動物病院で薬を出されるときは多いですよね。
「この薬を5日間飲ませてくださいね!」
なんて言われるけど、
- ごはんに混ぜると薬だけ残す…
- うまく飲ませられない…
- 警戒するようになった…
というのはよくあります。
この記事では、犬が薬をうまく飲めないときに、
- どういった投薬方法があって、
- どの方法がより簡単なのか、
- 飲ませ方を、写真を使いながら分かりやすく
解説いたします。
目次
犬が薬を飲めない!飲ませ方5つの方法
動物病院で処方される飲み薬の形状には、
- 粒やカプセル
- 粉末
- シロップなど液体
の3種類があります。
どういった形状で処方されるかは、薬の種類や内容、動物病院によって異なります。
では早速、薬の飲ませ方の方法とコツを見ていきましょう!
投薬方法①食事に混ぜて与える
食欲がある子は、もっぱらコレですし、簡単で確実な方法です。
粒でも粉末でも液体でも、食事に混ぜておけば、ぱくっと食べちゃう子は助かりますね。
粉をフードにかけるより、粒でもらってカリカリやウエットに混ぜる方が、気づかず食べてくれることが多いです。
また、
- さつまいも
- かぼちゃ
- パン
- チーズ
- バター(←太るから注意、少量で)
などに粒の薬を包んであげると食べる子も多いです。
【食事全体に混ぜない】
粉末やシロップなどを食事全体に混ぜるのは、あまりおすすめしません。
薬のにおいが全体についてしまって、食事も食べなくなるおそれがあります。
少量の食事に混ぜて、薬を食べたことを確認してから、残りの食事をあげましょう。
投薬方法②練習して、粒で飲ませる
慣れれば、最も確実で簡単に飲ませられます。
動物病院では、普通この方法で飲ませます。
①親指と中指で、顎を上からガシッと持つ
②上を向かせる
右利きの人は、左手でやったほうがやりやすいかも▼
③上を向けたら、手を口角の方までスライドさせて、口の中に親指と人差し指(中指でもOK)を入れちゃう。
④右手に持った薬を
⑤できるだけ喉の奥の方に突っ込む
(左手を口の中にがっしり入れてれば、薬を持った右手が噛まれることはないよ。怖がらず!!)
⑥入れたらすぐに口を閉じ、マズルを抑えて、右手でのどをさする
⓻飲み込んだら、舌をペロッと出すことが多いです。
床でやると暴れちゃう子は、台の上など高いところでやるといいかもしれません。
(落ちないように気をつけてね!)
投薬方法③おやつやちゅ~るに粒や粉末を入れて与える
お薬だって『おやつとして美味しく食べてもらおう!』というコンセプトの商品を利用しましょう。
- 喉の奥まで手を入れるのが怖い…
- 薬をあげようとすると噛んでくる…
- 手軽に薬をあげたい!
といった場合におすすめです。
投薬方法④シロップで飲ませる
動物病院によっては、シロップで薬を出してくれるところもあります。
- 超小型犬や子犬
- たくさんの種類の薬を飲んでいる子(混ぜて1回で済むので)
- 薬を吐き出してしまう子
などにおすすめです。
「粉薬でもらったけど難しいな…」という方は、自宅にあるガムシロップを使うといいです。
粉薬を少量のシロップで溶いて、スポイトなどで吸って、
正面からあげるのではなく、口の端のところから、ちゅーちゅー吸わせてあげます。
投薬方法⑤投薬器を使って粒で飲ませる
投薬器を口の中(なるべく奥まで)入れて、飲ませてあげます。
動物病院でも、
- 手を出すと噛んでくる子
- 薬を出すのがうまい子(ぺろぺろ出してしまう子)
には、喉の奥まで入るので、投薬器を使って薬を飲ませます。
これも正面から行くより、口の端のところから入れたほうが、嫌がる子は少ないです。
犬が薬を飲めないときは、動物病院で飲ませることもあり!
薬を嫌がる子や、噛んでくる子に対して、投薬はお互いストレスになります。
そのため、飲ませられない場合は、
- (長く効く)注射にしてもらう
- 動物病院で飲ませてもらう
などをするといいです。
通院が少し大変ですが、「はぁ…薬飲んでくれない…」とナーバスになるほうが、疲れちゃいます。
「薬飲ませられません!」と獣医さんに相談してみましょう。
コツを直接教えてもらったり、別の対応策などを考えてくれるかもしれません。
【まとめ】犬が薬を飲めない!薬の飲ませ方5選【初心者でもできる投薬法!】
簡単なのは、犬をおさえて粒で飲ませる方法です。
写真を見ながら、怖がらずに、何度か練習をしてみてください!
投薬のポイントは『いかに気づかれずにしれっと行うか』です。
無理なく、緊張せず、様々な方法を試してみましょう!