予防関係

【犬や猫のマダニの取り方】自宅で取ってはダメ!確実な予防法も解説

「ダニかな?黒いものがくっついてます…」

「ダニがくっついているけど、自分で取っていい?」

「黒いイボみたいなのがあります…」

など、犬や猫にダニがくっついていた場合には、どうするべきか悩んでしまいますよね。

トラまりも
トラまりも
自分で取っちゃダメってよく聞くし、どうすればいいんだろう…って思うよね。

先日、以下のツイートをしました。▼

犬や猫に黒いイボみたいなのがくっついていたら、血を吸ったダニの可能性もあります。
その場合は、取ったらダメです。
ダニの口が残ってしまいます。
動物病院でピンセットでとってもらうか薬を垂らしてもらいましょう。
血を吸いきったら床に落ちるので気持ち悪いけど、夜なら翌日病院で大丈夫。

■本記事の内容

  • ダニがくっついていたときの取り方
  • 再度くっつかないようにするための方法

これってダニ?取ってもいいの?動物病院に救急で行った方がいいの?

などと疑問な飼い主さんは、是非読んでみてください。

トラまりも
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この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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マダニの予防をしていても、ついてしまう場合がある

マダニの予防をしていても、ついてしまう場合がある

(▲イボみたいに見えますが、黒っぽいテカテカしているのが吸血中のダニです。)

愛犬・愛猫のノミダニ予防を毎月しっかりしていても、ついてしまう場合はあります。

犬や猫は被毛で全身を覆われているので、ダニやノミなどの外部寄生虫にとって隠れやすく、発見しずらい環境となるからです。

また、犬や猫は毎日お風呂に入るわけではないので、くっついていても洗い流すことができません。

犬の場合はお散歩で草むらに入ることもあり、マダニが付きやすい状況でもあります。

「予防しているのに、何度もついちゃう…」という場合には、こちらの記事をご参照ください。▼

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家のダニとマダニは違う

家のカーペットやソファーにいるダニとマダニは違うものです。

トラまりも
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種類も、住む場所も、エサ、病原性も全然違うよ!

前者は人の垢やフケをエサにして生活していますが、マダニは動物の血をエサにして生きています。

予防法・対策法も異なるので、こちらの記事もご参照ください。▼

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マダニがつきやすい場所

マダニは全身のどこにでもつきますが、特にくっつきやすい場所は、

  • おしり周り
  • 肩、胸回り
  • 内また

など、被毛が薄くて掻きづらい場所です。

マダニの取り方【薬で駆除orピンセット】

吸血中のマダニは、しっかり噛みついているため、手で引っ張っても容易に取ることができません。

無理に取ってしまうと、マダニの口が皮膚の中に残ってしまい、炎症や化膿の原因となってしまいます。

そのため、マダニを駆除するには、

  • (一部の)ノミダニ予防薬を少量マダニに垂らす
  • 特殊なピンセットで取る

といった方法で行います。

トラまりも
トラまりも
ほとんどの垂らすタイプのノミダニ予防薬は、虫の体表にくっつくことで効果を発揮するよ。そのため直接虫に少量垂らすと死んでくれるんだ。

発見した場合には、自分で無理に取らず、動物病院で薬をつけてもらうかピンセットで取ってもらうようにしましょう。

動物病院がやっていない時間に発見した場合には、翌日に動物病院に行って取ってもらうといいです。

その場合、体をこすりつけたり掻いたり、マダニが吸血を終えたり…で、マダニが地面に落下してしまうこともあります。

そのため、その日は一緒に寝ないほうがよく、サークルなどで別で休むのがいいと思われます。

ダニがくっついていること~感染症の危険性

ダニがくっついていること~感染症の危険性

ダニが食いついている場合には、すでに血を吸っているということです。

そのため、もしも病原体がマダニの中にいたら、すでに犬や猫の体内に病原体が入り込んでいる可能性があります。

マダニが媒介する感染症(一例)
  • SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
  • 日本紅斑熱
  • ライム病
  • ダニ脳炎
トラまりも
トラまりも
みんながみんな、刺されたら病気がうつるってわけではないよ。

マダニの病原体の保有率は低く、重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome: SFTS)の場合には、ウイルス保有率は地域や季節によりますが0~数%といわれています。

ただ、死亡症例もあるので、マダニに噛まれた後は、例え除去したとしても数日間(SFTSの場合、潜伏期間はマダニに噛まれてから5日~2週間程度と言われています)は、熱や消化器症状がないかなどを数日間はよく観察するようにしましょう。

参考:厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A

トラまりも
トラまりも
マダニに噛まれた場合には、元気はある?食欲はある?などいつもと変わったことがないかをよく確認するようにしよう!

ノミダニの予防【再度つかないための3つの方法】

ノミダニの予防【再度つかないための3つの方法】

愛犬や愛猫にノミやダニが付かないようにするためには、3つの方法で対策をしましょう。

①ブラッシング・シャンプー

マダニに刺されないためには、定期的なブラッシング、特に犬の場合にはお散歩後のブラッシングが有用です。

通常のブラッシングだけでなく、目の細かいブラシ(ノミ取りくし)も使うといいでしょう。

また、レジャーに行った後はシャンプーをしてあげましょう。

猫はシャンプーをするとパニックになるので、ブラッシングにとどめましょう。

トラまりも
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猫のシャンプーを行う場合には動物病院で!

②なるべく草むらに入らない

マダニがつかないようにするためには、草むらに入らないことも重要です。

また、皮膚の露出を減らすためにも、洋服を着せての散歩もおすすめです。

トラまりも
トラまりも
おなかまわりまである洋服がいいよ!

③違う薬に変えてみる

予防をしっかりしていても何度も付いてしまう場合には、違う種類の薬に変えることも方法の一つです。

つまり、

  • 垂らす薬→飲ませる薬
  • 飲ませる薬→垂らす薬
  • メーカーを変える

などしてみて、つかなくなるか?をみてみるといいです。

【まとめ】犬や猫のマダニの取り方~確実な予防法も解説

愛犬や愛猫にマダニがくっついていた場合には、自宅で無理やり取らず、動物病院で取ってもらうようにしましょう。

予防をしっかりしていてもついてしまうことはあるので、その場合はブラッシングを多めにしたり、洋服を着せたり、違う種類の薬に変えるなどして対応しましょう。

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