「子犬が全然寝ないんです…」
「1日に20時間寝るって聞いたのに、寝なてくれない…」
「子犬が朝方起きて寝不足です…」
など子犬の睡眠や睡眠時間について疑問や不安に感じている方はたくさんいらっしゃいます。
この記事では、
- 子犬の睡眠時間ってどれくらい?
- 子犬が寝ない場合はどうしたらいいの?
- 寝なかったら病気になっちゃわないかな?
などを解説するとともに、子犬がぐっすり睡眠をとれる方法も解説いたします。
目次
子犬の平均睡眠時間は約20時間!
子犬の睡眠時間の平均は、おおよそ20時間くらいで、1日の大半をほぼ寝て過ごします。
子犬は何事にも興味津々で活動力が高いので、
- エネルギーをたくさん使う
- そもそものエネルギー量が少ない
ので、体力を回復するためには多くの睡眠時間が必要となります。
2か月~3か月齢の子犬
ほぼ寝てます!寝ることが仕事です!
仕事などで飼い主様が留守にする場合には、留守中の時間のほとんどを寝ているはずです。
飼い主様が日中ずっと家に居る場合は、なんだかんだで一緒に起きている場合が多いです。
そのため、ある程度遊んだ後は別室で2~3時間お昼寝をさせてあげましょう。
4か月~6か月齢の子犬
2~3か月の時に比べるとだいぶ睡眠時間は減ります。
14~16時間くらい寝る子が多いですが、20時間程度寝る子もいます。
子犬の睡眠時間が短い!?
上記で説明した通り、子犬はおおよそ20時間くらい寝る動物です。
「でもうちの子は日中ほとんど寝ないんです…」
というのもよく聞きます。
結果から言うと、特に問題ないです!そしてよくあります!
なぜなら、疲れれば絶対に寝るからです。
ペットショップの店員さんから、「20分遊んだら寝かせてあげてくださいネ」と言われたのに、いざサークルに入れると出せ出せと鳴きわめく…ってことはよくあります。
全然寝てくれない…とストレスになるくらいなら、いっそのこと起こしておけば大丈夫です。
そのうち疲れて寝てくれます。
寝ないと病気になる!?
いえいえ、そんなことはありません。
基本的にはお伝えした通り、疲れれば絶対に寝ます。眠すぎたら絶対に寝ます。
人の場合は不眠で体の調子が悪くなることが多いですが、子犬が不眠で具合が悪くなるというのは自分は聞いたことがありません…
ただ、もしも寝ないことと合わせて、
- 食欲や元気がない
- いつもと様子が違う
と言ったことがあったら、体調を崩している可能性もあるので、主治医の先生に相談してみましょう。
子犬が朝早く起きることへの対策
子犬が朝方起きてしまう(しかも場合によっては2時とか4時とか、すごく早い時間!)っていうのもよくあります。
この理由として、
- トイレに行きたい!
- かまってほしい!
っていうのが多いです。
「子犬が鳴く場合、無視してください」っていうのはよく言われます。
鳴いたときに対応すると「鳴けば相手をしてもらえるんだ!」と思ってしまうからという理由からです。
ただ、無視しても鳴きやまないとき多いんですよね…
そんな場合は、
- とりあえず起きて付き合う
- 日中もっと遊ぶ!
- 日中に寝ているときに起こす!
などして対応してみましょう。
日中の起きている時間にエネルギーをより消費させることで、夜通しぐっすり眠ってくれます。
疲れ果てさせるのはよくないですが、しっかり遊ばせてたっぷり寝かせることで、朝方起きずに寝ていてくれます。
なので、日中に、
- もっと遊んであげる!(←大変ですが…)
- ドックカフェや動物病院など刺激がある場所に連れて行ってあげる
- ワクチンを打ち終わっているならドックランで走る!
などをして過ごすと、たっぷりぐっすり眠ってくれます。
子犬の睡眠に関するQ&A
子犬を飼ったばかりだと、不安なことって多いですよね。
その中の一つとして「睡眠トラブル」はよくあります。
よくある疑問と答えを以下にまとめました。
子犬と一緒に寝たほうがいい?
これもよく聞かれる質問です。
そもそも犬は群れで生活する動物なので、一人になる遺伝子というのを持っていません。
そのため、飼い主様と同室で一緒に寝ることでぐっすり安心して寝る場合が多いです。
ただし、生活スタイルなどもあるので、一緒に寝るのが難しい場合も多いと思います。
その場合は、「薄暗くして(少し明かりをつけて)」別室で寝かせてあげることをおすすめします。
ラジオやテレビなどの音があると安心して寝ている子もいるので、工夫してみてください。
寝ている間に痙攣をする!?
「寝ている間にぴくぴくしたり、痙攣みたいなのを起こすけど大丈夫かな?」
という質問もよくあります。
睡眠には、レム睡眠(浅い睡眠)とノンレム睡眠(深い睡眠)がありますが、痙攣みたいなのが起きているときは、
「レム睡眠」
のときなので、眠りが浅く、夢を見ている真っ最中なのです。
レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。
レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。
一方、REMのないノンレム(non-REM)睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。
(参考:ドリエル)
なので、痙攣みたいなぴくつきが見られても、心配せずに寝かせてあげましょう。
睡眠時の子犬の呼吸が早いんです…
眠っているときに子犬の呼吸がびっくりするくらい早くなることもあります。
寝ているときの呼吸が、「1分間に100回くらいしているんじゃないの!?」って感じるときもあったりします。
かと思ったら急にゆっくりになったりして、不安に感じてしまいますよね…
呼吸が急に早く(荒く)なるときは、おそらくレム睡眠のときです。
起きているときに呼吸が早くなる場合は病気の可能性もありますが、睡眠中なら夢を見ているだけなので問題ありません。
ぐっすり寝るために~ブランケットやベッドを用意して快適な睡眠を!
犬が気に入っているブランケットやペットベッドを用意してあげることも大切です。
安心して気分が落ち着き、自分だけのスペースとしてゆっくり休むことができます。
そして、季節ごとに快適な素材に変えてあげることも重要です。
また、さすってあげたり、スキンシップをとることで安心してよく眠れる子もいます。
スキンシップの効果はこちらの記事を参考にしてください。▼
【まとめ】子犬の睡眠時間
子犬の睡眠時間は、約20時間程度ですが、個体差があるのでなかなか寝てくれない子も多いです。
その場合は、日中により活動的に過ごしたり、新しい刺激を与えたりしてみましょう。
子犬の場合は、疲れればどんな場所でもどんな時間帯でも寝ます。
全然寝ない場合でも「元気と食欲」があれば基本的には問題ありません。