猫の日常ケア

【朗報!】猫アレルギーでも猫を飼いたい!原因や5つの対策を獣医師が解説

猫の熱中症の原因とは?

「猫を飼いたいけど、アレルギーがあって…」

「掃除をきちんとして、清潔にしているんだけど…」

「猫アレルギーの対策法を教えて!」

など、猫を飼いたいけどアレルギーが不安で飼えない…といった方は多いです。

トラまりも
トラまりも
痒みや鼻水・のどの痛みなどつらいんだよね…

先日、以下のツイートをしました。▼

猫を飼いたいけどアレルギーで飼えない…うちもそうなので分かります。
猫アレルギーは猫の唾液中の物質が原因で、それが少ないとされるサイベリアンやオリエンタルなどの猫種が人気。
アレルゲンを減らすフードも販売されており、猫アレルギーの方には朗報ですね。
もちろん掃除やお手入れも大切。

■本記事の内容

  • 猫アレルギーの原因とは?
  • アレルギーとなりにくい猫種
  • 猫アレルギーの5つの対策

猫アレルギーでも猫を飼いたい!すでに猫を飼っているけど、よい猫アレルギー対策を知りたい!という方は、ぜひ読んでみてください。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

▼ペットの病気やしつけ、日常ケアなど最新情報を発信しています。▼

読んでみて興味があったら、トラまりも(@toramarimo_blog)をフォローしてくれると嬉しいです!

猫アレルギーの原因は「猫の唾液」

猫アレルギーの原因は「猫の唾液」

猫アレルギーの原因は、猫の唾液中に含まれる「Fel d1」というタンパク質です。

トラまりも
トラまりも
猫の毛がアレルギーの原因と思われがちだけど、実は唾液が原因なんだ。

猫が毛づくろいで体を舐め、その毛やフケ、唾液が乾いて空気中に飛散し、それを人が吸い込むことでアレルギー症状が出ます。

オス猫(特に未去勢)の方がアレルギー物質が強いと言われています。

猫アレルギーの5つの対策

猫アレルギーの3つの対策

猫アレルギーの対策として、

  1. アレルギー物質が少ない猫種を飼う
  2. アレルギー物質を減らす食事にする
  3. ブラッシングや口の中の管理
  4. 室内をきれいにする
  5. 去勢手術

の5つの対策があります。

それぞれ分けて説明していきますね。

①アレルギー物質が少ない猫種を飼う

まだ、ネコちゃんを飼っていない方なら、アレルギー物質が少ないとされる猫種を飼育することも方法の一つです。

一例として、

  • サイベリアン
  • オリエンタルショートヘア
  • バリニーズ

などの猫種です。

アレルギーになりづらい猫種と聞けば、何となく毛が少なくてツルツルなスフィンクスみたいな猫種かな~という感じがしますが、サイベリアンのようにふわふわな猫種だったりもします。

トラまりも
トラまりも
アレルギー物質が少ないからといって、必ずしもアレルギー症状が出ないというわけではないよ。

②アレルギー物質を減らす食事にする

2021年春にアレルギー物質(アレルゲン)を減らす食事がピュリナ社から発売されました(ピュリナ プロプラン リブクリア)。

これは、上でお伝えした唾液中のアレルギー物質Fel d1と食事中のタンパク質が結合することで、Fel d1の作用を中和するキャットフードです。

開始から約3週間で、平均47%アレルゲンを減少させるとの実験結果。

もちろん猫に悪影響はなく、 全てのライフステージのネコちゃんに使用できる食事です。

参考:ピュリナ公式ホームページ

③ブラッシングや口の中の管理

ブラッシングや濡れタオルでの被毛の清拭によって、被毛に付着した唾液量を減らすことができます。

ただ、猫はタオルで拭くと、さらにペロペロ舐めはじめることも多いです。

トラまりも
トラまりも
自分でも毛並みを整えたくなるんだよね!

また、口の中をきれいに保つことも重要です。

口の中が歯石や歯周病で汚れていると、唾液の量が増えてしまい、その結果アレルゲンも増えてしまいます。

④室内をきれいにする

環境から猫の毛をきれいになくすことも重要です。

掃除機だと毛が舞い散る可能性もあるので、水拭きを先に行うといいかもしれません。

また、空気清浄機を設置するのもおすすめです。

⑤去勢手術

唾液中のアレルギー物質Fel d1は、未去勢のオス猫に多く含まれていると言われています。

そのため、去勢手術をすることで、その量が軽減される可能性もあります。

猫アレルギーを減らす「猫に打つ」ワクチンもある

猫アレルギーを減らす「猫に打つ」ワクチンもある

人の猫アレルギーを減らすために、「猫に打つ」ワクチンもあります。

トラまりも
トラまりも
人のアレルギーなのに、猫にワクチンを打つんだね!

このワクチンは、猫の唾液中のFel d1をやっつけるワクチンです。

本来、ワクチンは、ウイルスや細菌など「外から入ってきたもの」を排除するために打つものです。

トラまりも
トラまりも
コロナのワクチンもそうだよね。コロナウイルスっていう外から入ってきたものを倒すためにワクチンを打つよね。

ただ、このワクチンのすごいところは、自分の体内の物質を倒すように作用するところ。

ワクチンの成分は、人工的に作ったFel d1とCuMVTT(キュウリモザイクウイルスCuMVと破傷風毒素の一部TT)がくっついたもので、これを猫の体内に注射すると「異物だ!」と認識され、猫体内のFel d1も免疫によって排除されるしくみになっています。

もちろん、猫への安全性も確認されており、近いうちに実用化されるかもしれません。

猫アレルギー対策をして、猫と楽しく生活を!

猫を飼いたいけど、アレルギーがあって飼えない…という方や、もうすでに飼っているけどかゆみなどの症状がつらい…という方には、猫アレルギーを軽減する食事やワクチンの開発は朗報ですね。

にぼし
にぼし
自分もアレルギー持ちだから、なかなか猫を飼育できないけど、ちょっと期待しちゃうな!

猫アレルギーの方が新しく猫を迎えようと思う場合には、猫カフェなどでアレルギーが出ないかを確かめたり、もし飼えなかったときの新しい家族(知人や身内など)がいるのかを考えてからがいいですね。

猫アレルギーの方でも、安心してネコちゃんが飼える日が早く来ますように!

【参考文献】

トラまりものペット講座TOPに戻る

トラまりも
トラまりも
トラまりもTwitterではペットに関する豆知識を発信中!気になる方はトラまりも(@toramarimo_blog)をフォローしてね♪
こんな記事もおすすめ