「子犬が家に来て1週間くらいなんですが、くしゃみをします…」
「この前から、くしゃみとか咳をしています」
「子犬がくしゃみしているけど、風邪ですか?」
など、子犬がくしゃみをしているとなんでだろう?大丈夫かな?と不安になってしまいますよね。
この記事では、子犬のくしゃみについて、
- 原因って何?
 - 動物病院に行った方がいいの?
 - 風邪かな?自宅でできる事は?
 
などを解説し、正常なくしゃみ「逆くしゃみ」についてもお伝えいたします。
家に来て1週間くらいの子犬がくしゃみをすることはよくある
子犬が家に来て1週間くらい経った時に、
「くしゃみや咳をするようになりました」
というのは本当によくあるお悩みです。
おそらく少し風邪をひいている可能性があります。
家に来てから一週間くらいは子犬も緊張で気が張っていて風邪とかひかないのですが、家に慣れてくるくらいの時期(ちょうど一週間くらい)のときに気が緩んで風邪をひくことが多いです。
子犬のくしゃみ【3つの原因と対策法】
子犬のくしゃみの原因は3つあります。
以下でそれぞれ説明していきますね。
原因①生理的なもの
もちろん子犬も正常でもくしゃみはします。
人でも鼻がムズムズしたときにくしゃみをするように、犬でもそういったことは当然あります。
また、
- 水を飲んだ後
 - ごはんを食べた後
 - においをかいだ後
 
などのときにはくしゃみをしやすいです。
水を飲んだ後にくしゃみをする場合
水を飲んだあとにくしゃみをするときが多いな~と感じるときは、水のあげ方を変えてみましょう。
- 吸うタイプ→置き型タイプに変える
 - 置き型タイプ→吸うタイプに変える
 - 水飲み台の高さを調整
 - 少量ずつ与える
 
ごはん中やごはんを食べた後にくしゃみをする場合
ごはん中や食べ終わったあとにくしゃみをするな~と感じるときは、
- ごはん台の高さを変える
 - 少量ずつ与える
 - ごはんの硬さ(ふやかし方)を変えてみる
 - ごはんの種類を変えてみる
 
などを行ってみて変化があるかを見てみましょう。
原因②ケンネルコフ(風邪)
環境が変わったときや季節の変わり目には犬も風邪をひきます。
ケンネルコフとは犬伝染性気管気管支炎とも言い、いわゆる「犬の風邪」のことです。
原因として、
- 犬パラインフルエンザウイルス
 - 犬アデノウイルス2型
 - ボルデテラ
 - 犬呼吸器コロナウイルス(新型コロナウイルス感染症とは関係ない)
 - 犬ヘルペスウイルス1型
 - 犬ニューモウイルス
 - 犬インフルエンザウイルス
 - マイコプラズマ
 
などのたくさんの微生物が複合的に感染して症状を示します。
ケンネルコフの場合は、薬を使わないと治らないので、早めの受診をおすすめします。
犬の風邪は人にはうつらない
上記で説明した微生物による犬の風邪は人にはうつりません。
また人の風邪も基本的には犬にはうつりませんので安心してください。
↑基本的にと書いたのは、新型コロナウイルス感染症は人から犬にうつることがあるとされているからです。
新型コロナウイルス感染症について書いた記事もあるので、参考にしてください。▼
原因③異物が入ってしまった
吐いてしまったあとや食事の最中~後などの場合、鼻に異物が入ってしまった可能性もあります。
突然に、
- くしゃみ
 - 鼻水
 - 顔を振る
 
などが始まった場合は異物が入ってしまった可能性もあります。
動物病院に行くべき時


子犬がくしゃみをしているときで、動物病院に行くべき時は、
- くしゃみの回数が増えてきている、止まらない
 - 鼻水や咳も出る
 - 呼吸がはやい
 - 食欲や元気がなくなってくる
 
などのときは動物病院に一度受診した方がいいです。
くしゃみに伴って、ぐったりしている場合や食欲が全くない場合は、すぐの受診をおすすめします。
動物病院では、血液検査やレントゲン検査などを行い、
- 抗菌薬
 - 気管支拡張薬
 - ネブライザー(噴霧療法)
 
などを行います。
【子犬は寝ているときの呼吸がびっくりするくらいはやい!】
子犬は寝ているときに呼吸がはやくなることがあります。
かと思ったら、急にゆっくりになったりします。
心配だったら一度起こしてみて、呼吸数が落ち着くかを見てみましょう。
落ち着く場合は大丈夫。様子を見てあげましょう。
自宅でできることは「安静」
子犬がくしゃみをしているとき、自宅でできる事は「安静」です。
人でも風邪をひいてしまったときはまず寝ることが大事!って言いますよね。
なので、子犬がくしゃみをするようになったら、まずはたっぷり寝かせてあげましょう。
犬には「逆くしゃみ」というくしゃみがある
犬では「逆くしゃみ」という人間ではみられないくしゃみをよくします。
逆くしゃみは、その名の通りくしゃみの逆で、鼻から空気を吸い込む行動です。
急に始まり、呼吸困難のように「ブーブー」豚の鳴き声のように大きな音を出すので、大丈夫かな…と心配になってしまいますが、大丈夫です。
生理的なものなので、ずっと続くようでなければ特に治療の必要はありません。
【まとめ】子犬のくしゃみの3つの原因
子犬のくしゃみの3つの原因は、
- 生理的なもの
 - ケンネルコフ(風邪)
 - 異物が入ってしまった
 
があります。
子犬のくしゃみは、生理的なものか風邪の引き始めであることが多いです。
くしゃみが続く場合や、元気食欲が低下してきた場合には動物病院を受診するようにしましょう。
自宅でできる事は、安静!
体調が悪そうだな…と感じたら早めに寝かせてあげるようにしましょう。

											












