猫のよくあるお悩み PR

【簡単】猫の適正体重を知る方法【BCSという指標で健康に過ごそう】

【簡単】猫の適正体重を知る方法【BCSという指標で健康に過ごそう】

「うちの猫が太ってるって言われたけど、標準体重ってどれくらい?」

「痩せすぎな気がするんだけど…」

「どれくらの体重がベストなんですか?」

など「猫の適正体重」について悩まれている飼い主様は多いです。

トラまりも
トラまりも
どのくらいが理想の体重なのかってよく分からないよね…

この記事では、

  • 猫の適正体重の測り方
  • 痩せている場合の体重管理の方法
  • ぽっちゃりの場合の体重管理の方法

などを図解で分かりやすく説明し、愛猫が適正体重で健康に過ごせるための方法を解説いたします。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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【図解で簡単】猫の適正体重にはBCSという評価基準がある

【図解で簡単】犬の適正体重にはBCSという評価基準がある

猫の適正体重には、BCS(Body Condition Score:ボディコンディションスコア)という評価基準があります。

BCSは、その子の体格に見合った体型なのかを見極める指標で、

  • 肋骨部の脂肪の付き具合
  • 腰のくびれ具合

によって5段階に分けて判別します。

全猫種に共通の、体重に関わらない指標です。
トラまりも
トラまりも
体重は、その子の体格によって個体差があるから、体重で太っている痩せているを見極めるのは難しいんだ。

ちなみに、猫の成長は6か月齢~1歳程度で止まるので、「1歳程度のときの体重が適正体重(痩せている場合は1.2倍にした体重)」とも言われています。

BCSを用いた猫の適正体重の見分け方【BCS3が理想】

BCSを用いた猫の適正体重の見分け方【BCS3が理想】

上でもお伝えした通り、BCSは、

  • 肋骨部の脂肪の付き具合
  • 腰のくびれ具合

によって5段階に分けて判別します。

肋骨部の脂肪の付き具合

肋骨部を触ってみて、肋骨が手のひらで感じられるかどうかで判断します。

ゴリゴリに骨ばっていればBCS1、全く肋骨が触れなければBCS5とします。

適正体重BCS3は、肋骨がうっすらと触れる程度です。

長毛種の場合は、毛の下に手を入れて確認しましょう。

腰のくびれ具合

猫を上から見たときに、腰の部分がくびれているかどうかで判断します。

がっつりくびれていればBCS1、くびれが全くなく寸胴の場合はBCS5とします。

適正体重BCS3は、若干くびれが分かる程度です。

長毛種の場合は、毛を押し付けて見てみましょう。

体重が減少している(痩せている)場合の体重管理

体重が減少している(痩せている)場合の体重管理

BCS1・BCS2の場合は、少し痩せてしまっているので、体重をアップさせるようにしましょう。

そもそも体重が減少している原因を見極めることが大切で、その原因は、

  • 食事量が少ない
  • 活動量が多い(活発)
  • 老化
  • 何かしらの病気がある
  • 手作り食での栄養バランスのかたより

などがあります。

トラまりも
トラまりも
手作り食っていいな!と思って作っている飼い主様もいらっしゃるけど、猫が健康的に生きるための栄養基準を満たしてあげることはとても難しいんだ。

手作り食をあげる場合には、あくまでトッピング程度にして、メインの食事は総合栄養食のキャットフードにしてあげましょう。

食欲や元気があるのに体重が落ちてくる場合は、食事の量を増やしたり、高カロリーの食事を与えてみるといいです。

食欲がない場合や、食事の量を増やしても痩せてくる場合は、病気の可能性もあるので一度受診することをおすすめします。

【考えられる病気】

  • 消化器疾患(下痢・嘔吐など)
  • 腫瘍がある
  • 糖尿病甲状腺機能亢進症などホルモンの異常
  • 慢性的な病気がある(心疾患など)
病気で痩せてくる場合は、体重低下以外にも症状(よく寝ている、下痢や嘔吐など)が出ることが多いです。

体重が増加している(太っている)場合の体重管理

体重が増加している(太っている)場合の体重管理

BCS4・BCS5の場合は、少し太ってしまっているので、体重を落とすようにしましょう。

太っている場合も、そもそも体重が増加している原因を知ることが大切で、その原因は、

  • 食事量が多い
  • 運動量が少ない
  • 何かしらの病気がある
  • おやつなどを与えている

などがあります。

あまり食べていないのに太っていたり、他の症状(よく寝ている、よく水を飲むなど)もある場合には、病気の可能性もあるので一度受診することをおすすめします。

フードを減らしてみる

食欲や元気がある場合は、今食べている食事の量を減らしてみるようにしましょう。

食事を減らしていて、適度な運動もしているのに太る場合は、フードの種類の変更(低カロリーの食事;ダイエットフード)にしてみましょう。

トラまりも
トラまりも
猫の場合は、一気に食事量を減らすと肝臓に負担がかかってしまうので、減量は1週間に体重の2%までにとどめよう。

空腹感が増えてしまう子には、自動給餌器などを用いて、食事回数を4~6回程度に増やしてあげましょう。

適度な運動をさせる

心臓病や関節炎などの病気がなければ、適度な運動をしましょう。

トラまりも
トラまりも
キャットタワーやキャットウォークを設置してみよう!

知育玩具を使って遊んであげると、運動とともにストレス発散にもなります。

また、庭先を少し歩く!ということも運動かつリフレッシュになります。▼

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トラまりも
トラまりも
ただ、犬や猫は「散歩で痩せる」ってことはないよ。もともと走ったりするのに適した肉体を持っているので、運動でのカロリー消費はそんなにないんだ。

おやつは控える

体重がある子は、おおよそおやつを食べています。

おやつ量を控えるだけで体重が落ちることはよくあります。

猫の適正体重を維持するためのおすすめ体重計

猫の体重を測るとき、抱っこして一緒に測ることが多いですよね。

それだと本当におおざっぱな体重しか分からないので、あまり意味がないです。

トラまりも
トラまりも
せっかく測るんだったら、動物病院のように細かい数値で知りたいよね!

ペットくんというペット専用の体重計なら、

  • 5g単位で測れるので、詳細に記録できる
  • 薄型で乗りやすい、しまいやすい
  • キャリーに入れたまま測ることもOK

という特徴があるので、体重を正確に測れて安全なのでおすすめです。

トラまりも
トラまりも
定期的に動物病院で測ってもらったり、獣医さんに診てもらうってのも大事だよ!

【まとめ】猫の適正体重はBCSで確認

猫の適正体重はBCS(ボディコンディションスコア)という、

  • 肋骨部の脂肪の付き具合
  • 腰のくびれ具合

で5段階に分けて判断します。

BCSが1,2の子は、何かしらの原因で痩せてしまっているので、フードの量を増やしたり、高カロリーな食事にしてみるといいです。

BCSが4,5の子は、少し太り気味なので、食事量を減らしたり適度な運動をするようにしましょう。

適正体重を維持することは、健康寿命を延ばすことにもなります。

かわいい我が子と一日でも長く一緒に居たいですよね?

だったら今日から愛猫の体重管理をはじめましょう!

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