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【猫のあごニキビ】黒い点がたくさん!汚れたりはげたりする「ざそう」の治療法とは?

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「猫のあごに黒いツブツブが!」

「あごにカサブタみたいなのがあります…」

「汚れかな?どうやって取ればいいかな?」

など、猫のあごの下に黒いツブツブが!ということはよくありますが、どうしてあげればいいのか悩んでしまいますよね。

トラまりも
トラまりも
皮膚病なのかな?動物病院に行くべきかな?って不安になっちゃうよね。

先日、猫のあごニキビについて、以下のツイートをしました。▼

猫の顎ニキビ(ざそう)やスタッドデイル(尾腺過形成;尾の付け根がベタベタ)は、去勢していないオス猫に多いです。

脂の分泌が多いことが原因。

軽度の場合には、ホットタオルなどで優しく拭きとって対応してあげましょう。

血が出てたり、痒みやただれをともなう場合には、動物病院で洗浄+薬

■本記事の内容

  • 猫のあごニキビの原因
  • 治療法や動物病院に行くタイミング
  • 自宅でできる対処法

猫のあごニキビは、比較的よくみられる疾患です。

治療が必要な場合もありますので、愛猫の唇に黒いツブツブを発見!した飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。

猫のあごニキビの原因は不明

猫の顎ニキビの原因とは?

猫のあごニキビは、獣医学的には「ざ瘡(ざそう)」と言われる皮膚疾患です。

黒ごまみたいなツブツブがあったり、かさぶたやできものを認める場合もあります。

下顎とくちびるに隣接した皮膚によく発生します。

このツブツブの正体は「脂のかたまり」で、毛穴につまった皮脂が黒ずんでいる状態です。

ざそうの原因は分かっておらず、

  • 毛づくろい(グルーミング)不足
  • 脂の分泌過多
  • 角化不全(皮膚のターンオーバーがうまくできない)

などの素因が原因として考えられています。

これにストレスやウイルス感染、発情などが加わって発症する?とも言われています。

はじめのうちは見過ごされることが多く、猫が痒がっていたり、出血している!などによって気づかれることが多いです。

トラまりも
トラまりも
ざそうの好発品種や性差はないですが、1歳以下の去勢していないオス猫に多い傾向があります。

あごニキビはうつる?

安心してください!うつりません!

猫のあごニキビは、自身の脂の分泌における問題です。

犬や猫など他の同居動物や人間への感染の心配はありません。

あごニキビのケア方法~自宅での取り方

顎ニキビのケア方法~自宅での取り方

症状がない、もしくは軽度であれば、美容上の問題のみとなり治療は必要ありません。

ただ、たくさん脂が貯まってくると二次感染を起こし、治療が必要になる場合もあります。

あご下が汚れているな…と感じる場合には、ホットタオル(適度に温めた濡れタオル)やぬるま湯に浸したガーゼなどで優しく拭きとって、清潔にしてあげるようにしましょう。

トラまりも
トラまりも
歯ブラシやくしで取ろうとする方もいらっしゃいますが、皮膚に傷がついてしまうので行わないようにね!

動物病院に行くべきタイミング【ざそうの治療法】

自宅での初期治療がうまくいかない場合や、発見時すでに皮膚炎(赤みやかゆみ、出血など)を起こしている場合には動物病院での治療が必要です。

部分シャンプー(角質を溶かすシャンプー)や軟膏(抗菌剤など)で治療することが多く、被毛が長い場合は毛を剃ることもあります。

【猫のシャンプーは注意!】

猫は水が嫌いな動物です。

シャンプーによって強いストレスがかかったり、場合によっては命を落としてしまうこともあります。

部分洗いも嫌がる子がいますので、できなければ無理に行わず、主治医の先生に確認するようにしましょう。

適切な治療をしても治りが悪い場合には、他の病気(ニキビダニや疥癬などの感染症、腫瘍、アレルギー性皮膚炎…)ではないかをしっかり確認します。

猫のあごニキビの治療は、適切に行えば数週間で治ることが多いですが、管理は生涯にわたるときもあります。

【まとめ】猫のあごニキビの原因や治療法

猫のあごニキビは、脂がたまってしまう皮膚疾患です。

感染症が生じると、痒みや赤み、出血などを起こすこともあり、シャンプーや軟膏などによる適切な治療が必要です。

無症状や軽度の場合には、治療をしないこともあります。

愛猫のあごの下に黒いツブツブがある!ときは、ホットタオルなどできれいにしてあげるようにしましょう。

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