猫と言えば、「リンリン♪」となる鈴が付いているイメージがありますよね。
でも、これってストレスではないのか?ちょっと疑問ですよね…
この記事では、猫の首輪の鈴について、
- ストレスを感じているのか?
- 付けるべき?or付けないべき?
などを解説しています。
愛猫の首輪の購入を考えている飼い主様は、ぜひ読んでみてください。
目次
猫にとって首輪の鈴はストレス?
猫の首輪に鈴がついていると、とてもかわいいですよね(●’◡’●)
でも、自分の首にずっと鈴がついていると思うと、ちょっとストレスに感じてしまいそうですよね…
これは猫も同じと思われます。
人の可聴域(耳が聞き取ることのできる周波数)と猫の可聴域は違うので、ちょっとした音がすごい音で聞こえている可能性もあります。
具体的に、人と犬猫が聞き取ることのできる最大周波数は、
- 人:2万3000ヘルツ
- 猫:6万4000ヘルツ
- 犬:6万ヘルツ
と言われており、猫は人の約3倍の音域を聞き取ることが可能なのです。
また、意思疎通のため、生後3週齢の子猫は10万ヘルツ、出産後から授乳期の母猫は8万ヘルツというより広い音域を聞き取ることができます。
そのため、鈴の音色を不快に感じている可能性も高く、嫌がる場合には外してあげる必要があります。
鈴付き首輪をする際の注意点
鈴付きの首輪をする際には、いくつか注意点があります。
初めてする場合には目を離さないように
初めて鈴付き首輪をつける場合には、嫌がってしまうことが多く、取ろうとしてケガをする可能性があります。
また、さるぐつわ状態になってしまうこともあるので、慣れるまでは目を離さないようにしてあげましょう。
重さはなるべく軽いものを
首輪や鈴は、なるべく軽いものを選んであげるといいですね。
わずかではありますが、鈴自体の重さも首への負担へとつながります。
おうち首輪の様な軽量素材で、常にしておけるものを選ぶのも方法の一つです。
音がなるべく控えめなものを
音が小さな鈴もあるので、控えめな音のものを選ぶようにしましょう。
取れないように
鈴が取れてしまい、間違って食べてしまうこともあります。
その場合には、最悪手術になってしまうことも…
しっかり付いているのか?定期的にチェックをしましょう。
外猫はNG
外出する猫にとっては、鈴が狩りの邪魔になるので、つけないほうがいいですね。
うちは鈴なしの首輪をしています
鈴がストレスとなる可能性もあるので、うちは鈴なしの首輪を装着しています。
そもそも鈴の目的は「猫がどこにいるのか?」把握できるようにしているものです。
ただ、完全室内飼いの猫の場合、大体毎日おんなじ位置にいるので、その必要はないかもしれません。
ということで、うちでは鈴のない首輪をしています。▼
【まとめ】猫の首輪に鈴はストレス?付けるべき?嫌がる猫も多い『鈴』について獣医師が解説!
猫の首輪に『鈴』は定番でもありますが、ストレスになってしまう可能性もあります。
個人的には、鈴なしをおすすめしますが、鈴をつける場合には、なるべく音の小さい小ぶりなものにしてあげるといいですね!
【参考資料】
- 今泉忠明,猫脳がわかる!,文春新書,2019