「ペットとの防災って何をすればいいのだろう…?」
「準備しなきゃと思うけど、なかなか用意ができない…」
などと、ペットとの防災を考えてはいるけど、具体的に何をすればいいのか分からない…という飼い主様は多いです。
この記事では、実際に災害にあわれた宮腰様とノンコちゃんの貴重な体験談を紹介しています。
実際に体験したからこそわかる、生の声をお伝えいたします。
まだ、ペットとの被災について考えたことのない方は、是非読んでみてくださいね。
目次
自宅でブッラクアウトという災害にあった
2018年9月6日に発生した北海道胆振(いぶり)東部地震。
厚真町(あつまちょう)で震度7を記録しました。
私の住んでいる町は震度3で、体感に感じる揺れはあまりありませんでした。
深夜3時ころでしたので、家族みんな熟睡していました。
愛犬もいつもと変わらず、特におびえた様子もなかったです。
朝になると、電気が全て止まっていました。
避難場所はありましたが、犬を連れて行ってもいいのか分からなかったため、自宅待機していました。
災害時、愛犬と一緒に過ごす上で大変だったこと
電気がすべて止まってしまっていることが大変でした。
我が家の犬は尿路結石を患っており、1日に水分を最低でも1.5リットルは摂る必要がありました。
水のみでは摂取しきれなかったため、ヤギの粉ミルクもあげていました。
しかし、電気が使えないのでお湯を沸かすことができません…
命にも関わることなので不安でいっぱいでした。
こんな日が何日も続くと思うとゾッとしました。
散歩も家の周りくらいしかできず、大型犬なため、運動量が少ないのがかわいそうでした。
災害時、何があればよかったのか
犬のエサです。
そろそろなくなりそうで買わなくては…と思っていた矢先の出来事だったので、予備のエサを買っていなかったので頭の中が真っ白になりました。
うちは治療食なので、簡単にすぐ買えるものではありませんでした。
また、スーパーやドラックストアにも行きましたが、長蛇の列で買えるものも決まっていました。
コンビニでやっと普通食のエサを見つけて購入することができました。
これでも、食べないよりはいいのであげていました。
そのため、エサの常備は必ずあった方がいいと思います。
再度の災害にそなえていること【愛犬との防災】
エサは必ず多めに買っておくことにしています。
治療食ならなおさらおすすめします。
また、災害にあってから、自分の名前と電話番号が記載されているチャームを犬の首輪に付けています。
今、検討しているのがマイクロチップです。
はぐれてしまったときのために、そして、もし死んでしまったとしても必ず再会することができると思うからです。
大事な家族の一員なので、守るという意味でもできることはやってあげたいと思っています。
犬が怖がらないように灯もあるといいですね。
ペットオーナーのみなさまへ~日頃からの備えが重要!
災害は自分の身にいつ起こってもおかしくない時代です。
ペットを連れて行ってよい避難場所など前もって調べておくといいと思います。
飼い主の連絡先や名前が記載されている首輪やマイクロチップはおすすします。
エサやおやつの常備もしておいて損はないと思います。
災害時はお店の人たちも同じ状況なので、買いたいものも買えません。
「備えあればうれいなし」という言葉が、本当にその通りだと私自身も心からそう思います。