「動物病院で働くのって、大変そう…」
「動物のこといろいろ知ってないといけないのかな…」
「動物病院って、労働時間多そう…」
など、「動物病院で働くのって大変!」っていうイメージありますよね。
この記事では、
- 動物病院で働きたいけど迷っている方
- 動物関連学校の学生の方
などに向けて「動物病院で働くのは大変なのかどうか」を、動物病院で15年働き、様々な業種の方々をみている自分が解説していきます。
動物病院で働くのって大変?
まず仕事に関して、楽な仕事なんてありません!
どんな仕事だって楽に見えたとしても、必ず努力や苦労をしてます。
動物病院も同じで、もちろんとっても大変です。
では、具体的に「どういったところが大変なのか」見ていきましょう。
動物病院で働いている職種
動物病院で働いている職種は、
- 獣医師
- 動物看護士
- トリマー
の3つです。
これらに加えて、ドックトレーナーや、受付業務が別でいる動物病院もあります。
動物病院で働く業種で資格が必要なのは「獣医師」だけです。
動物看護士やトリマーは大学や専門学校もありますが、動物病院で働くのに特に資格は必要ありません。(2020.8月現在)
獣医師
動物病院での獣医師は、めちゃくちゃ超大変です!
大体想像はつくかなと思いますが、
- 絶対助けないといけないという使命感
- 朝から夜まで診察と手術
- 帰ってからも最新の知識の勉強
に加えて、休みの日も、
- 入院動物の管理
- セミナーや大学などで最新の知識入れる
などと、命を扱う職種なので苦労が絶えないです。
特に新人のうちは、
- 誰よりも早く来て診察の準備する
- 診療の進め方とか調剤の勉強
- どこに何があるか分からない
- 動物や飼い主様の顔も分からない
- 手術の助手と準備片付け
- 基本外回り
- 誰よりも遅くまでいて復習する
など、仕事がある程度ルーチン化するまでは、肉体的にも精神的にも超大変です。
診察に出してもらえる時期や、手術の助手を始められる時期などは動物病院によってまちまちです。
実際に実習にいくことで、大体の雰囲気が分かる場合が多いです。
まずは気になる動物病院があったら数日実習に行くといいです。
動物看護士
動物病院での動物看護士は、めちゃくちゃ大変です!
獣医師は自分主体で動けるのに対し、動物看護士は獣医の動きを見て、それに合わせて行動しないといけないからです。
具体的には、
- 診察動物の保定
- 獣医の指示のもとで検査や調剤
- 受付業務
- 入院動物の散歩や食事
- 手術の準備や管理、片付け
- 院内の清掃や洗濯
など、院内の全ての業務に携わっています。
動物看護士は今現在は、資格がなくてもできる仕事ですが、ゆくゆくは国家資格が必要となります。(参考:農林水産省 愛玩動物看護士)
令和4年6月27日までに全部施行予定だそうで、今現在動物看護師として働いている方も、資格をとる必要があるそうです。
動物看護士の休日は、きちんととれる場合が多いです。
トリマー
動物病院でのトリマーは、めちゃくちゃ大変です!
トリミングサロンとは違い、
- 病気の子が来る
- トリミングサロンで断られた子が来る
というのがあります。具体的には、
- 心臓や呼吸器の病気で苦しくなっちゃう子
- フラフラなって立ってられない子
- 皮膚が弱い子
- 凶暴で断られた子
- 猫のトリミング
など、様々な病気や気質の子が来るということです。
トリミングなので「きれいにかわいくっ!」てのは当然、それだけでなく、動物の扱いにも気を張らないといけません。
また、トリミング業務はもちろん、動物病院との連携(掃除や受付業務など)もあります。
新人トリマーとして働く場合は、
- シャンプーやドライヤーなど下準備
- 足回りのカット
- 掃除
などベテラントリマーの補助をしながら仕事を覚えていくので、自分のペースでできるようになるまでは結構大変です。
ただ、医療と違って、「今日絶対プードルのカットしてください!でないと死んじゃいます!」なんてことはありません。
なので、休みの日はきちんと休息できる場合が多いです。
【まとめ】動物病院で働くのは大変!
ってことで、動物病院で働くのは超大変ってことです!
でも、命あるものを扱うので「達成感ややりがい」はめちゃくちゃあります。
ということで、まりも動物病院では「獣医師」「動物看護士」を募集しております(告知!)。是非ご興味ある方は、実習にいらしてくださいね▼