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【犬の血便】元気はある?下痢や嘔吐、ゼリー状のものが出る場合の原因と対策!

【犬の血便】元気はある?下痢や嘔吐、ゼリー状のものが出る場合の原因と対策!

「愛犬の便に血が付いてます…」

「血便をしたのですが、緊急性はありますか?」

「ゼリー状のものが混じっています…」

など愛犬が血便をしたら、「え!大丈夫かな…?」とびっくりして心配してしまいますよね。

トラまりも
トラまりも
人間だと、「便に血がつく=ガン!?」みたいな怖いイメージあるもんね。だけど、犬では意外とよくみかける症状なんだ。

先日、以下のツイートをしました。▼

 

■犬や猫の便に血が混じるの一例
・大腸の炎症
・肛門が切れた
・ストレス
・感染症:若齢ならパルボも
・中高齢なら腫瘍
・変なものを食べた
・免疫異常
・オス犬なら前立腺が腫れてる

便に血が混じることはよくあります。
続く場合や元気食欲がない場合は、便を持って動物病院へ

 

■本記事の内容

  • 犬が血便をする原因
  • 動物病院に行くタイミング
  • 自宅でできる対処法

愛犬の便に血が混じっていて不安な飼い主様は、是非読んでみてくださいね!

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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犬の血便の原因はたくさん!ストレスもありうる

犬の血便の原因はたくさん!ストレスもありうる

犬の血便は、通常の診察でよく遭遇する症状の一つです。

血便とは、真っ赤な血が便に混じっている状態です。黒い便(メレナ)も出血によるものですが、本記事では便に赤い血が混じる「血便」について解説しています。

血便は、主に腸の下の方(大腸;結腸・直腸・肛門)からの出血が原因となる場合が多いです。

軽症ですぐおさまるものがほとんどですが、なかには重症で急死してしまう子もいます。

犬の血便の原因は、本当にたくさんあります。

犬の血便の原因
  • 大腸(結腸・直腸・肛門)の炎症
  • 肛門が切れた(便秘など)
  • ストレス
  • 消化管の捻転(ねじれ)や詰まり(重積)など
  • 感染症(細菌や寄生虫、ウイルスなど、;若齢ならパルボウイルス)
  • 中高齢なら腫瘍(リンパ腫、ポリープなど)
  • 変なものを食べた(異物や中毒物質)
  • 免疫異常(炎症性腸疾患など)
  • 未去勢オス犬なら前立腺肥大、会陰ヘルニア
  • 交通事故による骨盤骨折
  • 特発性(原因不明)
  • 血が止まりにくくなる病気(熱中症、凝固不全など)

また、複数の要因がくっついて症状が出ている場合もあります。

腸重積は、感染症や異物など他の疾患と関連して起こることが多い疾患です。
トラまりも
トラまりも
お留守番やペットホテル後、旅行後などのストレスで血便をしちゃう子もいるよ。

血便とゼリー状のもの(粘液)が同時に出ることもある

血便が出るときには、一緒にゼリー状の粘液みたいなものが出るときもあります。

「粘膜(粘液)みたいなのが出ているけど…」

「白いドロッとしたのが便に付いていますが…」

というのもよく聞きますが、それは大腸からの分泌液で、おそらく「大腸炎」という症状です。

大腸炎については、詳しく書いた記事があるので参考にしてください。▼

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下痢や嘔吐をともなうこともある

血便の多くは軟便や下痢だと思われます。

トラまりも
トラまりも
便の周りに血がついてるとか、硬い便の後に血が出たなどの場合は、肛門が切れちゃってなんてこともあるよ。

また、嘔吐の症状があわせて出ることもあります。

人も下痢の場合「悪寒」がするように、犬も血便や下痢をしているときは、元気がなく震えていることが多いです。

元気食欲があれば経過をみるのも方法の一つ【動物病院に行くタイミング】

元気食欲があれば経過をみるのも方法の一つ【動物病院に行くタイミング】

血便をしていても、元気や食欲があったり、混じる血の量が少量ならば様子をみるのも方法の一つです。

トラまりも
トラまりも
少量ってどのくらいかは難しいけど、便にちょぴっと付く感じ。べたーっとかバッシャーって付く感じは大量。

ただし、

  • 大量の血が出ている
  • 何度も吐いているなど他の症状もある
  • 何日間も続いている
  • 異物を食べた可能性がある

様な場合には速やかに動物病院に行きましょう。

また、元気や食欲がない場合や不安だなと思う場合も、動物病院にうかがうようにしましょう。

トラまりも
トラまりも
その際、便をビニールやペットシーツごと持って行くと、獣医さんがどんな状態か判断できるし、便検査もスムーズに行えるよ!

動物病院では、飼い主様の稟告(りんこく)も重要となります。

  • いつから始まったか?
  • 食事やおやつを変えたりはないか?
  • 異物を食べた可能性はないか?
  • 嘔吐など別の症状もないか?

などを、分かる範囲で獣医さんに伝えるようにしましょう。

飼い主様の稟告や動物の状態に加え、

  • 血液検査
  • エコー検査
  • レントゲン検査
  • 直腸検査
  • 糞便検査(院内での顕微鏡やキットでの検査・外注での遺伝子検査など)

などを必要に応じて行い、総合的に診断していきます。

慢性経過の場合などは、内視鏡検査や病理組織学的検査も行うときもあります。

老犬や子犬は注意!

老犬や子犬など体力がない場合には、一気に状態が悪くなってしまうこともあります。

また、子犬の血便は「パルボウイルス感染症」という超極悪なウイルスに感染している可能性もあります。

老犬や子犬が血便をしているようならば、動物病院に行きましょう。

トラまりも
トラまりも
パルボウイルス感染症は、ワクチンで重症化を予防することができるよ!必ず接種するようにしよう!

血便の治療法は原因によって異なる

血便の治療法は原因によって異なる

犬の血便の治療法は、原因疾患や重症度によって様々です。

軽度の血便の場合は、対症療法による経過観察で改善する症例も少なくないです。

状態がよくない場合には、入院での点滴やさらなる検査を行っていくこともあります。

自宅での対処法

元気食欲があって、上記でお伝えした動物病院に行くべき状態でなけば、家で様子をみてもいい場合もあります。

その際は、食事量を減らしたり、絶食にするなどして胃腸をしっかり休まさせてあげるといいです。

また、ジャガイモやサツマイモなどは便性状をよくする作用もあります。

食欲がある場合には、少量試してみてもいいかもしれませんね。▼

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「ビオフェルミンってあげてもいいですか?」ともよく聞かれますが、血便のときには効果があまりないと思われます。

ただ、害がない場合が多いので、試してみてもいいかもしれませんね。▼

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血便ではないこともある!?

「帰って来たら、血便してました。床に血がついていたので…」

「トイレに血がついていました」

などは実は血便ではなく、血尿や吐いたものだった!なんてこともあります。

トラまりも
トラまりも
子宮や肛門腺からの分泌物の可能性もあるよ!

便かどうかはにおいや見た目だけでは分からない場合もあります。

顕微鏡で見ればすぐに分かるので、どこから出血しているのかが分からない場合には、動物病院で確認してもらうようにしましょう。

【まとめ】犬の血便の原因や症状、動物病院に行くタイミング

犬の血便は、通常の診察でよくみる症状の一つです。

大量の鮮血でも元気でピンピンしている子もいますし、ネバっとした血便でぐったりしていて緊急治療が必要な場合もあります。

正直、どの便が大丈夫で、どの便がダメなのかは、動物の状態をあわせて見ないと分からない場合が多いです!

ご自身での判断は難しい場合も多いので、愛犬が血便をしていて体調が悪そう…と感じる場合には、迷わず主治医の先生に連絡してみて下さいね。

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