「治療について不安だな…セカンドオピニオンしてみたいな」
「他の先生の意見も聞いてみたいけど、気まずいな…」
「手術は嫌だな…我が子にもっといい治療ってないかな?」
などセカンドオピニオンしたい!けど不安…という飼い主様は多くいらっしゃいます。
先日以下のツイートをしました。▼
✅セカンドオピニオンは悪いことではない
納得のいく治療をするため普段の獣医さんとは別の専門分野の獣医さんに意見を聞くこと。
特に愛犬愛猫が重い病気の場合に考える方は多いです。気まずいなと思う方が多いですがそんなことはないです😊
当然の権利+主治医と専門医の連携が大事
転院とは違う— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) February 3, 2021
セカンドオピニオンは悪いことではない
納得のいく治療をするため普段の獣医さんとは別の専門分野の獣医さんに意見を聞くこと。
特に愛犬愛猫が重い病気の場合に考える方は多いです。気まずいなと思う方が多いですがそんなことはないです
当然の権利+主治医と専門医の連携が大事
転院とは違う
セカンドオピニオンは悪いことではないです!
この記事では、セカンドオピニオンを上手にするための方法をお伝えいたします。
愛犬・愛猫のことを大切に思う飼い主様は、是非読んでみてくださいね。
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目次
動物病院のセカンドオピニオンとは?
セカンドオピニオンとは、より専門的な知識を求めるために、他の獣医師の意見を聞くことです。
人間の医療では普通のことかもしれませんね。
ただ、獣医療ではあまり一般的ではないので、
「なんとなく今まで診てもらってた先生に気まずい」
「内緒で行くべきかな?」
などと考えられている飼い主様が多いのが実際です。
セカンドオピニオンの判断は飼い主様自身で決めることができますし、主治医の先生からのご提案がある場合もあります。
一般的に、動物病院の先生は、内科・外科・皮膚科…など様々な診療科を一人で行う必要があります。
そういった意味でジェネラリストが求められる職業です。
一方で、眼科・腫瘍科など専門分野を持っている獣医さんや動物病院もあります。
そういったスペシャリストの意見も取り入れつつ、主治医の先生と再考して治療をすすめることこそが、セカンドオピニオンのよい使い方です。
転院とセカンドオピニオンは違う
セカンドオピニオンと混同される言葉に、「転院」というのもあります。
転院とは、そもそもの主治医の先生を変えることです。
セカンドオピニオンは上記でお伝えした通り、主治医の先生と専門医の先生とで連携して治療をしていくことです。
なので、飼い主様が主治医の先生に内緒で他院を受診することは、本来のセカンドオピニオンとは言えません。
個人的には、一次病院から一次病院への転院へは意味をなさないと思っています。
なぜなら、検査はまた一からになることが多いですし、動物に余計な負担をかけてしまうからです。
「他の先生の意見を聞いたうえで主治医の先生の元に戻る」
それが本来のセカンドオピニオンと考えています。
カルテや紹介状はもらっておく方がよい【ストレス軽減!】
主治医の先生から、検査結果や紹介状をもらうといいです。
というのも、主治医の先生を通さずに自身でセカンドオピニオンを決めた場合、そちらの病院でも一から検査をすることがほとんどです。
再度の検査は費用がかかるだけでなく、動物にとってもストレスとなります。
セカンドオピニオンを考える場合は、重い病気や緊急性のある病気である場合が多いです。
そういった場合に、不必要に検査を繰り返すことはかえって動物の負担になってしまいます。
今まで行ってきた検査や治療歴は、これからの治療を考えるにあたっても非常に重要な資料となります。
なので、セカンドオピニオンを求める際には、主治医の先生に今までの治療履歴をもらうようにすることをおすすめします。
そんなときは、こう伝えるといいです。▼
「大事な我が子なので、後悔のない治療をしたいんです。セカンドオピニオンを希望しています。お時間あるときに、治療の経過を書いてください」(一例)
と伝えれば、嫌な気になる先生はいないはずです。
主治医の先生によく相談することも大切!
「先生はいつも忙しそうで聞きづらくて…」
「なんとなく聞きづらい雰囲気で…」
などとおっしゃる飼い主様は多いです。
自分が思うことは、
そんなこと関係ないです!大切な我が子のためなら何だって聞くべきです!
以下のツイートをしました。▼
✅インフォームドコンセントは大事
・何を検査されたか分からない
・目の前で採血とか検査してくれない
・お金ばっかりかかる
など不安になることもあると思います。獣医師として「何をどうしてどうなったのか」説明することも大事ですが、分からないことは遠慮せずに聞いてしまうのが一番です😊
— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) February 1, 2021
不安なことは何でも(些細なことでも)主治医の先生に聞くべきだと私は思います。
もちろん獣医さんは手術や診察などで忙しいことがほとんどです。
なので、診察中にたくさん聞くのは難しいかもしれません。
その場合は、
「詳しく聞きたいのですが、お時間とってもらえますか?」
「3つ聞きたいことがあるのですが、うかがってもいいですか?」
などと、あらかじめ伝えておくのもいいかもしれませんね。
「では後ほど来てください」
「あとで電話いたします」
などのご対応があると思われます。
また、動物看護士さんに聞いてもいいかもしれません。
食事のことや薬のあげ方、飼育方法などは獣医師さんよりも知っている場合も多いです。
「分からないことは後で獣医師から連絡します!」との対応もできると思うので、動物看護士さんにも聞いてみましょう。
獣医師による電話相談、メール相談などもある
他の獣医師の意見を聞くという意味では、獣医師による電話相談やメール相談のサービス、を利用してもいいかもしれません。
専門医なのか?と言われると、そうではないと思われますが、別の考え方を知ることはできるかもしれません。
悩んでしまう場合は、一度利用してみてもいいですね。
【まとめ】動物病院のセカンドオピニオンは悪いことではない!
愛犬や愛猫と一日でも長く過ごすために、
「この治療でいいのかな?」
「他の治療法やはないのかな?」
などを考えることは普通のことです。
その際に、専門家の獣医師の意見を聞くことも解決策の一つだと思われます。
セカンドオピニオンを希望する際には、主治医の先生に相談し、治療履歴をもらうようにするといいです。
愛犬・愛猫により負担がなく、後悔しない選択を飼い主様自身で決めるようにしましょう!