子猫のクレートトレーニングとは、子猫がクレート(ケージ)に入ることが好きになる訓練です。
クレートに入れるようになると、動物病院に行くのがストレスでなくなり、また猫にとっても落ち着く場所を作ってあげることができます。
そんな猫のクレートトレーニングについて、先日以下のツイートをしました。▼
猫はパニックになる動物なので、病院に連れて行くのに苦労しますよね…
子猫のときのクレートトレーニングが大事ですが、大人になってからでも部屋にクレートを置き、普段から慣らすことが重要です😊
洗濯ネットに入れたり、上が開くクレートで連れてきてもらうと興奮する子でも扱いが楽になります。— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) May 20, 2021
猫はパニックになる動物なので、病院に連れて行くのに苦労しますよね…
子猫のときのクレートトレーニングが大事ですが、大人になってからでも部屋にクレートを置き、普段から慣らすことが重要です😊
洗濯ネットに入れたり、上が開くクレートで連れてきてもらうと興奮する子でも扱いが楽になります。
この記事では、子猫にとって「クレートがお気に入りの安心できる場所」になるトレーニング法を解説いたします。
間違ったしつけをすると、猫にとっては『クレート=怖くて暗い入れ物』となるので、正しいしつけ方が重要です。
目次
子猫へのクレート(ケージ)の教え方3ステップ
クレートとは、犬猫を入れて持ち運びができる入れ物のことです。
一方で、ケージとは猫の行動を制限する「柵」のことです。
猫のしつけに用いるケージは、前面の扉だけでなく様々な場所が開くタイプ(上が開いたり、扉がとれたりするタイプ)がおすすめです。
かつ、『プラスチック製』で『大き目のもの(手足を伸ばせて寝られるもの)』が、清潔を保つためにも、また頑丈であるため、万が一の災害時にも使えて安心です。
こういうやつです。▼
ちなみに、子猫のうちなら、特にしつけなくても、温かい毛布などを入れておけば、勝手に入って寝ています。▼
入ってくれない場合には、以下の3ステップでしつけていきましょう!
ステップ①はじめに、ケージに興味を持たせる
まずは、フードやおやつをケージに入れて、ケージに興味をもたせます。
(ケージの手前の方にフードやおやつを入れて、扉を閉めておきます。)
ケージの外から「食べたいよー!!」という状況にしてみましょう。
ケージに興味を持って周りを回ったり、クンクンしてたら、扉を開けてあげましょう。
ステップ②次に、ケージに自分から入っていくようにする
ケージ内に、おやつやフードを投げ入れて、自分からケージの中に入るようにしていきましょう。
ケージに入ったら、「ほめる!」&「おやつ!」
また、外におやつで誘導して、何度も行ってみましょう。
まだ扉を閉めてはだめです。
扉は開けっ放しでトレーニングしましょう。
これを何度も行うと、ケージに自由に出入りをするようになります。
ステップ③最後に、ケージに入ってる時間を長くする
ケージに入っている時間を長くしていきましょう。
知育玩具(おやつが入れられるタイプ)などのおもちゃを使うと、そっちに興味が出て、不安なく中で遊んでくれます。
おもちゃに夢中になっているうちに、話しかけながら、扉を閉めてみましょう。
扉はガチャっと音を立てずに、静かに閉めましょう。
動物は金属音が大嫌いです。
音がすると怖くなったり、噛んでくる子もいます。
扉を閉めることができたら、扉からおやつをあげましょう。
子猫はいつもケージに入れておいた方がいいの?
動物を飼うことが初めての方は、
「遊んでいるとき以外は、いつもケージに入れておいたほうがいいの?」
と思っている方も多いです。
もちろん飼い方は自由ですが、動物は人と過ごすことで安らぎを覚えるので、できるだけ入れずに自由に過ごさせるのがいいと思います。
ただ、放し飼い生活だとしても、ケージに入ることに慣れているということは重要です。
訓練は上記の方法でしっかりしておきましょう。
ケージに入れたら鳴くのだけど、出していいの?
ケージに入れたら「出してー!」とミャーミャー鳴く…
この「要求鳴き」に対して出してしまうと、
「鳴くと出してもらえる!(^^)!!!!」と覚えてしまいます。
ケージに入れて鳴いてしまうときは、
ケージにバスタオルをかけて、目隠しをしてあげると落ち着くことが多いです。
鳴きやんだら、外してあげてもいいかもしれません。
鳴きやまなければ、鳴きやむまで放っておきましょう。辛抱です!!
かまったり、出してあげると、先ほどと同じように、「鳴く=出してもらえる」と認識してしまいます。
そのうち疲れて、鳴きやみます。
でも、変な鳴き声がしたり、あまりにもシーンとしている場合は、こっそりのぞいてあげて下さいね。
動物病院で預かる子も、ドキドキしてフードを食べなかったり、怖くて威嚇してくる子に対しては、サークルや扉にタオルをかけて、目隠しをしてあげます。
【まとめ】子猫のしつけ~ケージに慣れるようにする
子猫のクレートトレーニングは、
「クレート(ケージ)は安心できる心地よい場所」
として覚えさせるようにしましょう。
おやつを使って、「クレートに入るといいことがある!」というように、子猫のうちからしつけてあげましょう。