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【犬のワクチンの副作用】注射後ぐったり?症状や動物病院に行くべきときを解説

注射の副作用とは?

春になると、狂犬病の予防注射や混合ワクチン、フィラリアの予防などで動物病院に行く機会が増えますよね。

注射を打って家に帰ったあと、

「顔がパンパンに腫れてきたような…」

「打った場所を触ると嫌がる、痛がる…」

「なんだかぐったりして元気がない…」

ということはときどきあります。

トラまりも
トラまりも
ワクチンの副作用かな?動物病院に行ったほうがいいのかな…?と不安になっちゃうよね。

先日、以下のツイートをしました。▼

ワクチン接種は午前中がいい
重篤な副作用は、打ってからすぐ~1時間以内に出ることが多いですが、
・顔が腫れたり
・何度も吐いたり
・全身をかゆがる
などは数時間後に出ることもあります。
アレルギーを抑える注射で対応できます。
夕方に注射すると、動物病院がやっていない場合も多いので注意

■本記事の内容

  • ワクチンの副作用ってどういった症状?
  • どういう状態なら動物病院にいくべきなの?
  • 自宅で様子をみるのはどんなとき?

愛犬のワクチン接種後、どういった状態なら動物病院に行くべきなのか?不安な方は是非読んでみてくださいね。

一刻も早くどうすればいいか知りたい方は、【まとめ】へジャンプ!

【犬のワクチンの副作用】震えや顔が腫れる…などたくさんある

【犬のワクチンの副作用】震えや顔が腫れるなどたくさんある

ワクチンを打った日は、元気がなかったり食欲がなかったり…ということはよくあります。

私たち人間も、ワクチンを打った日はなんとなくだるかったり、打った部位に痛みを感じたりしますよね。

犬もおんなじです。

トラまりも
トラまりも
ワクチンを打ったあとに元気がなくなったり、ごはん食べなかったり、ずっと寝ている…ということはよくあるんだ。

ただ、中には強くワクチンの副作用が出てしまう子もいます。

ワクチンの副作用の一例
  • 顔やマズル(口吻)が腫れる
  • 注射を打った部位が腫れる
  • 全身が赤くなる、痒くなる
  • 呼吸が速くなる
  • 打った部位や体を触ると嫌がる、怒る、痛がる
  • 体のどこかに触れるとキャンキャンいう
  • 元気や食欲がない
  • 下痢や嘔吐をする
  • 震える、すみっこから出てこない

「どんな症状なら動物病院に行くべきか」を文章にするのは、とても難しいです。

なぜなら症状は千差万別ですし、症状のとらえ方も飼い主様ごとに異なるからです。

そのため、上記の副作用の症状が出た場合には、基本的には動物病院に連絡してもらった方がいいです。

また、ワクチンの副作用には、数日続いてしまうものもあります。

例えば、打った場所を触ると痛がったり、嫌がったりすることなどです。

あまり触らないようにして、様子を見てあげるといいですが、まれにそこの部位がしこりになってしまうこともあるので、痛みが続くときは受診するようにしてください。

【重篤な副作用】アナフィラキシーショック

ワクチンを打ったあと、まれに重篤な副作用(アナフィラキシーショック)が起きることがあります。

アナフィラキシーショックは、おおよそ打ってから数分以内(~1時間以内)に出ることが多いです。

アナフィラキシーでは、

  • 呼吸ができない
  • けいれんする
  • 虚脱(力が入らずぐったり)

などの症状が出ることがあり、すぐに治療をしないと命に関わることがあります。

トラまりも
トラまりも
アナフィラキシーが出るとしたら、打ってから30分位以内であることがほとんどなので、お会計を待っている間とかに異変があったら、すぐに獣医さんに言ってね。

【ワクチンアレルギー】なぜワクチンで副作用が出るのか

【ワクチンアレルギー】なぜワクチンで副作用が出るのか

ワクチンアレルギーとは、ワクチンを打ったことにより起こる、体の異常な免疫反応(副作用)です。

トラまりも
トラまりも
ワクチン接種は、弱めた病原体を注射して、免疫を得ようとするしくみだよ。だけど、体が「やっつけなきゃ!」と異常に防御しようとすることで体に変な反応が起こることがあるんだ。それが、ワクチンアレルギーだよ。

ワクチンの副作用は、打ってから数分~半日以内に出ることが多いです。

人気犬種の「ミニチュアダックスフンド」での発症が多いと言われています。

ワクチンアレルギー(副作用)は、

  • ワクチンを溶かす基剤
  • ウイルスを増やす時に使う培養液

が原因で起こると言われています。

ワクチンの副作用の予防はできないのか

一度ワクチンアレルギー(副作用)が出てしまった子には、

  • 違う種類のワクチンを打つ(基剤が変わるため)
  • ワクチンの種類を減らす(9種から6種などに減らす)
  • ワクチンを打つ前にアレルギーを起こしにくくする注射を打つ

といった対応ができる場合があります。

必ずしも予防できるというわけではありませんが、主治医の先生に相談するようにしましょう。

犬のワクチンは午前中に打つべき

ワクチンアレルギーを予測して予防することはなかなか難しいです。

そのため、

  • 体調のいい日に
  • なるべく午前中に(何かあったら動物病院がまだやっています)
  • 打った後は安静にする(抱っこして帰るなど)
  • 心配な方は、数時間動物病院に預けて見ててもらう

というように対応するといいですね。

アレルギーが出やすかったり、病気の影響で受けられない子は、混合ワクチンをやめたり、狂犬病の猶予証明書を出してもらうこともできます。

主治医の先生に相談してみてくださいね!

【まとめ】犬のワクチンの副作用

上記でも説明したように、ワクチン接種をすると、

  • いつもより元気がなくなる
  • 打った場所付近を触ると痛がる、嫌がる、怒る
  • 食欲がやや落ちる
  • ずっと寝ている

などということはよく起こります。

ワクチンとは病原体を注射しているわけなので、体がだるくなるのは当然です。

なんとなく元気がない場合は、早めに寝かせてあげるといいですし、フードを食べない場合は、無理に食べさせなくてもいいでしょう。

ただし、

  • 何度も何度も吐いている場合
  • 顔が腫れてきたり、全身を痒がったり赤くなってきた場合
  • 明らかにぐったりしている、様子がおかしい場合

などは、すみやかに動物病院に連絡しましょう。

トラまりも
トラまりも
どうすればよいか分からないときは、主治医の先生に確認してみてね!

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