人類史上類を見ないほど感染拡大を続けている新型コロナウイルス感染症。
犬や猫の飼い主様においては、
「一人暮らしだから、自分が新型コロナウイルス感染症になったらペットをどうしよう…」
「ペットを預かってくれる人がいない…」
など、飼い主が新型コロナウイルスになった場合、ペットをどうすればよいのか悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。
この記事では、飼い主様が新型コロナウイルスになった場合、
- 自宅で療養するのか
- 入院して療養するのか
のそれぞれに分けて、ペットの過ごし方をご紹介いたします。
飼い主が新型コロナウイルスになった場合の対応
その日は突然やってくると思います。
なので、今から「自分が新型コロナウイルスに感染した場合」を想定して考えておくようにしましょう。
新型コロナウイルスが犬猫にうつるのかは、分かっていないことも多いですが、2020年8月3日現在、「人から犬へ新型コロナウイルスがうつった」という事例はあります。
この記事も参考にしてみてください。▼
自宅で療養する場合
自宅で療養する場合は、なるべくペットとは別の部屋で過ごすようにしましょう。
ひとり暮らしなどでワンルームの場合は、なるべく遠い場所にサークルや仕切りを設置するようにしましょう。
また、マスクや部屋着などウイルスで汚染されているものは、ペットに触れないようにしましょう。
入院して療養する場合
まず、ご家族や知り合いで預かってくれる方がいる場合は、相談してみましょう。
「新型コロナウイルス感染症に感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」という文書が、公益社団法人東京都獣医師会から発表されているので、こちらも参考にしてみてください。▼
「新型コロナウイルス感染症に感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと」
以前の見解では、被毛にウイルスが付いている場合もあるので、シャンプーをしてから預かってもらうべきとありましたが、2020年9月7日現在シャンプーは必須ではありません。
また、ペットを入れるキャリーなどは、70%以上のアルコールや0.05%の次亜塩素酸ナトリウム等で消毒するといいでしょう。
預かってもらう方には、ケージに入れて飼育してもらい(14日間以上)、お世話をするときは手袋やマスク、メガネ着用で行ってもらうようにしましょう。
そんなときは、動物病院で預かってくれる場合もあります。
まずは、かかりつけの獣医さんに電話で状況を伝え、あずかってくれるのか、また預かってくれる場合にはどう対応すればよいのかを確認してみましょう。
ペットの新型コロナウイルス感染症PCR検査
2020年9月7日現在、ペットにおけるPCR検査は濃厚接触した場合のみ推奨されています。
飼い主が「新型コロナウイルス」になった場合のペットとの過ごし方
自宅療養の場合は、別部屋で飼育し、手袋とマスクをしっかりつけて飼育を行いましょう。
入院する場合は、人同士の接触を避けてペットを預け、預け先でも別飼いしてもらいましょう。
いずれにしても、体力をしっかりつけて、なるべく早く大切なペットと過ごせるよう、頑張りましょう!