混合ワクチン接種とは?
混合ワクチン接種は、犬同士・猫同士でうつる病気の予防のために行います。飼い主様任意での接種になりますが、重篤化すると亡くなることもある病気の予防ができるので、接種をおすすめします。子犬や子猫のうちは、1か月間隔で2~3回接種、以降は1年に1回接種します。
混合ワクチンの種類は?
当院では、下記のワクチンを使用しております。
- 犬は6種混合ワクチンと8種混合ワクチン
- 猫は3種混合ワクチン
混合ワクチンで予防できる犬の病気は、下記の通りです。
- 犬ジステンパー
- 犬アデノウイルスⅠ型感染症(犬伝染性肝炎)
- 犬アデノウイルスⅡ型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウイルス感染症
- 犬パラインフルエンザ
- 犬レプトスピラ病各種
6種と8種のどちらのワクチンを打つかは、年齢やライフスタイルによって異なります。獣医師と相談の上、接種しましょう。
混合ワクチンで予防できる猫の病気は、下記の通りです。
- 猫伝染性鼻気管炎
- 猫汎白血球減少症
- 猫カリシウイルス感染症
他にも、単体ワクチン(犬レプトスピラ感染症や猫白血病ウイルス感染症など)もご用意しております。
小さいときは、母親からの移行抗体と病気への抵抗力を考えてワクチンプログラムを組むことが大切です。ペットショップなどでいつ予防注射を打ったかにより接種タイミングや回数が異なりますので、診察時に今後の流れを説明いたします。
免疫の有無(抗体価)を調べることにより、抗体が体内にどれくらいあるのかを知ることができます。抗体価が十分な場合は、ワクチン接種を控えることも可能です。詳しくはお気軽に獣医師にお尋ねください。
予防の時期が近づきましたら、当院から予防のご案内のお葉書を郵送しています。