犬の病気と予防

ダニとマダニの違い分かりますか?犬や猫などペットの対策法も解説!

トラまりものダニとマダニの違いどっちも危険!それぞれの対策法も解説!

「ペットのマダニの予防薬はしているけど、家のダニも予防できるの?」

「マダニとダニって違うの?」

「ダニとマダニってどうやって予防するの?」

など、ダニとマダニの違いをよく分かっていない飼い主様は多いです。

トラまりも
トラまりも
ダニっていうと、布団とかカーペットのダニを想像するよね。マダニっていうと外にいるイメージだよね。

先日、以下のツイートをしました。▼

ダニとマダニは違う!
カーペットとかにいるダニは、ほとんどが人のフケや垢を食べて生きてる。
マダニは「動物の血を吸って」生きてる。
・ダニ→部屋の掃除
・マダニ→予防薬
・イエダニ→ネズミと接さない
ことで予防。
痒みやアレルギーの原因、感染症を媒介して危険。
ブラッシングも効果あり。

■本記事の内容

  • ダニとマダニの違いとは?
  • ダニの予防薬は、家にいるダニにも効果があるの?
  • ダニとマダニのそれぞれの対策法

ダニとマダニって違うの?マダニの予防してたら、家のダニも大丈夫?

という飼い主様は、是非読んでみてください。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

▼ペットの病気やしつけ、日常ケアなど最新情報を発信しています。▼

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ダニとマダニの違い

ダニが潜んでいるソファー

ダニというと一般的には、布団とかカーペット、ソファーなどにいるダニを想像しますよね。

そういった類のダニは、

  • チリダニ(ヒョウヒダニ)科のダニ←ほとんどコレ
  • コナダニ科のダニ
  • ツメダ二科のダニ

など、室内に住むダニです。

こいつらは、人の垢やフケをエサにして増殖します(ツメダニは他のダニを食べる)。

一方、マダニは外に住んでいるダニで、動物の血を吸って増殖します。

トラまりも
トラまりも
家にいるダニとマダニは、種類も住んでいる場所もエサも違うんだね。全然違う2つなんだ!

ちなみに「イエダニ」は家に住んでそうですが、ネズミや鳥に寄生するダニです。

ネズミが住み着いている家では、イエダニが人を刺すこともあるので注意が必要です。

大きさも違う

マダニは比較的大きいダニで、成虫で1~5mm程度あり、肉眼で見つけることができます。

一方で室内に住むダニは、0.3~1mm程度と目に見えないほど小さいです。

ダニは昆虫ではない!

ダニは昆虫ではなく、クモの仲間です。

ダニやクモと昆虫の違い▼

ダニやクモ昆虫
脚の数4対(幼ダニは3対)3対
体のつくり2部(1部)に分かれている3部に分かれている
翅(ハネ)ないある
トラまりも
トラまりも
ダニとかクモって、昆虫かと思ってた…違うんだね。
ちなみに、ノミやシラミは昆虫です。

ダニの分類

ダニは気門(空気を吸うところ)の位置によって、大きく6つの種類に分けられます。

ダニの分類
  • 後気門亜目(マダニ亜目)←マダニはココ!
  • 中気門亜目(トゲダニ亜目)←イエダニはココ!
  • 前気門亜目(ツツガムシ亜目)←ツメダニはココ!
  • 無気門亜目(ヒゼンダニ亜目)←チリダニコナダニはココ!
  • 隠気門亜目(ササラダニ亜目)
  • 多気門亜目

マダニはさらに、

  • キチマダニ
  • フタトゲチマダニ
  • オオトゲチマダニ
  • ヤマトマダニ

…などに分けられ、日本全土に生息しています。

ダニには、耳の痒みの原因となる「ヒゼンダニ」、ベランダや古本の中で発見する赤いダニの「タカラダニ」など、今回紹介しているダニ以外にもたくさんいます。

ダニやマダニによる被害~痒みや病気の媒介

ダニやマダニによる被害~痒みや病気の媒介

ダニやマダニによる被害は、それぞれでたくさんあります。

分けて解説していきますね。

チリダニ、コナダニはアレルギーの原因

ハウスダスト(小さいほこり)が原因のアレルギーは最近とても増えています。

ハウスダスト1gには何万匹ものダニやその死がい、排せつ物があると言われています。

チリダニやコナダニはハウスダストに多く含まれ、アレルギーの原因となります。

みなさまご存じのように、カーペットやベッド、ソファーなど部屋のいたるところにダニはいます。

掃除をしっかり行い、生きたダニはダニ捕りシートのようなダニ捕獲器によっておこなうといいです。

トラまりも
トラまりも
掃除機や天日干し、洗濯では、死んだダニやフンは落ちるけど、生きたダニは捕れないんだ…。ダニはどの家庭にも数百万~数億匹が生息しているといわれているよ。

参考:【公式サイト】さよならダニー

マダニは吸血によって病気の媒介もする

マダニに刺される(吸血される)と、マダニが大きく膨らむので容易に発見ができます。

マダニは、幼虫・若虫・成虫のどの大きさでも吸血します。

刺された部位が赤く腫れるだけではなく、感染症を媒介することもあります。

「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は聞いたことがあるかもしれませんが、この病気のウイルスを持ったマダニに刺されると、

  • 38度以上の発熱
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 食欲不振

などが生じ、場合によっては亡くなることもあります。

マダニは他にも、日本紅斑熱・脳炎ウイルス・ライム病といった病気も媒介します。

トラまりも
トラまりも
マダニに刺されたからって、必ず病気になるわけではないよ!

SFTSについてのウイルス保有率は、地域や季節にもよりますが、0~数%といわれています。▼

問10 全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているのですか?
答 全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではありません。中国の調査では、患者が発生している地域で生息しているフタトゲチマダニの数%からSFTSウイルスの遺伝子が見つかったと報告されています。日本国内では、これまでに複数のマダニ種(フタトゲチマダニ、ヒゲナガチマダニ 、オオトゲチマダニ、キチマダニ、タカサゴキララマダニ)からSFTSウイルスの遺伝子が検出されています。ウイルス保有率は地域や季節によりますが、0~数%です。

引用:厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A

ツメダニやイエダニは人を刺す

ツメダニは、主にチリダニやコナダニなど他のダニを食べて生きています。

まれに間違って人を刺してしまうことがあり、かゆみを生じます。

トラまりも
トラまりも
ツメダニは畳やカーペットにいるよ。基本的にはあんまりいないけど、チリダニとかコナダニとか餌となるダニが増えると、ツメダニも増える傾向があるよ。

イエダニは、主にネズミに寄生して生きているダニです。

ネズミが住み着いている家では、イエダニが人や犬を吸血することもあり、かゆみを生じたりします。

ネズミは感染症を媒介したりもするので、駆除しましょう。
トラまりも
トラまりも
昔は家にネズミがいるのが普通だったので、「ダニの被害=イエダニによるもの」だったので「イエダニ」と呼ばれているんだ。

ペットにマダニの予防薬をつけていても、ダニに刺されるということ?

犬と猫

そうです!

ダニの予防薬をすると、マダニの被害は当然減りますが、家のダニには刺されるかもしれません。

トラまりも
トラまりも
布団やカーペットにいるほとんどのダニは、動物を刺さないタイプのダニ(チリダニ、コナダニ)だけど、まれにツメダ二など動物を刺すタイプのやつもいるから注意してね。

結局、ダニ予防はどうすればいいの?

結局、ペットのダニ予防は、

  • マダニ→予防薬で予防
  • チリダニ、ツメダニ→掃除で予防
  • イエダニ→ネズミと接さないことで予防

するといいです。

また、人間は、

  • 野外では服を着て、靴を履いている
  • 毎日入浴する

のでマダニの被害は少ないですが、犬や猫はそういうわけにはいかないですよね。

トラまりも
トラまりも
毛が生えているから、ダニも隠れやすいしね。。

なので、

  • 予防薬をする
  • ブラッシングをする、ノミ取りぐしを使うとなおよい
  • 草むらになるべく入らない(犬)
  • レジャー帰りならシャンプーもする(犬)

ことで対応してあげましょう。

【まとめ】ダニとマダニの違い~ペットの対策法も解説!

ダニとマダニは、

  • 種類
  • 住んでいる場所
  • エサ

が全く違います。

どちらにも対策するためには、

ペットのノミダニ予防(薬とブラッシング)をして、掃除を徹底するようにしましょう!

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