「犬が歯みがきをやらせてくれません!」
「歯ブラシを見せると逃げます…」
「噛んできて、嫌がります…」
など「愛犬の歯みがきがうまくできない!」と悩まれている飼い主様はとても多いです。
■本記事の内容
- うまく歯みがきができる3ステップ
- 歯みがきの頻度
- 歯みがきガムでもいいのか?
愛犬の歯みがきがうまくできない…という飼い主様は、ぜひ読んでみてください。
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目次
犬の歯みがきができない!できるようになる3つの方法
犬の歯みがきができない理由は、
- 口や口周囲を触られることに慣れていない
- 口が痛くて触られたくない
のどちらかであると思われます。
①の場合は、以下の方法で根気強く慣らしていけばできるようになります。
②の場合は、まず動物病院での歯科処置を行ってから、歯みがきに慣らしていきます。▼
では早速、歯みがきができるようになる3ステップを解説していきます。
【ステップ1】口や歯を触ることに慣らす
口に触るのに慣れていない子は、まず口に触る時間を増やしてみましょう。
口周りを触ることに警戒する子は多いので、初めのうちは「口を触ると→ほめられておやつがもらえる!」と覚えさせるといいです。
それができたら、くちびるをめくって、歯に触れるようにしていきましょう。
このときも、「歯を触ると→ほめられておやつがもらえる!」と覚えさせましょう。
【歯みがき後におやつをあげていいの?】
はい、全く問題ありません!
犬の歯垢は3日で歯石に変わるので、歯みがき後におやつを食べても3日以内にまた歯みがきすれば、歯石になることはありません。
【ステップ2】歯みがきシートを使ってみる
次に、「口の中にモノを入れる」ことに慣れさせてみましょう。
- 市販の歯みがきシート
- ガーゼにペット用歯みがき粉をつける
などをして行ってみましょう。
■スーパーキャット らくらく歯みがきシート
指に巻き付けて、簡単にお手入れができます。
指先の感覚でできるので、歯みがき初心者や歯ブラシの補助として使うといいですね。
こんな風に、ガーゼを指に巻いて、
しっかりゴシゴシやってみましょう。
人用の歯みがき粉はおすすめしません。
犬と人では、口腔内のpHが違うこと、また犬はキシリトールがダメなので、必ず犬用の歯みがき粉を使いましょう。
おすすめの「犬用歯みがきジェル」はこちらをどうぞ▼
【ステップ3】歯ブラシを使ってやってみる
口にものを入れることに慣れたら、最終的には歯ブラシで歯みがきができるようにしましょう。
歯ブラシを使えば、歯表面の歯垢を除去できるだけでなく、
- 歯肉のマッサージ効果(血流促進効果)
- 歯周ポケット内の掃除
もでき、歯周病の予防効果がバツグンです。
■シグワン 小型犬用歯ブラシ
シグワンの小型犬用歯ブラシは、約2万本の超極細毛が360°にわたって付いています。
どの部位でも磨けるので、歯ブラシ初心者の方でも簡単に始めることができます。
■ビルバック ペリエイドデンタルブラシ
ビルバックのペリエイドデンタルブラシは、極細毛とフラット毛の「ダブル植毛」で、歯周ポケットの中の汚れも効率的に掻きだすことができます。
最終的には、ペリエイドデンタルブラシのような歯ブラシで磨けるようになるといいですね。
ここでも、急に歯ブラシを口に入れるのではなく、
- 口の周りにポンポンとあてたり…
- 好きな歯みがき粉をつけてなめさせたり…
歯ブラシというものに慣れさせてから行いましょう。
できるようになってきたら、歯の内側や、歯と歯ぐきの間も磨いていきましょう。
犬の歯みがきの頻度はどれくらい?
3日に1回でも大丈夫です!
犬の場合、歯垢が歯石に変わるのに3日間かかります。
そのため、3日以内に歯垢を落としてあげれば、歯石にならなくてすみます。
それでもできない場合は、歯みがきガムを使おう
歯みがきに慣れることができずに警戒してしまい、場合によっては飼い主様を噛んでくるなんてこともあります。
そんなときは、いっそのこと歯みがきガムを使いましょう!
この場合、犬に合った「大きさ」と「硬さ」のガムをあげるようにしましょう。
あまり小さいと丸飲みしてしまいますし、硬すぎると歯が折れてしまいます。
また、飼い主様が持って噛ませる方がより効果があります。
基本的は、ドライフードなどある程度硬いものを食べている子の方が、歯周病にはなりにくいです。
歯のケアができるフードは硬くて大きいものが多いですが、それをエサに混ぜて与えてもいいかもしれませんね。
ただ、丸飲みしてしまう子も多い(そもそも犬は食事を丸飲みする動物です!)ので、過度な期待はしないほうがいいです。
【まとめ】犬の歯みがきができない!今日からできる3つの方法
犬の歯みがきは、「無理なく少しずつ、飽きないうちに終わらせる」ようにやることが大切です。
まずは、口の周りを触ることから慣らしていき、最終的には歯ブラシを使ってできるように頑張ってみましょう!