「愛犬の赤チンが戻りません…」
「ぬいぐるみと遊んでいたら、チンが出てしまいました…」
「赤チンの戻し方を教えてください!」
など、愛犬の赤チンが出てしまい、どうすればいいのか?悩まれている飼い主様は多いです。
■本記事の内容
- 犬の赤チンが出る理由
- 赤チンが出たときの対処法
- 動物病院に行くタイミング
犬のチンが出てしまった場合には、あわてず読んでみてください。
愛犬の赤チンが出る理由とは?
オス犬を飼っている方なら、チンが出っぱなしになった愛犬を見たことがあるかもしれません。
あまりにも大きくて赤く、びっくりすることもありますが、意外とよく出てしまいます。
その理由として、
- 興奮している
- 発情している
などがあります。
ぬいぐるみやタオルなどに腰を振っていたあとに出てしまうことが多く、通常は興奮が落ち着けば数分で自然と元通りになります。
ただし、場合によってはこすれて出血したり、腫れて戻らなくなってしまうこともあります。
これを『嵌頓包茎(かんとんほうけい)』といい、大きくなったチンに包皮の毛が絡まってしまうことも戻らなくなる理由の一つです。
放置しておくと、血流障害や乾燥でチンが壊死してしまうこともあり、すぐに直してあげる必要があります。
自宅での犬の赤チンの戻し方
基本的には、動物病院で直してもらった方がいいですが、自宅で赤チンを戻せる場合もあります。
興奮している場合には、ぬいぐるみなどを取り除いてあげると、数分後に元通りになることも多いです。
少し様子をみても出っぱなしの場合には、人が介助し直してあげる必要があります。
人が二人いる場合には、一人が背後から犬を立たせて、一人が犬の包皮(チンの皮)を上にギュッと持ち上げるようにしましょう。
こんな感じです。▼
ただ上に引っ張るだけだと戻りが悪いので、チン付近を濡らしてすべりをよくしてあげるといいです。
お風呂場で行ったり、ペットシーツを敷いて、その上でひしゃくでぬるま湯をかけて行ってもいいかもしれません。
動物病院に行くべきとき
上記方法で戻らない場合には受診をしましょう。
あまりにも赤く腫れあがっている場合や時間が経っている場合には、戻す際に痛みをともなうこともあるので、最初から動物病院で直してもらった方がいいです。
また、戻した後も再度出てしまったり、本人が気にして舐めている場合などは受診した方がいいです。
動物病院においては、通常上記のように濡らしたり潤滑剤をつけて戻してあげますが、痛みが強い場合には、麻酔をかけることもあります。
壊死してしまった場合には、陰茎を一部切除する手術を行う場合もあります。
【まとめ】犬の赤チンが戻らない!チンが出る理由や戻し方を画像を用いて解説!
オス犬においては、赤チンが出てしまい、戻らなくなってしまうことがあります。
その理由として興奮や発情があります。
すぐに戻してあげないと、乾燥と血流障害から、チンが壊死してしまうこともあります。
なかなか戻らない場合には、動物病院を受診するようにしましょう。
【参考資料】
- Michael M Pavletic1, Susan A O’Bell,Subtotal penile amputation and preputial urethrostomy in a dog,J Am Vet Med Assoc. February 2007;230(3):375-7.