「犬に野菜って必要?必要ないの?」
「毎日、野菜をあげているけど、消化できているのかな?」
「野菜が必要なら、何をどれくらいあげればいいだろう?」
など、犬にとって野菜が必要なのかどうかを悩まれている飼い主様はたくさんいらっしゃいます。
先日、以下のツイートをしました。▼
毎日ワンちゃんに同じ野菜をあげるよりは、ローテーションであげるといいです。
キャベツ、キュウリ、ブロッコリー、大根、ニンジン、かぼちゃ…と毎日違うものをあげる😊基本的に犬は野菜の分解がうまくないので、野菜の量は食事全体の1~2割程度にとどめ、細かく刻んだりすり潰してあげましょう🥦
— トラまりも@まりも動物病院 (@toramarimo_blog) May 3, 2021
毎日ワンちゃんに同じ野菜をあげるよりは、ローテーションであげるといいです。
キャベツ、キュウリ、ブロッコリー、大根、ニンジン、かぼちゃ…と毎日違うものをあげる。基本的に犬は野菜の分解がうまくないので、野菜の量は食事全体の1~2割程度にとどめ、細かく刻んだりすり潰してあげましょう。
この記事では、
- 犬に野菜は必要なのか?
- 犬にとっての必要な野菜は何か?
- どれくらいの量の野菜をあげるといいのか?
などを解説しています。
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目次
犬に野菜は必要?必要ない?
結論から言うと、犬にとって野菜は必要です。
100%必要ってわけではないけど、うまく食事に取り入れることで、健康的に過ごすことができます。
基本的に、総合栄養食のドックフードは、すべての栄養面を考えて作られています。
そのため、ドックフードをあげている分には栄養がかたよることはないでしょう。
ただ、
- 偏食の子
- 総合栄養食ではないフードを多く摂っている子
- 手作り食の子
- 病気でドックフードが食べられない子
- ダイエット中の子
などは、飼い主様自身で栄養面を考えてあげなければいけません。
そういった場合には、
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
を多く含む野菜を与えることは非常に有用です。
犬は肉食よりの雑食動物
犬の祖先はオオカミ(肉食動物)という説が有力です。
ただ、犬は人間と共存していく過程で、人から与えられた穀物などを食べる機会が多かったため、徐々に雑食となっていきました。
なので、主食はたんぱく質であり、その他の栄養(ビタミン、ミネラル、食物繊維など)は穀物や野菜などから摂るようになりました。
野菜のあげ方には工夫が必要
犬は雑食動物ですが、腸の長さは人に比べると極めて短いです。
そのため野菜をうまく消化することができません。
なので、野菜のあげ方には工夫が必要です。
- 細かく刻む
- フードプロセッサーですりつぶす
- 茹でたりチンして柔らかくする
などして、繊維質が残らないようにしてあげましょう。
犬に必要なおすすめ野菜10種類【シーン別に解説】
犬にとっておすすめな野菜は、体調や症状によって異なります。
犬に野菜を使う「よくあるシーン別」におすすめ野菜を紹介します。
ダイエットに使える野菜7種類
犬のダイエットにおすすめな野菜は、
- キャベツ
- トマト
- 大根
- ニンジン
- キュウリ
- ブロッコリー
- 白菜
の7種類がおすすめです。
これらの野菜はカロリーが低く、水分やビタミン・ミネラルが豊富なため、ダイエットしたい犬に向いています。
ダイエットで使える野菜7種類を、量やレシピを含め解説した記事はコチラを参考にしてください。▼
下痢や軟便など消化不良のときに使える野菜3種類
犬が下痢や軟便などの消化不良の時におすすめな野菜は、
- じゃがいも
- さつまいも
- かぼちゃ
です。
これらの野菜は、食物繊維が豊富なので、消化不良のときに便を固めてくれる効果があります。
また、適度な甘みが犬の食欲を刺激します。
ただし、これらの野菜を与えるときには、
- カロリーが高いのであげすぎに注意
- 与えすぎると便秘になることも
- 皮や芽、種を取ってから与えること
に気を付けましょう。
脱水時の水分補給に使える野菜3種類
夏場の暑いときなど水分補給として使える野菜は、
- キュウリ
- トマト
- 大根
などが有用です。
これら野菜はほとんどが水分なので、小さく刻んで生で食べさせてあげてもいいですね。
日常使いにおすすめな野菜4種類
毎日のトッピングなど使う野菜は、
- ブロッコリー
- キャベツ
- ニンジン
- かぼちゃ
がおすすめです。
茹でたりチンして、小さく刻んでトッピングしてあげましょう。
犬にとって必要な野菜の量はどれくらい?
犬が食べていい野菜の量は、食事量の10~20%程度が適切です。
犬は雑食動物ですが、肉食よりの雑食動物です。
なので基本的に野菜の消化分解はへたっぴです。
あまり与えすぎると、消化不良を起こしてしまうので注意しましょう。
また、決まった野菜を毎日あげるよりは、日々少量ずつ変えながら与えると、栄養が偏らなくなるのでいいですね。
【まとめ】犬に野菜は必要?必要ない?おすすめ野菜の種類や量も解説!
犬にとって野菜は(100%ではないけれど)必要です。
理由としては、犬は肉食よりの雑食動物なので、たんぱく源となる肉魚類以外にも、穀物や野菜でミネラルやビタミンを摂る必要があるからです。
ただし、総合栄養食のドックフードを食べている場合は、必ずしも必要ではありません。
また、野菜を与えるときの注意点として、
- 食事量の10~20%以下にとどめること
- 細かく刻んだり、すりつぶしてあげること
- 場合によっては茹でたり、チンしてあげること
- 持病がある場合は、獣医師に相談すること
などがあります。
愛犬の食事に興味を持つということは、非常に重要なことです。
今日から野菜を取り入れて、健康的な生活を送りましょう!