犬の病気と予防

犬が前足を上げる3つの理由【動物病院に行くタイミングも解説】

トラまりもの犬が前足を上げる3つの理由【動物病院に行くタイミングも解説】

「散歩から帰ってきたら、犬が前足を上げています」

「急に犬が前足を浮かせています」

「足を上げているけど、触っても痛がらないです」

など犬が前足を上げる場面に遭遇することはよくあります。

トラまりも
トラまりも
骨折したのかな?動物病院行った方がいいかな?って不安になっちゃうよね。

この記事では、犬が前足を上げているとき、

  • なぜ上げているのか?
  • 動物病院に行った方がいいのか?

などを解説するとともに、自宅でできる対処法を紹介いたします。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

犬が前足を上げる3つの理由

犬が前足を上げる3つの理由

犬が突然、片方の前足を上げているのを見る機会は多いと思われます。

犬が前足を上げる理由は、

  1. 痛み
  2. くせや好奇心(かまってほしい)
  3. 緊張や恐怖

の3つあります。

トラまりも
トラまりも
散歩中や帰ってきてからなったなら、おそらく痛みだよ。これは本当によくある!

では一つずつみていきましょう。

理由①痛み

犬が前足を上げる理由として見逃してはいけないのは「痛み」です。

  • びっこをしている
  • 完全に上げている
  • 走ったり急ぐと着く

などと、いろいろな症状があると思われます。

原因として、

  • 靭帯や腱、筋を痛めた
  • 足の裏の異変
  • 骨折や脱臼

の可能性があります。

また、足がしびれたために上げることもあります。

トラまりも
トラまりも
同じ姿勢をずっととっていた後は、人間と同様に一時的に足をかばったり、上げてしまう事があるよ。

理由②くせや好奇心(かまってほしい)

前足を浮かせている犬ってよく見ますよね。

くせだったり、かまってほしかったりすると前足を上げる事もあります。

これは、カーミングシグナルという動物のボディランゲージ(コミュニケーションツール)の一つです。

Calming Signal(カーミングシグナル)の「Calming」は落ち着かせる、「Signal」は信号という意味です。

つまりCalming Signalは、自分と相手を落ち着かせるための合図と言うことです。

トラまりも
トラまりも
うちの犬も、座っているときよく前足をあげているよ。

理由③緊張や恐怖

極度に緊張していると前足を上げたまま、停止して動かなくなることがあります。

また、相手の気持ちを落ち着かせようとするために、片足をあげて敵意がないということを示すこともあります。

トラまりも
トラまりも
ストレスや不安を感じたときなど、自分を落ち着かせようとする目的でもカーミングシグナルを出すんだ。 

犬が前足を上げるとき見るべき4つのポイント

犬が前足を上げるとき見るべき4つのポイント

犬が前足を上げているときに、見てほしいポイントは4つあります。

①前足は完全に上げていますか?

急いだり、走ったり、ふとした瞬間に足を地面に付くのなら、重篤なことが起きている可能性は低いです。

時間の経過とともに、だんだん足を着けるようになってくることは多いです。

時間が経っても完全に上げている場合は、骨折や脱臼の可能性もあります。

②足の裏は感覚があって冷たくないですか?

「びっこ(痛いという感覚があることが多い)≠麻痺(力がなく、だらーんとしていて、感覚がない)」とは違います。

麻痺をしているときには、感覚がなかったり冷たくなっている場合もありますが、その場合は血栓やヘルニアなどが原因のこともあります。

トラまりも
トラまりも
この場合は、早めに主治医の先生に相談した方がいいよ!

③腫れたり、触ると痛がる場所はないですか?

足をびっこしていて、すぐにどこかが腫れているということはあまりないですが、確認してみましょう。

トラまりも
トラまりも
蜂に刺されたり、ヘビに噛まれるとすぐに腫れてくるよ!

指先から肩にかけてゆっくり触っていくと、犬がぎゅっと体に力を入れるときがあるので、そこが痛い可能性があります。

ただ、痛いときはどこを触っても「キャイン」と言ったり、噛んでくることが多いです。

そういった場合は、あまり触らず経過をみてあげるといいです。

トラまりも
トラまりも
触ってもどこも痛がらないってことも多いよ!

④何かが刺さっていたり、怪我はないですか?

よくあるのが、足の指と指の間に小石が挟まっていたり、ガムが付いていたりなどがあります。

見た目で分かる大きな怪我があるときは気づきやすいですが、異常がないかよく確認してあげましょう。

自宅でできるのは安静

突然犬が前足を上げていたときには、まずはサークルやケージに入れて安静にしましょう。

サークルなどに入れるとかえって暴れてしまう子は、いつも通りにして様子をみてあげましょう。

また、触ると嫌がったり噛んでくる子は多いです。

トラまりも
トラまりも
その場合は、犬のしたいように、行きたいところに行けるように、本人の自由にしてあげるといいよ!

安静にしたのち、

  • 時々足を着けてるとき
  • 急いだり、走ったりするときには足を着けてるとき
  • 時間経過に伴って、ちょっとずつ足を着けるようになってきたとき

などの場合は、様子を見てもいいかもしれません。

動物病院に行くタイミング

動物病院に行くべきタイミング

犬が前足を上げているときは、安静にしていれば治る場合と、動物病院に行かなくてはいけないときがあります。

動物病院に行くべき時は、

  • 触ると明らかに痛がる、腫れている
  • 完全に(ずっと)前足を上げている

などがあります。

可能性として、骨折や脱臼しているということもあります。

ただ、通常の散歩や運動程度で骨折することは滅多にないです。

子犬や小型犬、シニア犬はちょっとしたことで骨折することがあるので注意が必要です。

この場合は、日中ならば動物病院に行くといいですし、夜間なら早めに寝かせ、翌日病院に行くといいでしょう。

脱臼や骨折をしているときやヘルニアのときでも、「今すぐ緊急手術です!」という場合は少ないです。

検査をしたり、手術の道具をそろえたり、内科療法(飲み薬や注射など)で治るのかをみるのも方法の一つだからです。

なので、整形外科疾患の場合、「すぐに行かないと治らない!死んじゃう!」っていうのは、ほとんどないです。

トラまりも
トラまりも
もちろん異変があってすぐに動物病院に行って悪いことはゼロだよ!でも意外と多いのが、動物病院に来るとスタスタ歩く…ってことです。安静にしていれば治ったのかもね。

ただし、足の異常以外にも症状がある場合や、落下や事故により頭や体を打ってしまったときは、すぐに動物病院に伺いましょう。

【まとめ】犬が前足を上げる3つの理由

犬が前足を上げる理由は、

  • 痛み
  • くせや好奇心(かまってほしい)
  • 緊張や恐怖

などがあります。

安静にして治るものもありますが、明らかに怪我をしていたり、完全に足を上げている場合は速やかに動物病院に伺うようにしましょう。

トラまりも
トラまりも
分からなかったら主治医の先生に相談してね!

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トラまりも
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