「うちの猫が太ってるって言われたけど、標準体重ってどれくらい?」
「痩せすぎな気がするんだけど…」
「どれくらの体重がベストなんですか?」
など「猫の適正体重」について悩まれている飼い主様は多いです。
この記事では、
- 猫の適正体重の測り方
- 痩せている場合の体重管理の方法
- ぽっちゃりの場合の体重管理の方法
などを図解で分かりやすく説明し、愛猫が適正体重で健康に過ごせるための方法を解説いたします。
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目次
【図解で簡単】猫の適正体重にはBCSという評価基準がある
猫の適正体重には、BCS(Body Condition Score:ボディコンディションスコア)という評価基準があります。
BCSは、その子の体格に見合った体型なのかを見極める指標で、
- 肋骨部の脂肪の付き具合
- 腰のくびれ具合
によって5段階に分けて判別します。
ちなみに、猫の成長は6か月齢~1歳程度で止まるので、「1歳程度のときの体重が適正体重(痩せている場合は1.2倍にした体重)」とも言われています。
BCSを用いた猫の適正体重の見分け方【BCS3が理想】
上でもお伝えした通り、BCSは、
- 肋骨部の脂肪の付き具合
- 腰のくびれ具合
によって5段階に分けて判別します。
肋骨部の脂肪の付き具合
肋骨部を触ってみて、肋骨が手のひらで感じられるかどうかで判断します。
ゴリゴリに骨ばっていればBCS1、全く肋骨が触れなければBCS5とします。
適正体重BCS3は、肋骨がうっすらと触れる程度です。
長毛種の場合は、毛の下に手を入れて確認しましょう。
腰のくびれ具合
猫を上から見たときに、腰の部分がくびれているかどうかで判断します。
がっつりくびれていればBCS1、くびれが全くなく寸胴の場合はBCS5とします。
適正体重BCS3は、若干くびれが分かる程度です。
長毛種の場合は、毛を押し付けて見てみましょう。
体重が減少している(痩せている)場合の体重管理
BCS1・BCS2の場合は、少し痩せてしまっているので、体重をアップさせるようにしましょう。
そもそも体重が減少している原因を見極めることが大切で、その原因は、
- 食事量が少ない
- 活動量が多い(活発)
- 老化
- 何かしらの病気がある
- 手作り食での栄養バランスのかたより
などがあります。
手作り食をあげる場合には、あくまでトッピング程度にして、メインの食事は総合栄養食のキャットフードにしてあげましょう。
食欲や元気があるのに体重が落ちてくる場合は、食事の量を増やしたり、高カロリーの食事を与えてみるといいです。
食欲がない場合や、食事の量を増やしても痩せてくる場合は、病気の可能性もあるので一度受診することをおすすめします。
体重が増加している(太っている)場合の体重管理
BCS4・BCS5の場合は、少し太ってしまっているので、体重を落とすようにしましょう。
太っている場合も、そもそも体重が増加している原因を知ることが大切で、その原因は、
- 食事量が多い
- 運動量が少ない
- 何かしらの病気がある
- おやつなどを与えている
などがあります。
あまり食べていないのに太っていたり、他の症状(よく寝ている、よく水を飲むなど)もある場合には、病気の可能性もあるので一度受診することをおすすめします。
フードを減らしてみる
食欲や元気がある場合は、今食べている食事の量を減らしてみるようにしましょう。
食事を減らしていて、適度な運動もしているのに太る場合は、フードの種類の変更(低カロリーの食事;ダイエットフード)にしてみましょう。
空腹感が増えてしまう子には、自動給餌器などを用いて、食事回数を4~6回程度に増やしてあげましょう。
適度な運動をさせる
心臓病や関節炎などの病気がなければ、適度な運動をしましょう。
知育玩具を使って遊んであげると、運動とともにストレス発散にもなります。
また、庭先を少し歩く!ということも運動かつリフレッシュになります。▼
おやつは控える
体重がある子は、おおよそおやつを食べています。
おやつ量を控えるだけで体重が落ちることはよくあります。
猫の適正体重を維持するためのおすすめ体重計
猫の体重を測るとき、抱っこして一緒に測ることが多いですよね。
それだと本当におおざっぱな体重しか分からないので、あまり意味がないです。
ペットくん
- 5g単位で測れるので、詳細に記録できる
- 薄型で乗りやすい、しまいやすい
- キャリーに入れたまま測ることもOK
という特徴があるので、体重を正確に測れて安全なのでおすすめです。
【まとめ】猫の適正体重はBCSで確認
猫の適正体重はBCS(ボディコンディションスコア)という、
- 肋骨部の脂肪の付き具合
- 腰のくびれ具合
で5段階に分けて判断します。
BCSが1,2の子は、何かしらの原因で痩せてしまっているので、フードの量を増やしたり、高カロリーな食事にしてみるといいです。
BCSが4,5の子は、少し太り気味なので、食事量を減らしたり適度な運動をするようにしましょう。
適正体重を維持することは、健康寿命を延ばすことにもなります。
かわいい我が子と一日でも長く一緒に居たいですよね?
だったら今日から愛猫の体重管理をはじめましょう!