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【犬の分離不安】症状や上手に留守番ができる3つの効果的な方法

【犬の分離不安】症状や上手に留守番ができる方法【効果的な方法】

「うちの犬は私がいなくなると、ずっと吠えているんです…」

「帰ってくるとトイレを違う場所でしています…」

「留守中のいたずらが激しいんです…」

などの症状は「分離不安」と言い、飼い主様と離れてしまい不安になることで生じます。

トラまりも
トラまりも
ずっと吠えていると近所迷惑になってしまうし、どうしたら治るんだろう…って不安になっちゃうよね。
コロナ禍で在宅ワークが増えた飼い主様が再び出社するようになったことで、分離不安になってしまう子は多くいます。

先日以下のツイートをしました。▼

犬の分離不安(留守中の吠えや粗相、破壊行動…)は多く、留守番がうまくできないため問題となります。
犬のメンタルを自立させるトレーニングをする必要があり、
・短時間の留守番で慣らす
・帰ってもしばらく無視
・運動をたっぷり
・知育玩具をあげる
・音楽やテレビをつけておく
などで対応

この記事では、

  • 犬の分離不安とは何?
  • どういった症状なのか?
  • うまく治す方法を知りたい!

などを解説し、犬が安心してお留守番をできるようになる方法をお伝えいたします。

トラまりも
トラまりも
この記事を書いている私(トラまりも)は、東京で動物病院を運営しております!獣医療には20年ほど携わっています。

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犬の分離不安とは、飼い主様と離れることでの強いストレス反応

犬の分離不安とはストレス反応

犬の分離不安とは、犬が飼い主様など愛着を持っている人と離れてしまうときに生じる、苦痛を伴ったストレス反応のことです。

犬は本来、群れで生活する動物です。

そのため一人になる遺伝子を持っていないので、お留守番は非常にストレスがかかり不安に感じていまいます。

オス犬の方がメス犬よりも分離不安になる可能性は高いと言われています。(オス犬60%、メス犬40%)

分離不安の多くが3歳ごろまでに症状を示し、高齢犬においては不安傾向が強くなると言われています。

分離不安の原因はたくさんある

犬の分離不安の原因として、

  • 生育環境(ずっと誰かが一緒にいて育った、シェルターでの生活など)
  • 恐怖体験(留守中に雷や地震などの恐怖があった)
  • 生活環境の変化(コロナ禍での飼い主様の生活リズムの変化)
  • 加齢
  • 脳や神経の病気

などがあります。

トラまりも
トラまりも
基本的には、飼い主様に依存しちゃっているってことによるよ。

吠えたり、震えたりと様々な症状がある

犬の分離不安の主な症状は、お留守中において、

  • 物を壊す(クッション、机などをぼろぼろにする)
  • 吠えちぎる
  • 様々な場所での排泄
  • 過剰になめる、過剰な毛づくろい(自傷行為)
  • 足や尾を噛む(自傷行為)
  • 震え
  • 落ち着きがない
  • ハアハアする
  • 下痢や嘔吐

など様々な症状が認められます。

また、お留守中だけでなく、留守になりそうな瞬間を予測してなることもあります。

トラまりも
トラまりも
また、飼い主様が帰ってきたときの反応がすごい(興奮しまくる、喜びまくる)といったことも特徴だよ。

分離不安は、他疾患との鑑別も重要です。

例えば、不適切な排泄や皮膚を舐める行動は、膀胱炎や皮膚炎など病気の可能性もあるので、これらが留守中だけに起こるのかどうかを見極めるようにしましょう。

分離不安の効果的な3つの治し方

犬の分離不安~3つの治し方

犬の分離不安の治し方は大きく分けて、

  1. トレーニング(行動修正法)
  2. 薬を使う
  3. 音楽やTVなどでリラックス

の3つがあります。

一つずつ説明していきますね。

①トレーニング(行動修正法)

分離不安を治すためにはトレーニングが必須です。

犬と生活していくうえで、留守番をしてもらうときは多いと思います。

留守番を特別なイベントとして認識してしまうと、犬も不安になってしまいます。

留守番をすることは普通なんだよというようにしつけてあげましょう。

トラまりも
トラまりも
要は、犬のメンタルを自立させるようにトレーニングすることが大事なんだ!

犬が常に飼い主様と一緒にいなくても大丈夫!というように、自立させるつき合い方に改善していきます。

具体的には以下の方法で行います。

在宅中でも無視する瞬間を作る、甘やかさない

分離不安の犬は、過度に甘やかされていたり過保護な状態であることが多いです。

飼い主様が在宅中のときでも一人の時間を作り、それぞれ別行動する時間を持ちましょう。

トラまりも
トラまりも
常に膝の上に乗ってたり、トイレまで一緒!みたいなのは控えた方がいいかもね。

出かけると気づかせないようにする

犬に出かけることを悟られないようにしましょう。

例えば出かける前には、

  • 洋服を着替える
  • 鞄やカギを持つ
  • バタバタ慌ただしい

などの行動パターンがあると思いますが、それを犬が覚えてしまうと、そういったことが起きると飼い主様が出かけてしまうと認識してしまいます。

なので、洋服を着替えても家に居たり、着替えず外出したりして、犬にルーチンを根付かせないようにすることも重要です。

トラまりも
トラまりも
「行ってくるからね。おりこうにしているんだよ!」と言ってめちゃくちゃ抱きしめて出かけるなんて絶対にNG!しれっと出かけるようにね。

帰ってきてもしばらく無視する

分離不安の犬は、飼い主様が帰ってくると過剰に愛情表現する場合が多いです。

なので、帰ってきてもしれっと犬に接するようにしてみましょう。

しばしの我慢、5分もすれば落ち着きます。

粗相をしていても絶対に叱らない

留守中の粗相についても、無視してしれっと片づけるようにしましょう。

犬は粗相をしてから時間が経ったのちに怒られても、なぜ怒られているのか分かりません。

なので、帰ってきてから便や尿が違うところにしてあっても、怒らず無視して片づけるようにしましょう。

トラまりも
トラまりも
しかも怒ってしまうと、さらに犬の不安が増してしまうんだ。

短時間の留守番を繰り返して慣らす

短い時間の留守番を繰り返してみるのもおすすめで、効果的な方法です。

5分、10分、1時間…と慣らしていくようにしましょう。

トラまりも
トラまりも
吠え出したりする前に戻ってくるようにするようにね!ドックカメラなどでモニターしておくといいかも!

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たくさん運動させておく

例えば出かける前などに、散歩に出かけ、思いっきり遊んであげましょう。

単純にたくさん運動すれば疲れて寝てくれることが多いです。

知育玩具や美味しいおやつを普段からあげる

留守番をするタイミングで知育玩具(コングなど)やおやつをあげている場合、「おやつをもらえる=留守番」と覚えてしまうことがあります。

そのため普段から同様の知育玩具やおやつをあげるようにして、そういったことを根付かせないようにしましょう。

②薬を使う

トレーニングと同時に、薬を用いて治療することもあります。

具体的には、

  • 三環系抗うつ薬(TCA)
  • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  • ベンゾジアゼピン系薬

などの精神を穏やかにする薬を使用します。

薬による治療は効果が出るまでに数か月かかることもあります。

また薬の副作用として、

  • 嗜眠(意識混濁)
  • 嘔吐や下痢
  • 食欲低下

などがみられることもあり、容量を減らしたり種類の変更が必要な場合もあります。

トラまりも
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ジルケーンやアンキシタンなどのサプリメントもあります!主治医の先生に確認してみてね!

③音楽、TVなどでリラックス

音楽やTV、ラジオなどをつけたままで出かけることで、抗不安効果やリラックスをできる場合があります。

トラまりも
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分離不安用のリラックスCDとかも売ってたりするよ!

ただ、そういった音や映像に興味がない犬の場合は効果がないので注意していください。

多頭飼いでもありうる

多頭飼いでもありうる

愛犬が分離不安のとき、多頭飼いをすれば留守番のときも寂しくないと思うかもしれません。

ただ、分離不安は犬が愛着を感じている人と離れてしまうことで生じるストレス反応のことです。

なので、近くに飼い主様以外の犬や猫、人間がいたとしても、不安を抱くことには変わりはないです。

愛犬の分離不安の改善のために多頭飼いをしても意味はないと思われます。

症状の改善には時間がかかる

不安の程度や発症してからの期間などにもよりますが、トレーニングや薬物療法ですぐなおる!というわけではありません。

症状の改善には数週間~数か月程度かかることが多くあります。

そのため、根気強くトレーニングをしていく必要があります。

トラまりも
トラまりも
疲れたな…と思ったら、積極的に獣医さんやトレーナーさんに相談しよう!

【まとめ】犬の分離不安の症状や上手に留守番ができる方法

犬の分離不安は、大好きな飼い主様と離れてしまうことで生じます。

ベタベタくっついて来てくれると、かわいいな!と感じてしまうかもしれませんが、過度な依存は分離不安を引き起こしてしまいます。

留守番中に、過度に吠えたり、粗相したり、物を破壊したり…と不安による行動が多く、上手に治していくためにはトレーニングが非常に重要です。

ただ、すぐに治るわけではなく、数か月程度かかる場合もあり、根気強く行っていく必要があります。

治すのに夢中になるあまりに、愛犬にそっけなくなりすぎるのには注意しましょう。

トラまりも
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