「ペットとの防災って何をすればいいのだろう…?」
「準備しなきゃと思うけど、なかなか用意ができない…」
などと、ペットとの防災を考えてはいるけど、具体的に何をすればいいのか分からない…という飼い主様は多いです。
この記事では、実際に災害にあわれた、ナナ様とチハルちゃんの貴重な体験談を紹介しています。
実際に体験したからこそわかる、生の声をお伝えいたします。
まだ、ペットとの被災について考えたことのない方は、是非読んでみてくださいね。
目次
2011年3月11日東日本大震災【災害時の様子】
地震発生当時、私は青森県五戸町(ごのへまち)という町に住んでいました。
仕事で車の運転しているときに、すごい揺れが襲ってきました。
慌てて車を止めて周りを見渡してみると、他の車も停車しており、みんな手に携帯電話を持って電話をしていました。
会社に戻ると、停電していることに気がつきました。
みんな急いで退社し、自分も猫たちだけで留守番している我が家に帰りました。
家に帰ると、すみっこで隠れている猫達を見てホッ…とした記憶があります。
怪我がないか確認したあと、猫達を大事に抱きかかえました。
幸いにも近くに海はなく、津波の心配はありませんでしたので、帰ってきた家族と猫達と一緒に停電した自宅で過ごしていました。
災害時、愛猫と一緒に過ごす上で大変だったこと
災害時、最も大変だったのは食料の確保です。
どこのお店も開いてなかったり、開いていても食べ物がなかったり、物が散乱したり…
停電しているので、懐中電灯を持って行動しながら探しました。
もちろん、猫達の食べ物も売っていませんでした。
常日頃から猫たちの食事をもっと用意しておけばよかった…と思いました。
また、うちは猫の多頭飼いなので、トイレをみんな失敗するようになってしまったのも大変でした。
災害時、何があればよかったのか
人間と猫たちの食料や電源のいらないストーブ、懐中電灯やライトです。
人の食べ物はインスタント食品でも大丈夫ですが、ペットには人のものをあげられないので、ある程度のキャットフードのストックは必要だと通感しました。
また、冬でしたので、夜はとても寒かったです。
電源のいらない反射式ストーブや薪ストーブが必要でした。
あわせて布団や毛布も必要です。
暗闇の中だとみんなストレスが溜まってしまうので、ライトも重要でした。
再度の災害にそなえていること【愛猫との防災】
再度の災害に備えていることは、ペットの食料と避難したときの預け先です。
猫達の食べ物については、常に多めにキャットフードを準備しています。
今回の地震で最も考えたことは、ペットの預け先です。
災害時には、動物病院やペットサロンも閉まっているので、預かってくれる知り合いを探す必要がありました。
あまり近いと、同じように避難を余儀なくされているので、ある程度の地理的な距離がある友人がいるといいですね。
ペットオーナーのみなさまへ~日頃からの備えが重要!
犬や猫などのペットは、言葉が通じないので、災害時にはとても不安でいると思います。
飼い主さんもとても不安だと思いますが、その気持ちはペット達にも伝わってしまいます。
どうか、日頃からきちんと災害にそなえて、いざという時に少しでも落ち着いていられたら…と思います。
大好きなペットが健康で幸せそうに暮らしている姿を見るのは、やはり嬉しいです。
今日から防災対策をしておくことをおすすめいたします。