うさぎやハムスターは、便を食べるのが普通です。
うさぎやハムスターは、食べた餌を盲腸や大腸といった腸の下の方で分解しています。
そのため、体が栄養を吸収する前に、うんちとして出てしまうので、便を食べることによって栄養を得ています。
便を食べない子犬もいるので、
「うちの子だけなんでするんだろう…」
と思わず、他の子とは比べずに接してあげましょう。
「食糞=正常なこと」
です!
子犬が便を食べるのが問題となるとき
そもそも見た目が問題ですよね…
なんか汚いし、口臭いし…
ただ、食糞が病気として問題となるときもあります。
- 体重が増えないとき
- 下痢や軟便をしているとき
- ストレスのはけ口となっているとき
などのときは、動物病院で便検査をしてもらったほうがいいです。
いずれにしても、「何とかやめさせたい!」と思う飼い主様のお気持ちは、お察しします…
では、具体的に「子犬の食糞をやめさせる方法」を解説いたします!
子犬が便を食べるのをやめさせる5つの方法
食糞をやめさせるには5つの方法があります。
- 食糞防止グッズを使う
- フードを変える
- 便をしたらおやつをあげる、おもちゃで遊ぶ
- 便をすぐに片づける
- 大人になるのを待つ
それぞれ見ていきましょう!
①食糞防止グッズを使う
子犬に「便はおいしくないもの」と覚えさせる方法です。
- 便に直接かけるタイプ
- 食事に混ぜるタイプ
のものがあります。
■トーラス・フンパラ
子犬の食糞対策として「便に直接かける」タイプの商品です。
苦み辛み成分が付くので、便を食べなくなるようになります。
もちろん子犬に安全な成分で作られてますし、日本製なのも安心ですね。
ふりかけタイプなので、ペットシーツなどの「異物食い」の対策もできる商品となってます。
■トーラス・フンロップゴールド
フンロップゴールドは、「食事に混ぜる」タイプの食糞防止グッズです。
便として出てきた時点で、苦み成分が付いているので、便をするたびに振りかけるという手間が省けます。
この商品も国産で、安全な成分で作られているので、安心して使えそうですね。
食糞防止グッズによって、下痢をしてしまう子もいます…
その場合は速やかに中止し、治りが悪ければ動物病院を受診するようにしましょう。
②フードを変える
植物性たんぱく質のフードにすると、便のにおいが低減され、食糞をしなくなる子もいます。
■ロイヤルカナン ベッツプラン スキンケアプラスジュニア 犬用
スキンケアプラスは、そもそも皮膚用のフードですが、
- 消化率が高く
- 便のにおいが少ない
という特徴があり、食糞対策としても使われることがあります。
便のにおいが減るので、食糞をしなくなってからの普段使いのフードにも、よく利用されています。
③便をしたらおやつをあげる、おもちゃで遊ぶ
トイレトレーニングの一つにもなります。
「トイレをすると、ごほうびがもらえる!」と思うと、食糞そっちのけになります。
便をした瞬間に犬を呼び寄せ、便との距離を物理的に離すようにしましょう。
また、「遊んでもらうのが大好き!」という子は、トイレをしたら、ほめておもちゃで遊んであげましょう。
子犬のトイレトレーニングについて書いた記事もあるので、参考にしてみてくださいね。▼
④便をすぐに片づける
「そこに便があるから食べてしまう」わけで、しれっと片づけましょう。
糞を食べている隙すら与えないということです!
意外とこれが一番いい方法で、うんちに興味を持たなくなります。
「留守にすることが多いから…」という方でも、
- お休みで家にいる日
- 家に帰ってから
は、便をしている瞬間は見逃さず、すぐに片づけましょう!
⑤大人になるのを待つ
もっぱらこれが最終手段です。
小さいうちは、何にでも興味があって、
- 便を食べたり
- おしっこをちょいちょいしてみたり
- いろいろ所をかじってみたり
- 食欲旺盛で超パワフル!
というところがありますが、大きくなると落ち着いてきます。
食糞もこの一つで、大人になれば大体の子でなくなります。
また、排便の回数が減ることやタイミングが分かってくることから、食糞を防ぐことが可能です。
その時間に対応ができない場合は、食事や散歩の時間を調整して変化があるかを見てみるといいです。
【まとめ】子犬が便を食べるときにすること
子犬が便を食べるのをやめさせる方法を5つご紹介いたしました。
- 食糞防止グッズを使う
- フードを変える
- 便をしたらおやつをあげる、おもちゃで遊ぶ
- 便をすぐに片づける
- 大人になるのを待つ
ぜひできることから試してみてください。
食糞は本能行動の一つです。
食べてしまっても、絶対に怒らないでくださいね!!
気長に育てていくことで、いつのまにか食べなくなってることがほとんどです!